安倍首相 泰然自若に。

テレビに映る安部首相を見て妻が
「最近、安倍さんの顔を見てると、
疲れっとんしゃるみたいやね。
苦労されとるんやね。」

振り向き私の顔を見ながら、
「あんたはいつも、のほんとした顔ば
しとるけどね」と言ってキッチンに行く。



日本の大きな転換となる新しい安全保障法制の
国会論戦が始まっている。
複雑な問題が多く、私たち国民が理解するには
難しい面もある。

抑止力強化のため、集団的自衛権の行使について、
野党は自衛隊の活動範囲が広がれば、自営隊の
リスクは高まると言う。
安倍首相は自衛隊がリスクをとって活動をする
かといえば、国民のリスクを軽減させるためだ
と言う。

両者の考えはよく分かるし、この集団的自衛権
行使のメリット（万が一のときに、ともに戦う
ことによって侵略を少なくし、また撃退できる）、
デミリット（ほかの国の戦争にも日本が参加する
ことになる）を考えると、私自身は五分五分で
賛否については判断しかねる。

ところで、この論戦中に野党の議員に
首相が「早く質問しろよ」とヤジを飛ばした
ことは一国の首相として品格に欠ける。

質問する方も自説をとうとう述べるはやめて
ほしい。
国民は簡潔な質問の中で、丁々発止の議論を
期待しているのである。

それにしても、最近の安倍首相は、
なんか急ぎすぎているように思えてならない。
もっと泰然自若に構えてほしい。


安倍晋三首相の公式サイトに
美しい国　日本
日本は美しい自然に恵まれた、長い歴史と伝統、
独自の文化を持つ国です。
日本人であることを卑下するより、誇りに思い、
未来を切り拓くために語り合おうではありませんか。
と、トップページにある。

ここは野党、国民の声もよく聞き、慌てず焦らず
日本国の未来のための正しい舵取りを希望する。