口蹄疫が発生して以来、宮崎県産素牛の導入を控えてきたが、11月開催の子牛市場から導入を開始した。
1車、2車とまとめ買いする肥育関係の購買者には、三重、静岡、岐阜、関西地方からの顔もあり、また繁殖関係では地元に加えて、東北北海道からもあったようである。
そのために口蹄疫発生以前の相場に回復した。
目下平成21年秋に導入した宮崎産が仕上がり出荷の最中であるが、忠冨士や福之国が係わる産子は質量ともに安定した成績が得られているために、今回導入を再開した。
しかし、平均導入価格が高いことと、依然低迷中の牛肉消費の影響を考慮すると、なかなかペイし難いことを予想している。
そのために、疾病や事故に至らないような管理意識の徹底が欠かせない。
前回牛白血病について話題提供したところ、様々に参考となるご意見を頂いた。
この問題は、同ウイルスの抗体陽性率や発症率が右上がりに増加している現実を、行政関係者が問題視し、後手後手に至らないための対策が不可避である。
今回の素牛導入に当たっては、同症のキャリア牛は全国的に分布していることを考慮に入れ、今後係る検査でキャリアであることが判明した畜主からの導入を避ける程度として産地にこだわらないこととした。
写真にある真鍮の鼻環は宮崎牛のシンボルとして、銘板を見なくても産地がわかる。
しかし、金属製であることから違和感(可哀想)を払拭できないでいる。
写真下や前回の写真のままでも・・・・・。