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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
全く意味不明。何故バス旅行???
ノルウェー滞在4日目。
この日土曜日は、インタビュー調査はない。
ゆっくりとホテルの朝食をいただく。
金曜日までの3日間は、朝食のレストランに100人以上いて、ごった返していたが(自分の席を確保するのも苦労するぐらい)、土曜日は20人弱で、ひっそりしている。
オスロを9時に出発。定刻通り。
平日3日間のハードワークが効いてきたのか、乗り心地が良すぎたのか、瞑想していたら、爆睡していた。
10時30分に、車掌に起こされる。
回りの乗客はすでにいない。
焦りまくる。
車掌から、この電車はこの先行かないから、バスに乗ってチョーダイと。
せっかくの直通電車なのに、何故バスなのか、意味不明。
そのバスも4台スタンバイしている。
皆先に乗り込んで座っているので、空いている1台のバスに。
嫌な予感がしたので、念のために、このバスは、ヨーテボリに行くよねと運転手に聞くと、
行かないよ、の返事。
また焦って、すぐ前のバスに乗り換える。
もう座席はひとつしかない。
やはり常に確認が必要だ。運転手に聞かなければ、今頃、ヨーテボリに着く前に、オイテケボリをくらっていたことになる。
山の中を、猛スピードでバスが走る、走る。
曲がるたびに、無造作に置かれたトランクやバックが倒れる、倒れる。
リムジンバスではないので、トランクは倒れ放題。
どこに連れて行かれるのか、皆不安そう。
私も、このまま日本に返してもらえないのではないかとめっちゃ心配する。
1時間15分ほど、バスに揺られた後、ノルウェー鉄道のある駅に到着。
良かった。これで、拉致されずに済んだ。
車掌が涼しい声で、何かアナウンスをしているが、何故我々を強制的なバス旅行に参加させたのかについての説明がない。
その後、車掌が、乗客の一人一人に呼び止められ、口々に、理由を聞いていた。
私だって聞く。被害者なのだから。
車掌は一言。<線路工事だよ!>と。
ノルウェーは、すごい国だ。
乗客に対するサービスよりも、工事を優先したのだ。
日本ならば、夜中に工事をするであろう。労働者の人権が優先され、乗客はないがしろに。
あとで聞いて分かったことだが、スウェーデンでもよくあることらしい。
私にとっては初めてのことだったので、驚き倒した。
後半猛スピードで走ったので、ヨーテボリには30分強の遅れで到着。
やれやれ。