☕コーヒーブレイク

時が過ぎていく。
ときには、その日の風まかせ。
ほっとひと息しませんか。

木守柿

2021-11-30 08:53:47 | 日記
 田舎町で、道端や畑の柿の木に、赤く熟した柿の実が数個残ってる
光景を見かけます。

  〈Yahoo画像より借用


ASA 通信sunsunsunより 
 『木守柿という言葉がある。
晩秋の柿の木の風情である。
カラスはカア鳴き、そして山は眠る準備に入る。
 木守柿は「こもりがき」、「きもりがき」など地方によって
読み方は異なるようだ。
 たわわな青柿はいつの間にか熟柿となり収穫され、
さらに人手の遠のいたそれは朱くしぼんで、ベチャリと路上に落ちる。
 最後に数個、もしくはひとつの柿の実が枝に残る。
人々は全てを収穫せず、柿を木になったまま残したのである。
 風習は豊かな実りを与えてくれた自然への感謝であり、来年への豊作の
祈りであり、野鳥のために残しておくともいわれた。
 思えば木守柿は人間と自然、獣たちとの共存の象徴であった。』


 美しい日本のこころを大切にしていきたいですね。



楽しく年をとろう

2021-11-25 10:16:07 | 日記
 街を歩いている時にビルの窓ガラスや
ショーウインドーに映る自分の姿がやや前屈みになっていることに
気づき年を取ったなあと感じることがある。
人は見た目も大事。常に意識し背中を伸ばして歩こう。

 鏡の前で化粧してる妻。じっと椅子に座っている。
「おーい。何を考えてるのか?」
「いや、別に。ただ、きょうも綺麗だなあと思っているところよ。私って罪な女ね」
思わずズッコケそうになった。

いつも明るくジョークを飛ばし笑わせてくれる妻。二人して楽しく年をとろう。


ラーメンよりうどんが好き

2021-11-24 09:10:20 | 日記
 うどんとラーメンはどっちが好き?

福岡:博多といえば博多ラーメン(豚骨スープ)のイメージが強く、
ラーメンを食べる人が多いように思われている。
しかし、福岡県民はラーメンよりうどんを好む人の方が多い。

博多のうどんの特徴は麺がやわらかいことである。具のトッピングは
ゴボウ天(店によって形状が違う)が一番人気。

私もうどん派である。
きのうのランチもうどんを食べた。

行った店は「牧のうどん」 かけうどん330円(かための麺を注文) 


 やかんには出汁(つゆ)が入っている。
この店は釜揚げ麺を水でしめないから麺がつゆを吸い込んでいく。
そのための注ぎ足し用。

アンガールズ・田中がTV番組でみせた母親への愛情

2021-11-23 09:32:29 | 日記
 お笑い芸人・アンガールズの田中卓志によるお弁当のエピソードです。
 
それは某バラエティ番組に参加した時の話で、何人かの芸人とその母親も一緒に出演していた。
母親は息子が小さい頃に作っていたお弁当を再現して持って来ており、それを色々なタレントさんが見て、
食べたいと思うお弁当を順に指名していく。
選ばれたら抜けていき、最後に誰のお弁当が残るのか? という趣旨の企画だった。

僕の母親が提出したお弁当を見ると、本当に僕が中学生や高校生の時に食べていたお弁当そのままで、
冷凍の唐揚げ、プチトマト、卵焼き、白いご飯、半分に切ったみかんなどなど、
一切テレビ的な演出の入っていない、無防備なお弁当だった。
収録は進み、僕の母のお弁当はなかなか選ばれないまま、最後の2択にまで残ってしまっていた。
僕の母親はこれまでにもしょっちゅうテレビに出演していたし、バラエティにも慣れていて、
毎回驚くほど笑いをとって帰るので、正直、どう転ぼうが心配ないと思っていた。

そして、最後の判定でタレントさんが選んだのは母のお弁当ではなかった。母のお弁当は最下位になった。
選ばなかった理由を尋ねられたタレントさんは「冷凍食品が入っていて愛情を感じられない」と言った。
タレントさんも何か言わなければならないから、仕方なくそう理由を言ったのだろうし、悪くはない。

それを聞いて、「さあ母の面白いコメントが出るぞ!」と思いながら待っていると、
どんな状況でも強気で笑いを振りまいてきた母が落ち込んでしまっていた。
いつもの笑顔が消えて、ただうつむいていただけだった。

「おい! お母さん落ち込んでるだろ! 冷凍食品がダメとか言うけどな、うちのお母さんは共働きで
看護師をやっていて忙しかったんだよ! 3交代で忙しい中、弁当も作ったから、冷凍食品くらい入るんだよ! 
でもな、身長を一番伸ばしたのはこの弁当だ!」

 すると、母は涙を流していた。

看護師時代の母は、朝8時に出て行って夕方帰ってきてから僕たちのご飯を作ったり、
準夜勤だと16時から病院に行って0時に家に帰ってきたり、23時に病院に行って朝9時に帰ってくることもある、
生活が不規則になる大変な仕事をしていた。

なかなか親への感謝の気持ちなど伝えるタイミングがないから、こんな状況がきっかけといえど、
お弁当を3人兄弟分きっちり作ってくれたことに感謝していたと言えて良かったと思ったし、
自分が働くようになって、仕事をしながら子育てするなんて凄すぎるな~と感じていた矢先でもあったので、
そういう尊敬の言葉がスルスルと出てきた。
それを言い放った勢いで、スタジオで母のお弁当をバクバク食べて「母ちゃん美味いぜ!」と言うと、
母はありがとうと答えてくれた。

この状況がウケたので、これで何とかなった! と思いホッとしていると、周りの他の芸人のお母様がみんな泣いていた。

森村誠一「老いる意味」より

2021-11-22 09:44:35 | 日記
 森村誠一さんの書籍『老いる意味』が話題になっている。


「人間の証明」や『野生の証明』など、ベストセラー作家として知られる森村誠一さん(88歳)は
今から6年前、「老人性うつ病」と「認知症」の診断を受け、一時は言葉を思い出せなくなり苦しんだという。

著者はいう。「過去に目を向ければ、いまの自分がいちばん年老いているが、未来に目を向ければ、
いまの自分がいちばん若い」、「人生百年時代」においては、老後は人生の終着駅ではなく、
人生における「第二の始発駅」だ、ゼロから始まると考えていいと。

歳を重ねて、老いには二つの勇気が必要だということがわかった。老人になると思いがけない病気もするし、
私生活で悩んだりもする。そんな予想外の出来事の危機に立ち向かうための勇気である。
もう一つは夢を抱くための勇気である。人生とは夢を持つことだ。何歳になっても夢は持てるし、
小さな夢でも生きがいに繋がる。生きがいが孫の成長であったり、庭木に咲いた花や散歩の途中で出会った
桜の花の変化を楽しんだり、我が家に来る野良猫の姿であったりしてもいいと思う。
生きがいとは、これからの夢である。だから小さな生きがいでも、本人にとっては老いの希望に繋がるのである。

老後の生き方の意味を教えてもらったような気がする。