分かりやすい言葉で

　新型コロナウイルス感染拡大が止まらない。
この新型コロナに関するニュースで専門家会議や小池都知事から
発せられるカタカナ語が気になる。
例えば、オーバーシュート（爆発的患者急増）、ロックダウン（都市封鎖）、
クラスター（感染者集団）など。
国民にわかり易く伝えるためには日本語を使ってほしい。

現下の深刻な情勢においても、若い世代は相変わらず街中に繰り出し、
「自分は大丈夫！」だと思っている若者が多くいることに驚く。
新型コロナウイルスは感染しても発症しなかったり、症状が軽かったり
するらしい。知らない間に感染を広げる可能性を自覚すべきだ。
　

ひきこもり、孤立が深刻

【共同通信のニュースより】
急病などで困った時に頼れる人がいない―。
ひきこもりの人の28.3％が深刻な孤立状態にあることが、
経験者らでつくる「ひきこもりUX会議」の実態調査で分かった。
「ひきこもっていることがつらい」との回答も58.1％に上り、
「ひきこもりは甘えと見られがちだが、大半が生きづらさを抱え苦しんでいる」としている。

　ひきこもりの定義は、
・自室からほとんどでない
・自室からは出るが、家からは出ない。
・ふだんは家にいるが、近所のコンビニなどには出かける
・ふだんは家にいるが、自分の趣味にかんする用事のときだけ外出する
という状態が、６ヶ月以上続いていることとされている。（内閣府より）

かって若者の問題として注目された「ひきこもり」。
いまは40代、50代になったひきこもりの人が、高齢化した家族と共に追い詰められ、
社会的に孤立している事態が相次いで報告されている。
ひきこもりの長期・高齢化の問題がクローズアップされている。

隠蔽体質

　東京五輪の延期を決めた途端、発表された東京都のコロナ感染者数が一気に増えた。
東京五輪を予定通り開催したいために、感染者の数を実際より抑えて発表していたの
ではと勘ぐりたくもなる。
検査で感染者が増えると、「東京は危ない」と外国選手が来なくなり五輪が実現でき
なくなる可能性が高くなる。
東京のイメージダウンになる情報は発信しないようにしていたのだ。
背景には、何でも都合の悪いことは皆隠蔽してしまう、今のわが国の隠蔽体質が如実
に表れた例だと思っている。その結果、コロナ感染が拡大し東京では危険な局面にな
り夜間、休日の外出自粛などを要請するに至ったと言われても仕方がない。

今は我慢のしどころ

　花は毎年変わらず咲いている。
今年も桜は春の日を浴びて咲いているが、例年と比べ、
さくらの美しさをあまり感じない。
現下の情勢、気分が落ち込んでいるからであろう。
　新型コロナウイルスの感染拡大がさらに悪化している。
市中感染が広がっている。感染経路がわからないのが怖い。
いま一番大切なのは「不要不急」の外出を控え、人と会う
のを避けることだ。淋しく辛いことだが今は我慢しかない。
【朝の来ない夜はない】苦しい状況もいずれ好転するはずだ。
だから、頑張ろう。

”ノー３密”

　新型コロナウイルス感染拡大で、小池百合子都知事
が今週末の不要不急の外出自粛を都民に要請した。

連日、メディアは不安を煽り続けているが、公的機関が
発信する正しい情報で正しく恐れることが大切だ。
　厚労省は３つの”密””を避けて外出を・・・注意喚起を
公表した。具体的には（1）換気の悪い“密”閉空間、
（2）多数が集まる“密”集場所、（3）間近で会話や発声
をする“密”接場面だ。



現在でもイベント中止や外出控えで経済が疲弊している
中、自粛が続けばさらに悪化し、人々の暮らしに深刻な
影響が出ることが予想される。しかし、今は一人一人が
しっかり自覚して正しい行動をとることが必要だと思う。