香ばしさ

我が国にはサルサという音楽の起源が日本にあるなどという、あまりにも愚かな発言をする人間はまずいないであろう。それは、紛れもなく、そのルーツを辿り学ぶという姿勢を持ち続けるからである。そして、学べば学ぶほど、その道が深いことを知るのである。


あえて本ブログでは取り上げて来なかった香ばしい物件。日本で剣道を学び、その精神を少なからず叩き込まれた人間として、インターネットを通じて流布されるこの様な情報をあえて今回は取り上げたい。


KUMDOと某国では呼ぶ伝統武術、その起源は某国にありと唱える。そして、各国で吹聴してまわり組織を次々と立ち上げる。全世界で、某国起源の武術として愛好家が増えてゆく。このページを見よ。これが少なからず全世界で流布される情報の一部なのである。少なくとも数年前までは、このページの片隅に某国の情景として我が国を代表する白鷺城(姫路城)が掲げられていた。いったい何なのだ、この国は。


恐らく日本人であれば、剣道の起源は戦国の世にあり、日本刀という日本独自の武器などを中心とした武術にあることを知られていると思う。そして、剣道では剣の理法の奥にある武士の精神を学ぶ事が大切である。だから、常に礼儀作法に厳しく己に厳しい精神を叩き込まれるのである。詳しくは全剣連国際剣道連盟をご覧頂きたい。


CABEZÓNは別に国粋主義者ではないし、妄信的な愛国者ではないと思う。では有りながらも、某国の明らかなる文化的侵略行為には、断固として立ち向かう必要があることを唱えたい。諸外国に映る姿を知るにつけ、この出鱈目さを滑稽と感じているだけでは、いずれこの国は文化的にも植民地と化するであろうとの危惧を強くするのである。


Editor CABEZÓN


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