川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

三日月小理科部・はじまりの歌

2009-07-02 18:36:19 | 自分の書いたもの
嵐の中の動物園  三日月小学校理科部物語(1)嵐の中の動物園 三日月小学校理科部物語(1)
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発売日:2009-07-15
もうじき出る「嵐の中の動物園──三日月小学校理科部物語」が、表紙画像付きで予約可になっていました。

さらに引き続き、「はじまりの歌をさがす旅」。
はじまりの歌をさがす旅
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発売日:2009-07-25



支配なんかしねェよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ

2009-07-02 10:44:21 | ひとが書いたもの
ONE PIECE 巻52 (ジャンプコミックス)ONE PIECE 巻52 (ジャンプコミックス)
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発売日:2008-12-04

月曜日の読売新聞夕刊。
「マイ・ヒーロー」という欄で、ワンピースのルフィのことを語りました。

見出しは、「支配するな、されるな」

子どもと一緒に読んでいる醍醐味で、「おおっ、このシーンに反応するかな」というのが常に興味としてあるのだけれど、このエントリのタイトルのセリフ、子どもたちはスルー。

いつか届いてほしい……と願うモノなり。

ちなみに、冥王シルバー・レイリーさんの問いかけに答えたもので、たぶん52巻あたりに出ているはず。

検索したら、ドイツ語版もアマゾンで手に入るのですね。おまけにそんなに高くない……。
One Piece 52One Piece 52
価格:¥ 646(税込)
発売日:2009-11



PTAを退会しました。

2009-07-01 08:59:46 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
R0011016R0011014さて、唐突ですが、これまで属してきた自分の単位PTAに退会届を出しました。

2週間ほど前の話です。

書面で伝えたことを、簡単に書いておくと──

1、6月いっぱいでPTAを退会する。
2、7月なかばに一時転居するため、会員資格を失うが、転居のための退会ではなく、自分の都合で退会する。
3、わりとすぐに戻ってきて、ふたたび会員資格を得ることになるが、しかし、その場合も自動的な入会はしない。
ということ。


一時転居の話は、また近いうちに。
で、それはそれとして、退会に至る理由はいろいろあるのだけれど──
一番大きいのは、自分がこれまで5年と少しかかわってきた間、なんとか「よく」しようとしても、むしろどんどんPTAのありようがきつくなってきてしまったこと。

これは、「決してそんなことないよ」(あんたがやってきたことは無駄になっていない)と言ってくれる人も結構いるのだけれど、例えばぼくが入会した時の委員決めの際に配られた参加希望調査票と今のそれでは、今の方がずっと「脅迫度」が高い。この一点においても、無力感に苛まれる。

選ぶ側も「かならず選ばねば」という強迫観念に駆られてやむにやまれずやっているわけで、「こうなってしまうのも分かるから難しい」というのが、よく聞く言葉。ぼくも合意する。

ただ、難しいのは当然として、選ぶ側も選ばれる側も不幸になっている今の仕組みをどうにかするには、全員参加型絶対義務のPTAのありように風穴を開けるしかない、というのが信念。

ぼくが役員をしている間に、少なくとも3人に「やめたい」と相談された(軽くやめちゃおうかなー、とぼやくのを聞いたのなら10人ではきかない)。

ぼくは、真剣に考えている人には、「やめることはできるし、それによって子どもにしわ寄せがいくようなこともない」と言ったのを覚えている。なにしろPTA規約の会の目的の欄には、「児童の健全育成」という言葉もあって、「会員の子どもの健全育成」ではないのだから。

けれど、結局だれもやめなかった。判で押したように「子どもがいじめに遭うかもしれない」という懸念を口にしていたのが印象的だった。

たまたま、今年、一時的に会員資格を失う予定で、PTA活動をできないぼくは、「やめ時」でもあるなと考えていたので、総会において「入退会規定をつくる」提案をした上で、自分自身も一度やめるつもりだということを予告しておいた。

というわけで、本日よりしばらくの間、非会員です。
ちゃんと、受理されていれば……だけど。
もっとも、任意の団体であるPTAは、本人の意志で抜けることができるのが原則なので、「事実」としては、非会員になったと言い切ってよくて、しかし、会の処理として非会員として扱ってもらえるかどうか、というのはまた別問題、ということです。

今年度中にまた会員になっている可能性もかなり高いと思っているけれど、今は非会員の立場を謳歌することとするのです。

役員をやめたからできることが、昨年度はたくさんあった。
個人として、教育長や区のPTA担当者と意見交換したり、地域有力者と話をしたり、あちこちから声をかけてもらって講演をしたり。

非会員だからできること、というのもまたありそうな気がしている。おそらくそれは、「中」にいるより幅広い目で、物事をみて、この会のことを広く深く理解することにつながることだろうと予感する。

で、その予感よりもなによりも、うれしいのは、日Pの会員でもなくなったってことですかね。本当に日Pは掛け値なしにやめたかったのだもの。

一方、心苦しいのは、たったこれだけのアクションでも、現執行部においてさんざん議論の時間が必要になっているようであること。追従者が出てきたらどうするかとか、考え始めるとたしかにきりがない。
けれど、それはむしろ健全なことであり、なのにPTAの今の組織のありようが、全員参加を前提としているところに問題があるわけで、それをどう考えていくかというのは、どんな執行部にとっても重たい話だ。

あんたがやれよ!と言われそうなのだけれど、ぼくはやりたくてもやらせてもらえなかった。
ほんとにねじれている。
自分がやるべきことを、人に押しつけているということでもあり、こればかりはごめんなさい、と言うしかない。

ぼくには腹案がある。
それはもう2年前からあったけれど、この半年くらいでさらにシンプルに、さらに本質的になってきたと思う。
ディテールは詰めなきゃならないところは沢山あるけれど、たぶんちゃんと働く、ゆるい仕組み。
それを時間をかけずに導入するプログラムも含めて。

要は精度の高い見極めと、覚悟。
メンツをつぶされるとか言い出す人に、PTAの現況を丹念に説明し分かってもらったり、頭を下げる作業も含めて、実はみんながwin winになって、なにより、PTAって親も先生も笑顔になり、当たり前だけれど、子どものためになるんだと実感できるようなものにするための一連の仕事。

再び会員になった時、そういうことができるだろうか、そのような機会を得られるだろうか、というのは運次第、だろうな。

なにはともあれ、非会員です。
また、会員になることができるかもふくめて、未来は霧の中。
いずれにしても、子どもが小学生である間は、その時その時の立場から、発言し続けます。

実は非会員でも、PTAは無縁じゃないのだなあと、さっそく実感しているところ。
たとえば、学校支援についての「係」をPTAが組織として独占し、非会員はやりたくてもできないのは、おかしいのでは? とか。

やめただけで、そのように「義務」と思われがちなことが「かかわる権利」と見えてくるのも発見。

なんだか、やたら脈略なく長くなるので、とりあえずはこのあたりで。

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注・ぼくは役員になると決めたあたりかはら、自分の単Pでの活動について、ブログでほとんど書いてこなかった。でも、今後は、自分なりの節度を持って、語るかもしれません。とりあえず、きょうのこのエントリが第一弾。ということになるのかな……。とはいえ、今日書いたくらいのさじ加減以上に、突っ込んで書くことはないと思うけれど。
いずれにしても、こういった文章については、本当にリアルで顔を合わせている身近な人たちにも見てほしいなと感じている。

あと、やっぱり、お約束でこの本の紹介!
PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)
価格:¥ 819(税込)
発売日:2008-10


そして、最近の論考の紹介。
http://blog.goo.ne.jp/kwbthrt/d/20090515