まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

クリスマスの憂鬱

2012年12月18日 | 日記

今週はクリスマスウィークである。
昼間、近くの商業施設に買い物に行くと・・・・

サンタが空を飛んでいた。

壁をよじのぼっているサンタもいた。

写真を撮っている母子連れもいた。

別にクリスマスに恨みはないけれど
この季節が来るとオジサンはいささか憂鬱である。
子供が小さい頃は「クリスマスプレゼントを何にしようか」などと
それなりに弾むような気持ちもあったのだが、最近はそうはいかない。
息子も心得たものでサンタを信じているようなフリをして
それとなく欲しいプレゼントを口にしたりする。
新しいピアノが欲しい・・・などと言われたどうしようかと、内心ビクビクである。
そんな金があるわけねえだろ!



帰り道、ブラブラと公園を歩いていると
温室横のイベントブースの中にちらりと「何か」が見えた。



クリスマスツリーだった。
本物の「モミの木」を使った手作りツリーである。
この季節、公園もクリスマスバージョンに模様替えされている。

小さな木造りツリーもいっぱい並んでいる。



松ぼっくりを使ったツリーもなかなか可愛い。

街中の華やかなクリスマスツリーは何やらウンザリだが
こういう素朴でウッディーなツリーには心が和む。
いったい誰がつくっているんだろう・・・
聞いてみると、公園の女性ボランティアスタッフだと言う。へえ・・・

これは確か「クリスマスリース」とか言うんだよな。
ドングリや松ぼっくりや色とりどりの木の実や、間伐材などを使って
ちょっとした芸術品になっている。

一つもらって帰って我が家に飾りたいなあ・・・などと思う。
きっと心がパーッと明るくなるような気がする。

街は一見、クリスマスの華やぎに彩られているけれど
当然、世の中には「クリスマスどころではない」人たちも大勢いる。
被災地、原発周辺の市町村、ホームレス、零細企業、落選した議員たち・・・
明日をも知れぬフリーランスの私も同様である。
新政権誕生を受けて、経済は「円安株高」にふれている。
320議席の暴走は心配だが、景気対策・原発対策は真剣にやって欲しいと思う。
クリスマスどころではないオジサンは足早に家路につくのであった。