まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

ああ、島根県!

2012年12月03日 | 日記

年の瀬である。
今年も残すところ一ヶ月・・・もない。
そろそろ新しいカレンダーを用意しなくてはならない。
手帳や日記も買い替えのシーズンだ。



テレビの情報番組が島根県の「自虐カレンダー」を取り上げていた。
発売以来、大人気で売り切れ続出であると言う。
私はれっきとした「島根県出身者」であるけれど知らなかった。
なんか嫌な予感がして調べてみると・・・

なるほど、そういうことであったか・・・(怒)
「日本の領土」を強調するほど認知度が低い訳ではない。
確かに有数の「過疎県」ではあるし「庭から遺跡が出て」も不思議はないが
よりによって「広島に近くて便利」とはどういう言い草だ!
そこまで自虐的になる必要があるのか!

お隣り鳥取県の境港は漫画家「水木しげる」の出身地で有名になった。
「ゲゲゲの鬼太郎」が町中にあふれて観光客も多い。
しかし「神様」と「妖怪」を一緒くたに論じていいものだろうか?

やはり「神様ネタ」が多い。
出雲大社は八百万の神々のふるさとであり
毎年、旧暦10月の「神無月」には全国から神様が集って集会を開かれる。
従って出雲では神無月ではなく「神在月」となる。
しかし、あれはUターンなのだろうか・・・



確かに「島根県」と「鳥取県」は混同されることが多い。
同様に「いいえ、砂丘はありません」というコピーもあった。
しかし、島根が鳥取の一部という認識はあまりにも地理オンチではないか!
念のために地図を確認願いたい。

島根県はここにあるのです。
鳥取の隣ではあるが決して一部ではない。
ついでに言えば、あの「竹島」も立派な島根県の領土である。

まあ・・・過疎県だから人が少ないことは事実である。
悔しいけど反論はない。
他にこんな「自虐コピー」もあった。

  「教習所の中の方が交通量が多い」

  「本社どころか支社もない」

うーん、これもとくに反論はない。

まあ、そうかも知れない・・・

いくらなんでもオーバーではないかと思ったのだが
その情報番組に出演した県の担当者が・・・

  「一度、終電に遅れて20キロ歩いたことがあって死ぬかと思いました」と

何やらヘラヘラと嬉しそうにインタビューに答えていた。
島根県人のくせに嬉しそうに喋るな!バカ!

誇り高き島根県人としては
わが郷里がこんなかたちで取り上げられるのは複雑な気分だが
そう言う私もこのブログで「自虐ネタ」連発している。
まあ、話題になって知名度が上がれば、それはそれでいいのではと思う。
このコピーのように「負」の部分を逆手にとって
それを強みにするような発想力が求められているのかも知れない。
ああ、島根県!頑張ってほしいぞ!