牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

繁殖雌牛の育成(17)

2009-04-20 17:13:18 | 雌牛



⑧日光浴をさせる。
日光浴は、家畜に限らず必要である。
牛の体内で蓄積されるビタミンBなどは、暗い畜舎よりも直射日光を浴びる方が多くを蓄積できて、強健な体調維持には極めて重要であり、順調な受胎に深く影響をもたらしている。
そのため、和牛繁殖農家などでは、庭先に長時間繋いで、足腰を鍛えると同時に日光浴が昔から行われ、現在でも引き運動以上に実施されているようである。
多頭化では、運動場付畜舎にすることや、天井を高くするなど、採光を取り入れる工夫も重要である。
放牧管理では、日光浴の必要性もなく、高い受胎率と成っていると聞く。