まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

南国気分で

2012年12月01日 | 日記

タイトルは「南国気分」だが・・・
残念ながらハワイに遊びに行ったという話ではない。

温室である。
いつものジョギングコースの途中に「温室植物園」がある。
普段は横目に見ながら通り過ぎるだけだが
こう寒くなって来ると、時々、温室の暖かさが恋しくて中を覗く。
入場無料。

玄関を入ると「熱帯魚」がゆらゆらと泳いでいる。
いきなり南国気分である。
昔、Winkの「淋しい熱帯魚」なんて歌があったことを思い出す。
そして、温室のドアを開けると・・・

いきなりカメラが曇る。
中の温度は20度以上、外気は10度程度だから当然だが
レンズを拭いても拭いてもすぐ曇ってしまう。

上からぶら下がっているのは「バナナ」の花。
見るからに奇怪な形状をしている。
この歳になるまでバナナに花が咲くとは寡聞にして知らなかった。

花の上にはたわわに実ったバナナの果実。(なのかな?)
まだ青いけれど南国ムード満点だ。
以前、「バナナダイエット」をやったことがあるが全く効果はなかった。



ジャガランダという名前の花は
いかにも東南アジアの熱帯に咲いていそうな感じだ。

海外は何度も行っているが「南国」にはなぜか縁がない。
ハワイはおろか沖縄にすら行ったことがない。
唯一、冬にカリフォルニアを旅したことがある程度だが
12月なのに車のエアコンを全開にするほどの陽気だったのには驚いた。

お馴染みの「ハイビスカス」が
上手い具合にソフトフォーカスになっている。
この温室は裏の清掃工場の余熱を利用しているそうだ。
原発の熱源でなくてよかった・・・

これもお馴染み「ブーゲンビリア」。
亡くなった親父は戦時中、南方戦線に従軍したが
熱帯の島々に咲くこのブーゲンビリアの美しさを、生前しきりに口にしていた。



これはゴクラクチョウカ。
極楽鳥からとった名前らしいが、確かに鳥の頭に似ている。
うーん、またレンズが曇って来た。

これは「ベニヒモノキ」と言うらしい。
何やらクネクネと巨大なミミズかヒルのようにも見える。

私のお気に入りはこの「タビビトノキ」だ。
マダカスカル原産で茎の部分に雨水をためることから
旅人が「飲料水」として利用したことからその名がついたと言う。
うーん、私も旅人になりたい、どこか南国の島の浜辺を歩きたい、などと思う。
金もヒマもなくて、なかなかタビビトになれない・・・

外に出ると温室のガラスが汗をかいていた。
滞在時間15分、つかの間だったが汗ばむような南国気分だった。
再び寒気の中をジョギングへ。
今日から12月だ。