
帷子川(かたびらがわ)沿いのマンションの近くに
百日紅(さるすべり)が10本ほど植えられ、いま花盛りです。
この川沿いを10年ほど歩いていますが、これだけまとまって
咲いた百日紅を見るのははじめてでした。
百日紅は木の成長に時間がかかり、ここに植えられてから
かなりの年数がたっているとみました。
散歩中に10軒に1軒の割合で百日紅が咲いていますが、
ほとんどが若木で花が少なくさびしいです。

マンションから上流の橋のたもとに濃紅色の百日紅が
咲いていました。
これほど木いっぱいに鮮やかに咲く百日紅は珍しく、
思い切ってカメラを近づけました。

小さな球形のつぼみが割れて、枝先の円錐花序に紅色の花を
次々と開く有様を見つめました。
加賀千代女が詠んだ句を紹介します。
明日もあるに百日紅の暮れをしみ