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社民党の理念は「平和・自由・民主主義・平等・共生・連帯」
「社民党の活動を知って下さい」を目的に作成してます。

地方党員の参議選の総括

2013年08月20日 | 社会民主党員のブログ
社会民主党党員の日記の巻!!から転載しています。
「社会党が自然消滅しないために」

※facebookに載せた文章をそのまま転載します。

↓は全国連合に送った提案です。内容的に問題ないと判断し公開します。参考までにどうぞ。

石川県金沢市の党員です。参院選お疲れ様でした。
党首が辞任し、後継選びが難航しているというのも、現在の党を反映しているようで非常に心苦しいのですが、それでも前進する必要がある以上、出来ることからはじめなければいけないと考えています。
さて、出来ることの重要な一つに党再建があることは論を待たないと思います。今日はそれに関して提案します。

①全党を挙げて党の現状認識について共有化を進めるべきである。
 党が置かれている現実が非常に厳しいものであることは党員であれば恐らく全員が直感的には感じていることです。しかし、それを感覚的にのみ把握していては駄目だと思います。それをしっかりと客観的に把握することが、党再建の基礎を形成すると思います。正しい事実判断なくして正しい価値判断と実践はないと考えるからです。もちろん直感的な判断が必要な場合もありますが、中長期的な組織建設と支持拡大のためには不十分であると考えます。

②具体的に把握し、情報共有するべき点
・党員数とその年齢と性別構成(ある程度活動している党員とする)。
・社民党へ投票してくれた人の数とその年齢と性別構成(過去5回程度の選挙)
・衆参議席最低5議席を確保するために必要な党員数、党費(政党交付金含めて)、立候補者数、支持者数。
・支持労組の数と支援者の数

③捕捉
 個人的には社民党は自然消滅の道を走っており、党首の辞任もその道中劇であると考えています。党の自然消滅の一番の原因は党員と支持者の高齢化です。これをどう転換していくのかが何よりも重要であると考えています。そのためには客観的に必要な要件をある程度明示し(場合によってはその部分自体が変動することもあるでしょうが)、それをどうすれば満たせるのか、を全党的に議論していく必要があるのだと思います。
 一枚岩の党、である必要は正直ないかもしれませんが、少なくとも党の現状認識をしっかりと共有することは、同じ党を共有する者として必要であると思います。
 党の存在は党員にとっても重要な出来事です。そして党が存在すること自体が、実は非常に大きな努力と困難な事業であることが明白になってきています。その困難と努力を共有化することが、恐らく今後の党を形成していく重要な要素になると考えております。
 何卒全党挙げての現状認識の共有化と、そのための基礎資料の形成を全国連合にはお願いする所存でございます。
よろしくお願いします。
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自治体議員の参議選の総括

2013年08月20日 | 自治体議員活動報告
 藤田たかひろのブログから転載しています。
原稿より。

 社民党関係者が読んでいる雑誌の編集長から、参議院選挙の総括を書いてほしいと頼まれたので、次のような文章を書いて送りました。

 刺激的に書かなくては、党内議論が盛り上がらないので、刺激的に書きました。掲載とは、一部異なりますが、以下、勝手に紹介します。

 参議院選挙が終わりました。1議席しか獲得できない結果で、社民党の名前を投票用紙に書いて頂いた人や、社民党への投票の依頼をして頂いた人には、不甲斐ない結果に終わり、誠に申し訳なく思います。しかし、せっかく与えて頂いた議席ですので、これを無駄にせず仕事をしていかなければなりません。
 ところで、この長期低迷は社会党の失敗に原因があります。村山政権以前から勢いに陰りが見え始めていましたが、党内改革をしようとした人を追い落とすなど当時の社会党は散々な事をやりました。そして、村山政権は国民の期待を完全に裏切りました。さらに、消費税に反対だった政党が、消費税の増税に賛成したりしました。
 挙句の果ては、北朝鮮による拉致はないとの見解を党のHPに掲載していましたが、北朝鮮は拉致をしていました。しかも、未だに日本人を返さないでいます。ところが、社民党はこの見解をHPに掲載したことを謝罪もしないまま、なあなあにしました。直後におこなわれた衆議院選挙で土井さんが落選しました。
 当然の事です。また、18議席が6議席に減りました。ここで、拉致問題に謝罪をし、不手際の収拾を図ればよいものを、何もしませんでした。
ここまで、いい加減な対応をされると、国民の思いは怒りを通り越し、社民党は相手にしないとの判断に至りました。それが今回の選挙の結果です。
ところが、社民党は反省しない政党なので、「政策は正しい」と、正しくない総括をし、その時々の事象に批判のまなざしを向けました。
 09年以前は「民主党には自民党に変わる政権交代への期待があるから、社民党票が民主に逃げた。でも、民主は政権運営できないから、失敗したら社民に票がもどる」と、総括しました。
 ところが、予想でどおり、民主が政権運営に失敗しましたが、票は第3極に流れました。すると、「社民党に期待はあったが、日本未来の党にながれた。未来に次はないので、今度は社民」と総括しました。ところが、今回の参議院選挙では、共産党に票が流れました。
 いい加減、社民党は国民に相手にされていない事に気づくべきです。
そして、社会党のプライドを捨てることです。社民党の人は、社会党のブランドに酔っていますが、時代は大きく変わりました。自民党の政策に何でも反対しているから、国民は、社民党は経済成長にブレーキをかける奴らと見るようになりました。また、国民は社民党の国家安全保障のあり方について、非武装・中立という、学生運動の乗りで政治をやってる時代遅れの奴らと見るようになりました。
 この状況を変えるには、過去の行いを謝罪し、生まれ変わる事です。生まれ変わる以上、党首は変わらなくてはなりません。社民党の国会議員に党首にふさわしい人はいないので、優秀な若手自治体議員を党首にすべきです。
 政策もはっきり誤解のないように伝えるべきです。自衛隊は憲法9条2項に違反しない合法な組織です。中国が膨張している以上、軍縮はありえない状況です。そのかわり、日本防衛と関係のないMDはやめるなど、めりはりある政策を打ち出すべきです。
 また、社民党は脱社会主義宣言を行い、資本主義社会を認めるべきです。その上で、資本家の富を増やしているのは労働者なので、剰余価値で株主配当や取締役報酬ばかり上げないで、労働者の賃金も上げるよう主張すべきです。
 社民党が復活するには、拉致被害者家族への謝罪、脱社会主義宣言が欠かせません。その後、国際協調、国民主権で国民の信頼を回復しなくてはなりません。
 中国の膨張を抑えるには、集団的安全保障以外ありえません。日米同盟のような軍事同盟は時代遅れです。ましてや、集団的自衛権など、第1次世界大戦で破綻した理論です。SAEAN+日中南北朝鮮印パキスタンで、EUのような集団的安全保障体制を作り、単一通貨で自由貿易連合も作るべきです。
 集団的安全保障体制が整えば、日米同盟は駐留なき安保程度にとどめるべきで、また、アジアで軍縮の動きを進めなくてはなりません。これらは、随分長い時間が必要ですが、目指すべき目標として提示すべきと考えます。
 いずれにしろ、時代にあった政策に進化しなくては絶滅するのは、種の理論からいって当然のことです。
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