まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

六本木の夜は更けて

2012年12月20日 | 日記

昨夜は忘年会パーティーに誘われ
めったに行かない「六本木」の街に出かけました。
30分ほど前に着いたので、その前に東京ミッドタウンをぶらぶら・・・

噂のクリスマス・イルミネーション。
テレビのニュースなどでバカみたいに取り上げているので
どんなものかとちょっと覗いてみました。

うーん、確かに噂だけのことはありますね。
2000平方メートルだかの芝生広場に一面に敷き詰められたLEDライトが
壮大な光の海となって美しく幻想的にうねっております。
近くにいた人の解説では「日本初のモーション・イルミネーション」だそうです。

いやあ、それにしても寒かったです。
カメラを持つ手が凍えるようでオジサンは涙が出そうになりました。

カメラの撮影サービスなども行われていました。
サービスとはあくまでも言葉のアヤで、もちろんしっかり料金は取られますな。
順番待ちの列が長蛇のように続いていました。

何でもこのミッドタウンのクリスマスのキャッチコピーは
「誰かが誰かのサンタクロース」だそうです。
わかったようなわからないような曖昧模糊としたコピーで
「じゃあ、俺のサンタクロースは誰やねん!」と思わず突っ込んでしまいました。

怒りのあまり手ブレした失敗写真。
でも、これはこれで「ゲージュツ」ぽいなあ・・・と自画自賛しました。

まあ、とにかく大勢の人でしたねえ。
イルミネーションは単なる電球の集合体に過ぎませんが
何か人の「情緒」を刺激する不思議な魔力のようなものがあるんですねえ。



イルミネーションもよかったのですが
通路の花壇に飾られたこの紙づくりの雪だるまが可愛かったですね。
それぞれの願い事を描いた短冊のようなものでしょうか。
いろいろな思いをこめた「クリスマス」も間もなくです。

さて、忘年会です。
場所が六本木のクラブと聞いてオジサンは一瞬ビビりました。
先日、金属バットによる集団殴打殺人事件があったクラブは目と鼻の先です。
思わず帰ろうかと思いましたが、結果的には何もありませんでした。
とは言え、なにせギョーカイの忘年会ですから華やかでハイソで
来ている人たちもキラキラですから、まあ、落ち着かないことこの上なし。
同行のプロデューサー氏とビール一杯だけ飲んで早々にお暇してしまいました。
女優の長谷直美さんや千葉ロッテマリーンズの薮田投手
某著名ナレーターなどの顔もありました。

で、近くの焼き鳥屋でプロデューサー氏と飲み直し。
二人ともやっと顔のこわばりが和んで、肩の荷を下ろした按配でした。
鳥のササミの梅肉のせ・・・美味しかったです!

 「やっぱりこういう店が落ち着くねえ」
 「ホント、中学の部活以来、クラブには縁がないから」
 「我々はギョーカイが肌に合わないのかなあ」
 「合いませんねえ・・・」

すでにギョーカイ歴30年とは思えぬ二人の会話でありました。

かくして六本木の夜は更けて・・・
夜11時前に店を出て家路に着いたのですが
六本木交差点の人波は途切れることなく、得体の知れない人種が入り混じって
街はまるで発光する「魔境」のような有様でした。
うーん、しばらくは六本木に足を踏み入れることはないだろうなあ・・・