毎年2月は子牛価格が上がることで知られているが、今年も例外ではなく曽於や小林では約3万円高で取引された。
実感はないがマルキン事業では肉専用種が久しぶりに1.4万円の黒字に推移されたとして補填金の発動は行われないこととなった。
しかし素牛価格が3万円以上高騰すれば、再び赤字に転落する。
子牛生産サイドには、その分利益が上積みされる。
利益が見込めるようになり、子牛生産頭数が増加し安定的な出荷頭数が確保されれば、肥育サイドも同様に経営安定に繋がるとして期待している。
また子牛の運送費などの軽減のために、肥育地帯の近在で子牛生産が増加してくれることを期待してやまないが、現状では益々期待から遠のいているのが現状である。
従来どおり代わり映えのしない取り組みでは、係る産業は次第に疲弊する一方である。
高校入試のシーズンになったが、志願数が地元ニュースで流されたが、農業関係学科では、40名の募集に1~数名程度とある。
若者たちの農業離れの原因は、3K離れとも言われているが、日本農業の将来は由々しき現実を迎えようとしている。