格差のない平和な社会をめざして   

社民党の理念は「平和・自由・民主主義・平等・共生・連帯」
「社民党の活動を知って下さい」を目的に作成してます。

vol.2、「教科書無償」と憲法

2017年07月31日 | 憲法を生活に生かそう

 憲法第26条の2項には、「義務教育は、これを無償とする。」
義務教育の無償とは何か!?具体的な事は書いていない。
当たり前のように、教科書が「無償」提供されていますが、
ネットで「教科書無償」を検索すると、戦前から「教科書の無償化闘争」があることがわかる。
母親たちの運動が市民団体や労働団体、政党(社会党・共産党)などの働きのなかで無償化の法律が1963年にできた。
義務教育の中学3年生まで無償化になったのは1969年。

 現在、自民党が改憲の中で、教育の無償化を条文に明記しようとしているが、
憲法に明記しなくても、社民党は法律で対応できると提案しています。

社民党が考える
「幼児教育から高等教育までの無償化について」

 無償化の法制化と財源を手当すれば可能

 憲法26条は「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」と教育権を保障しており、高等教育の無償化を妨げてはいません。26条を活かし、無償化の法制化と財源を手当すれば可能です。憲法に規定がないから教育の無償化ができないというのはとんでもないこじつけです。憲法を変える必要は全くありません。

 安倍政権に教育無償化を語る資格なし

 3年連続で教育予算を削ってきたのは安倍政権であり、かつて社民党も参画した連立政権下での高校授業料無償化に対し、「バラマキ」と批判し、所得制限をかけたのは自民党です。安倍政権に教育の無償化を語る資格はありません。

 国際的にも義務の履行を

 憲法に高等教育の無償化の義務の規定がないので、憲法を変えて義務化すると言いますが、日本は、中・高等教育への「無償教育の漸進的導入」を定めた国連人権規約A規約(13条2項b、c)の留保を外しており、高校・大学までの段階的な無償化を行う国際的な義務が生じています。「締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする」とする憲法98条2項からも教育の無償化の実現が迫られます。

 

 

 

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vol.1『「憲法」は、法律の頂点にたつもの』

2017年05月26日 | 憲法を生活に生かそう

 ノートを整理していたら、昔の学習会で使ったノートが出てきた。
「憲法とは?」との内容だったと思う。
「憲法」の条文に則り法律が作られるというような話を覚えている。

 例えば、憲法には「義務教育は、これを無償とする。」とあるが、無償の内容(どこまでが無償のなのか)は書いていない。

「憲法 第26条 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
(2項)すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。
   義務教育は、これを無償とする。

 

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「戦争のできる国」にしないための、新聞「意見広告」の協力者募集

2015年02月04日 | 憲法を生活に生かそう
『集団的自衛権関連法案の成立を許さず「戦争のできる国」にしないため』の意思表示をするため、
4月24日発行予定の朝日新聞埼玉版に「新聞意見広告」を掲載します。市民の皆様のご協力をお願いします。

 ご協力いただける方は、個人1口1000円、団体1口5000円で、
意見広告に氏名の掲載可能な方はお名前を掲載し、
氏名掲載不可という方は協力金だけを選択いただけます。

申し込みは、
郵便振替口座番号:00160-1-513590 加入者名:『戦争をさせない埼玉県1000人委員会』、
中央労働金庫 さいたま支店 名義:『戦争をさせない埼玉県1000人委員会 委員長 持田明彦』・
普通預金・口座番号 260183 への直接振り込みがございます。

締め切り:2015年4月10日(金)




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憲法講演会 金子兜太さんの「わたしの戦争体験」      鴻巣・憲法9条の会  

2014年11月08日 | 憲法を生活に生かそう


「鴻巣・憲法九条の会」の9周年のつどいが8日、「クレアこうのす」で開催されました。
俳人の金子兜太さんは「わたしの戦争体験」について講演し、
さいたま市の公民館の広報誌に俳句愛好会が選んだ
「梅雨空に『9条守れ』の女性デモ」の俳句掲載を拒んだ事についてふれ、
拒否の理由が「世論を二分する問題だから」というが、
「『9条守れ』の女性デモという日常を詠んだもので、特別な意味を込めて作ったものではないでしょう。
この句のように社会の日常の出来事を題材として詠むのは、現代俳句としてごく当たり前のこと。
政治的な尺度を持ち込んだ公民館の館長は文化的なセンスがない。
 金子兜太さんが経験した俳句誌「土上(どじょう)」を主宰していた嶋田青峰さんが1941年1月治安維持法違反容疑で逮捕されたのは、
同誌が「進歩的思想を帯びている」の理由とされた。
今回の俳句掲載拒否問題が戦前の治安維持法による新興俳句運動弾圧と重なると危惧する。



 海軍主計士官として赴任した「トラック諸島での出来事と経験」を語りました。

 「水脈(みお)の果て 炎天の墓碑を 置きて去る」


 (鴻巣・憲法9条の会・9周年のつどい)


 (開会のあいさつをする佐藤正八代表世話人)
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憲法を次世代に伝える役割が、今を生きる私にある

2014年06月26日 | 憲法を生活に生かそう
 6月22日の東京新聞に掲載された「時代を読む」が手帳に転記されていたので、
ブログに転載します。

『100年後にも人々が平和を享受できるようにするにはどうしたらよいのか、
というような発想はどこにもないままに、集団的自衛権を強行しようとする。

100年後にも通用する憲法の役割を考えるのではなく、
解釈の変更だけで、事実上の憲法を改定・・・・・』
 内山 節(立教大学大学院教授・哲学者)

100年経っても「平和がいちばん」です。
戦争を放棄した「日本国憲法」を次世代へつなぐ役割が、
今を生きる私にある。
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