牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

曽於の子牛たち

2008-11-30 00:38:18 | 素牛






今朝、何年ぶりかに曽於から子牛たちが着いた。
曽於牛は、揃って発育がよく過肥でもなく、強健で肥育するにはトラブルも少なく、順調に増体することで定評がある。
ところが、久しぶりに導入した曽於牛は、写真の通り、全体は揃っているものの、かなり栄養状態が良好なのである。
余分な脂肪がたっぷりで、これから粗飼料で腹づくりするには、多少難儀しなければならないのではと案じているところである。
これまで、曽於牛はスリムに発育が良いことで定評があったはずである。
素質よりも価格優先?、曽於おまえもか!と言いたくなる。
いつものことだが、導入牛は先ず粗飼料での腹づくりのための飼い直しが不可欠であるが、濃厚飼料に慣れた子牛たちは、今さら粗飼料なんて!の傾向があって、粗飼料を3~4kgも食い込んでくれない。
今回の曽於牛の導入には、とくに、季節が冬季に入り、温暖な生産地から寒冷地に搬入され、粗飼料を食い込まなければ、風邪から肺炎や下痢を引き起こすなどのトラブルが案じられる。
この様なトラブルは、肥育牛にとって最悪な結果に繋がりやすい。

そもそも、本音を言えば、曽於牛は問題のない良質の素牛ではあるが、競り価格を考慮して奄美諸島からの導入を永続的に実施してきた。
このところの子牛価格の低迷を受けて、曽於牛導入に好機到来とばかりに導入した次第である。
和牛の一大生産地に相応しい良質の素牛を産出して頂きたいものである。





小学生の見学

2008-11-29 00:01:17 | 予防治療



筆者は小学生たちを相手に話をしたことがない。
しかし、小学生を相手に牛飼いの話をして行脚したいとも思っている。
それは、子供の内に家畜の話をしたり、見学させたりすることで、彼らが成人した時に牛飼いのことを思い出し興味を抱き、就農してして貰うことが狙いである。
まだある。今学校では「食育教育」として学外の講師を呼んで作物を作ったり、料理を指導する授業が行われている。
子供らもその授業に大変興味を持ち、真剣に対応していると聞いている。
子供たちに生産品などの食材について理解させることは大事なことであると判断している。
いつの日か、是非実現したいと思っている。

ところで、子供に話をすると言うことは、大人同様の内容では理解されない。
大人は、耳学もあって理解度は高い。
その点、子供たちには基本的なことから教えなければならない。
例えば、繁殖や肥育経営のことを話すには、その具体的な内容や言葉遣いが不可欠である。

当面の問題として、近々小学生の親子10組が見学に来ることになった。
食育教育を意識した説明をせねばと今から心弾ませているところである。
それと、肥育牛たちへの飼養環境や牛肉の安全性への取り組みなど、話題には枚挙に暇がない。


近畿東海北陸連合肉牛共進会(2)

2008-11-27 00:42:23 | 予防治療



近畿東海北陸連合肉牛共進会に出荷している6府県が導入している生産地別の導入頭数とBMS no.の平均値は次の通りであった。

│産地 │去勢頭数 │Av.BMS │雌頭数 │Av.BMS │雌雄頭数 │Av.BMS │
│宮崎 │60 │8.25 │31 │7.81 │91 │8.10 │
│兵庫 │45 │7.22 │28 │7.29 │73 │7.25 │
│鹿児島 │16 │7.06 │13 │7.15 │29 │7.10 │
│熊本 │6 │8.33 │16 │7.21 │22 │7.52 │
│岐阜 │0 │0 │13 │8.00 │13 │8.00 │
│福井 │8 │8.75 │3 │6.33 │11 │8.09 │
│京都 │4 │4.25 │7 │8.00 │11 │6.64 │
│長崎 │1 │7.00 │5 │6.60 │6 │6.67 │
│沖縄 │4 │6.25 │0 │0 │4 │6.25 │
│北海道 │1 │9.00 │3 │7.33 │4 │7.75 │
│佐賀 │0 │0 │4 │8.75 │4 │8.75 │
│静岡 │3 │8.67 │0 │0 │3 │8.67 │
│三重 │2 │5.50 │1 │5.00 │3 │5.33 │
│滋賀 │1 │8.00 │2 │8.50 │3 │8.33 │
│岩手 │0 │ 0 │2 │10.00 │2 │10.00 │
│長野 │0 │0 │2 │11.50 │2 │11.50 │
│宮城 │ 0 │0 │2 │9.00 │2 │9.00 │
│愛知 │1 │10.00 │0 │0 │1 │10.00 │
│大分 │0 │0 │1 │3.00 │1 │3.00 │
│岡山 │0 │ 0 │1 │7.00 │1 │7.00 │
│栃木 │0 │0 │1 │8.00 │1 │8.00 │
│Total │152 │7.67 │135 │7.59 │287 │7.63 │

素牛導入頭数に関して、当該共進会へ自県産の素牛を出荷したのは、兵庫県のみであった。
導入主産地で最も多いのは、全体の31.7%を占めた宮崎県で、次いで兵庫県の25.4%で、この2県だけで57.1%であった。
また導入先が21府県に広がり、以前はなかった北海道・東北・沖縄などが参入している。
肉質成績では、BMS no.について、導入頭数が10頭以上では、雌雄間にバラツキが多い中、雌7.81、去勢8.25と宮崎県産が安定的に高い成績を示した。
三重県が導入した岐阜県産の雌牛13頭も8.0と好成績を示している。
新に導入され頭数は少ないが、長野・岩手・宮城・愛知の素牛は好成績を示し、今後に期待を伺わせている。
新たな傾向としては、素牛を肥育センタ自体が生産する傾向が見られ、出品6府県全てから自産素牛が増加することを予測している。



近畿東海北陸連合肉牛共進会

2008-11-25 23:54:47 | 予防治療

今年の近畿東海北陸連合肉牛共進会は、京都・滋賀・静岡・兵庫・福井・三重の6府県が参加して神戸市で開催された。
今大会の最優秀賞は、去勢牛に三重県、雌牛に兵庫県が選定された。
同共進会の06~08年の3年間について調査したが、この3年間は神戸市と京都市での交互開催となっている。
今大会から撤退した石川県と富山県のデータは除外して集計した。
①出品県別の成績
◎頭数
○去勢牛 兵庫44 京都43 滋賀29 福井18 静岡11 三重7 計152頭
○雌牛  三重35 滋賀29 静岡27 兵庫24 京都15 福井5 計135頭
◎枝肉重量(kg)
○去勢牛
  滋賀559.4 京都550.17 静岡537.63 三重524.3 福井511.2 兵庫448.87 
○雌牛
  滋賀497.97 静岡486.4 京都473.3 福井472.73 三重461.8 兵庫405.27
◎BMS no.
○去勢牛
  滋賀9.17 静岡8.55 福井7.89 兵庫7.3 京都7.0 三重5.86
○雌牛
  三重8.09 静岡8.04 滋賀7.79 兵庫7.17 京都7.07 福井5.4
◎5等級率(%)
○去勢牛
  滋賀82.97 福井73.8 静岡72.23 兵庫40.5 京都36.8 三重33.33
○雌牛
  三重63.13 静岡60.1 滋賀52.83 京都46.1 兵庫45.9 福井38.9
○雌雄  
  滋賀67.27 静岡64.93 福井61.9 三重57.13 兵庫42.77 京都41.53

出品頭数は、京都・兵庫・福井は去勢牛を、静岡・三重は雌牛に力点を置き、滋賀は雌雄同数の参加であった。
枝肉重量は雌雄とも、滋賀が最も大きく、滋賀の素牛は熊本と宮崎産が大部分を占めており、その影響が拘わっていると思われる。
兵庫のみが出品牛の全てが自県産で占められ、但馬牛の特徴と神戸ビーフの認定条件の枝重制約もあり、雌雄とも最も小さい重量であった。
BMS no.は、去勢牛では滋賀が29頭で9.17と最も高く、次いで静岡・福井で肥育先進地である兵庫と京都が今一の成績となっている。
雌牛では、雌に力点を置いた三重が8.09で最も高く、僅かの差で静岡・滋賀、その後に兵庫・京都が続いている。
出品頭数の内5等級を占める割合は、去勢牛ではダントツで滋賀、雌牛では三重が高い割合を示した。
雌雄平均では、滋賀・静岡・福井・三重・兵庫・京都の順位となり、上位3県の成績には目を見張る健闘が光っている。
これらの成績には、出品各畜主の肥育技術に加えて、優れた素牛の導入技術が深く関わっていると判断している。
 (写真は前回大会)


乾草を食い込む

2008-11-20 19:46:57 | 肥育


運動場で動き回り、腹を空かすのか、乾草を良く食い込む。
昨日記述したが、同じ導入間もない子牛たちである。
与えているのはオーツヘイとビール粕を主とする発酵飼料のみである。
乾草は約3~4kg、発酵は約2~3kgを食い込んでいる。
この食い込みは、生産地によりその量は明白に異なっている。
奄美諸島の牛は、実に良く草を喰う。
関西のある生産地の導入牛は、DGは大きいが、なかなか草を食い込まない。
挙げ句、最も大きい体重で導入するが、仕上がり体重は、最も小さい。
つまり、腹づくりが出来ないからである。
それだけではなく、ルーメンアシドーシスにも罹りやすい。
この様な子牛たちは、乾草を与えると、初手から飼槽の草を押しのけ、底辺に口を入れ込み実(み)物を探し始める。
子牛配合を探し求めるのだ。
子牛配合が肥育様に与えられていたためである。
奄美諸島の牛たちは、ややキャシャに見えるが、乾草を食い込むために、写真のようにぱんぱんの腹容となり、飼う側も実に満足げに育てることが出来る。
生産者サイドでも、この様な肥育状況を、是非理解して頂きたいと切望している次第である。

導入牛の運動

2008-11-19 19:43:29 | 肥育


導入後数日経てば、写真のように運動場に解放させる。
今月上旬に奄美諸島から導入した去勢牛群である。
導入牛は導入後3~4ヵ月間運動場に出して、足腰を鍛えている。
今朝は降雪があってもいいような寒波が押し寄せた。
周囲の山々も一段と色づき、本格的な冬の訪れである。
写真の牛らは、約半月の間に、20℃前後の気温差に見舞われたことになる。
運動場に出す牛たちは、運動量が多いため、意外と寒さには強い。
しかし、運動量が少ない舎飼いの牛らは、気温の変化のために風邪などに罹りやすい。
そのため、肥育牛舎は、寒風を塞ぐための冬囲いの作業にかかった。
新築牛舎はその備え付きであるが、従来からある畜舎は、どちらかといえば、夏向きの畜舎のために、冬囲いが必要となる。
開いたままの窓を閉めたり、北向きをコンパネで囲ったりが主な作業である。

主題は、導入牛を運動させる必要があるか否かである。
運動させることによるエネルギーの浪費があるために、効率の高い飼育法ではない。
されば、なぜ?ということになる。
日常運動させることは、①健康維持と基礎体力および強健性を養う②足腰を強靱にする③斑のない食欲を促す④性格が温順となるなどである。
導入時から仕上げまで、舎飼いの場合より、疾病率は明らかに少ない。
疾病率が低いことから、仕上げまで順調に増体する。
2ヵ月毎に素牛を導入しているが、春夏秋冬約80%が運動場付き育成舎で育成している。
神戸肉のように、枝肉重量が470kg以内とされている場合は、運動をさせる必要はない。
九州産で、増体能力が高い場合は、その能力を遺憾なく発揮させるには、運動が功を奏することになる。


モネンシンについて

2008-11-18 00:38:40 | 飼料添加剤



過日のコメントでは、モネンシンの話題でもちきりであった。
同剤については、専門家ではなく、耳学の域を脱し得ていないが、次のように認識している。
同剤は、約30年前から日本でも飼料添加剤として利用されるようになったと記憶している。
途中、肉色が黒ずむという噂があったが、その後無関係であることが判明して以来、近年は飼料添加剤として普及しつつある。

同剤の子牛や肥育牛への一般的な投与効果は次のとおり。
①第1胃で作られる脂肪酸の内、同剤の投与によりプロピオン酸の生産割合が増加するため、飼料の利用性が高まる。約10%改善されると言われている。
②第1胃内の醗酵を良くすることから、鼓脹症の発生を塞ぐ効果がある。
③元来、海外では鶏のコクシジューム症の予防薬とされているが、子牛用の育成配合飼料に添加することで、子牛の同症の予防効果がある。肥育用に添加した場合も同症の予防効果がある。

同剤を飼料添加剤とする場合、30PPMが定量とされている。
子牛の第1胃の発達は、通常3ヶ月令経たなければ濃厚飼料等を消化できるまでに至らないため、上記の同剤効果は3ヶ月令以降の子牛に得られることになる。
上記③の効果は、3ヵ月令以前でも効果はあるが、同剤が飼料添加剤としての利用である以上、配合飼料の摂取可能月齢以降への投与と言うことになる。
また同剤を治療薬として利用できるのは、日本では鶏だけで、その他の家畜への治療薬としては薬事法で認可されていない。
コメントの中に東北地方では、子牛に同剤を投与しなければ生育が悪いとあったが、一部に同剤には成長を促す効果があると聞くことがあるが、むしろ上記①の効果に加え、③の同症が予防でき、同症に伴う下痢が抑えられるための効果など、①③の相乗効果によるものと推測している。
同剤の肥育用配合飼料は、肥育終了時まで給与しても差し支えないことが、係るメーカーより06年6月にコメントされている。

最近の傾向として、飼料効率を念頭に牛飼いしている経営者らは、同剤を積極的に利用していると聞くことがある。
同剤の利用に当たっては、メーカーや添加されている配合飼料メーカー等の詳細な利用法を遵守すべきである。

粗飼料への異物の混入

2008-11-16 17:46:15 | 飼料
写真はコンテナで導入しているオーツヘイ
  

肥育育成用粗飼料には、オーストラリア産のオーツヘイを長年導入して利用している。
2~3年前まで、同梱包の中に、石や針金など色々な異物が混入していた。
「こんな石を買ったつもりはない」と、クレームを付けたものである。
重たいものでは、1kg を超すオージー産の赤い石が混入していた。
クレームには、いつの時でも決まったように「現地へ混入させないよう連絡しておきます」であるが、途切れることなく、混入してくる。
最近は、それらの混入が以前ほど多くなくなったが、先日屋外に変わったものが放り出されていた。
見たことのないもので、もしかしたら「つちのこ?」か!と上気したくなるような生き物の屍である。
直径6~7cmで、長さが30数cmの寸胴な生き物で、つちのこを疑ったほどであったが、結局、トカゲの類であった。
即座に納入業者へ連絡したら、ブルータンという舌が紫色をしたトカゲの一種とのことであった。
現地の圃場には、よく見かけるトカゲのようである。
同時に、野生生物であるからには、伝染性疾患に繋がる病原菌等の有無が気がかりであったので、業者には、現地での梱包作業に当たっては細心の注意を払うよう指示した。
海外においても畜舎周りを徘徊する動物であれば、保菌等を疑わなくてはならない。
防疫に関しては、トカゲといえども安閑とは出来ないと焼却処分した。
粗飼料や稲ワラなどの輸入には、慎重な対策が講じなければならない。

安福久号の産子

2008-11-14 19:33:33 | 素牛


今人気の安福久号の産子で去勢牛である。
母牛は増体系平茂勝号であり、交配は適当である。
今年の7月導入であるが、やや発育が今一で群飼い6頭中最も小格であったが、今では最も大きい体格である。
この様な交配では、初期成育に問題のある場合もあるが、肥育後半になれば、増体系の能力が発揮され、800kg以上になる。
この牛も、文字どおりそのタイプである。
当初、同牛の精液が使われ始めた頃は、雌牛群の系統は様々であった。
しかし、最近の子牛市場名簿を見ると増体系への交配が大部分となり、かかる関係者の指導が徹底したのであろうと思っている。
この11月市で同じ交配の雌子牛を導入したが、かなり発育が良く、去勢牛並みである。
これらの交配牛は、順調に食い込みさえすれば、増体および肉質も期待通りの成績が期待できると判断している。
子牛には、交配の相性が深く関わっていると言われている。
百合茂号の産子母牛に安福久号を交配して生まれた雌子牛は、肥育の結果5等級は間違いないと、もっぱらの噂である。
それは、同一の肥育センターで肥育された結果であり、誰が肥育してもその様な結果が得られるかは、その肥育技術などの能力が深く関わるため、確証は出来ない。
けれども、好成績を得られるだけの能力を有しいることだけは確かなようである。

水槽様々

2008-11-12 20:03:09 | 牛の管理
写真1


写真2


写真3


写真4



当方の肥育センターは、500~600m級の山々に囲まれていることもあり、それらの頂から年中湧き出る天然水を、直径10cmのパイプで取り込み、牛たちの飲料としている。
豪雨時には、濁るために、山水は先ず、2×4×2mの長方形のコンクリート水槽を段違いに2箇所に設け、その上の水槽に入れ、落差を利用して移動させて上澄みを利用するため、畜舎には下の水槽から配水している。
そのため、必要以上に節水することもなく、落差のままに水は利用可能な状態である。
地域集落の自治会や地主に山水の使用量とパイプの敷設量を年間40万円程度支払っている。
畜舎が新しいほど、ウォーターカップを設置しているが、古い畜舎では、コンクリートの水槽(写真1~3)を設けて、ダイレクトに飲ませている。
ある畜舎では、ステンレス製の四角い水槽で給水させているが、水槽の上部8分目の高さで8房分8個を直径20mm程度のパイプでつなぎ、最後のマス(写真4)からは、余りがこぼれ落ちるようにしているのもある。
ウォーターカップ以外の水は、常に垂れ流し状態のため、冬季に凍結するようなことはないが、問題はウォーターカップの凍結である。
最近建て替えた畜舎は、4角に散水栓を立ち上げ、GLよりやや低めにドレンコックを設けているために、夕刻5時が過ぎれば、水抜きにより舎内の凍結は塞げる。
ウォーターカップを古い畜舎に設置している場合は、ドレンはあっても、その落差がないため、完全に水が抜けきらないことがあり、多少の凍結は我慢している状態である。
凍結が厳しいときは、それぞれにガスバーナーを片手にウォーターカップの周囲を加温して通水するのに、午前中掛かることもままである。

牛たちに聞いたことはないが、彼らはウォーターカップで一々苦労して水を溜め、それを飲むという操作を行うよりも、青空の下、思う存分口に出来る水槽の方が気分よく飲めるのであろうとかねがね感じている。
水槽で育つ子牛の方が良く育つというベテランもいる。
多頭化するには、水槽とばかりは言っておられないが、牛たちの要望が直に聞けないことを良いことに、ウォーターカップにしている。
最近のウォーターカップは、牛が鼻鏡で押す下様の金具が真上に持ち上がっていたものが、水面から上に上がらなくなり、鼻環を引っかけなくなっている。
また、舌を一回押す時に出てくる水量が従来の数倍増加したものも出回っている。
カップの形も改良されて、水がオーバーフールしない構造にもなっており、材質もステンレススティール製というものに変わりつつあるようである。