まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

好きこそ物の上手なれ

2012年12月24日 | 日記

昨日は息子のピアノの発表会だった。
私自身はクラシックはまったく門外漢なのであるが
毎年、ビデオの撮影役を命じられて仕方なく(?)出かけることになる。

会場は音楽家専用マンション一階のコンサートホール。
そういうマンションがあることも発表会に行くようになって初めて知った。

ホールは当然、完全防音で
コンサートのためのあらゆる機材が備わっている。
別にマンションの宣伝ではないから、そんなことはどうでもいいのだが・・・

ホールの中央には
グランドピアノがデーンと鎮座している。

しかも、世界の名器「スタインウェイ」だ。
息子はこれが欲しいなどと、とんでもないことを言う。
何百万すると思うんや!!

息子が師事しているピアノの先生は
東京芸大ピアノ科を卒業後、ウィーンにも留学された才媛である。
ピアニストらしからぬ・・・と言ったら失礼だが
何事にも「豪快」で「ざっくばらん」、しかも「美人」という素敵な先生である。
当然、ピアノは抜群にうまい!

練習弾きの後、発表会が始まった。
参加者はいずれも先生の教え子たちであるが
今年はコンクールと重なったのか、14、5人とちょっと少なかった。
幼稚園児から社会人まで生徒さんの年齢層は幅広い。
私より年嵩の「クラリネットおじさん」もいて
毎年、先生の素晴らしい伴奏で気持ちよさそうに吹いておられる。

ちなみに息子の演奏曲は・・・

     バッハ 平均律クラヴィーア曲集より
          第一巻より BMV.858 嬰へ長調

     ベートーヴェン ピアノソナタ No.11 op.22より 第一楽章

というものであったが、私はプログラムを書き写しただけでサッパリわからない。

ピアノを始めて5年あまり・・・
それだけ続いているのは大したものだとは思う。
目指す「その世界」は困難極まりない道ではあるけれど
すべては「好きこそ物の上手なれ」である。
ピアノが好き・・・という気持ちを失わずに頑張って欲しいと思う。

   「よかったじゃない!よく弾けてたわよ」

演奏終了後、先生の朗らかな一声を聞いて、私もとりあえずホッとした。

帰り道に見た素晴らしい夕陽。
好きなものがあって輝けることは素晴らしいなあ・・・と思った。