人通りも少ない静かな佇まいに
あじさいが咲いていた。
美しさにじっと見入っていたら
近所のAさんとBさんが来た。
バラの花が綺麗に咲いてた頃、
出逢った奥さん二人連れである。
Aさん「あじさいが美しかね」
Bさん「ほんとやね、だけど なーんかね」
Aさん「静かで凛としたところが、
あたしに似とるとよね」
Bさん「えー?
あたしはあじさいを見ると
儚い気持ちになるけん、あんまり
好きじゃなかとよね」
朗らかでふくよかな顔のBさんがそんなに繊細とは
人は見かけによらないものである。
二人の会話から逃れるように自宅へ帰り
「あじさい」を切り絵にしてみました。
あじさいが咲いていた。
美しさにじっと見入っていたら
近所のAさんとBさんが来た。
バラの花が綺麗に咲いてた頃、
出逢った奥さん二人連れである。
Aさん「あじさいが美しかね」
Bさん「ほんとやね、だけど なーんかね」
Aさん「静かで凛としたところが、
あたしに似とるとよね」
Bさん「えー?
あたしはあじさいを見ると
儚い気持ちになるけん、あんまり
好きじゃなかとよね」
朗らかでふくよかな顔のBさんがそんなに繊細とは
人は見かけによらないものである。
二人の会話から逃れるように自宅へ帰り
「あじさい」を切り絵にしてみました。