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 ゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

発信2008<目指せ『枝豆』日本一>㊦

2008-10-27 18:00:00 | ほっかいどう関連情報

中札内村<海外へ>「香港、米で飛躍の一歩」

100_0985 「商談中に食べてばかりですみません。おいしい                             もので」。札幌のホテルで3日に開かれた商談                             会。十勝管内中札内村農協の山本勝博組合長                             に、冷凍枝豆の試食を勧められた輸出業者の手                             が止まらない。山本組合長はここぞとばかり「き                              れいな緑でしょ。『色を塗っているのでは』と誤解                             されたこともあるんですよ」と売り込む。主催者は「こうした場でのトッ                 プセ-ルスは珍しい」と感心する。山本組合長は昨年1月以降、東                             京や大阪などの商談会に22回出席した。「職員が参加しても相手は                           『検討しておきます』で終わり。組合長なら話を聞いてくれる」と言う。                            成果は実り、これまでにス-パ-など約170社と契約。長崎、岩手                             など17府県の学校給食用にも300㌧を出荷している。2004年に                              7860万円だた枝豆販売高は昨年度、6億3400万円に達し、農産                             物販売高の23%を占める。商談の小道具となるのが枝豆加工品だ。                             この三年間、ようかん、納豆、ギョ-ザなど19品を矢継ぎ早に販売し                            た。主力品・冷凍枝豆の引き立て役ながら、扱う商品の種類が多い                             ほど契約成立の可能性は高まる。このうち中札内産若鶏とむき枝豆                             を使ったレトルトの「えだ豆カレ-」(210㌘入り220円)は、4月から                             香港の道産食料品輸入販売業「北海道発展有限公司」を通じ、イン                             タ-ネットなどで販売された。同社の牧野正義社長は「千箱をほぼ完                            売。香港では枝豆を使う料理が多く、他の加工品も注目したい」と話                            す。売り上げの9割を占める冷凍枝豆(300㌘240円)も昨年から、                             米国の日系ス-パ-で計約8㌧販売された。輸出入業者エ-ビスグ                            ル-プ(東京)の増島利彦社長は「価格は中国製の3倍だが、日本の                            食品は安全とみられている」という。目標は、年間10㌧以下にとどま                             っている輸出量を5百㌧に拡大することだ。海外で安全性をPRするた                            め、食品製造の衛星管理システム「HACCP(ハサップ)」の認証取                             得も目指す。山本組合長は「世界で勝負すれば、農業者の自信にな                            る」と意気込む。帯広市川西農協の「十勝川西長いも」は、台湾で薬                             膳料理素材として人気だ。中札内の枝豆が同様に輸出品として定着                            するか。挑戦が続く。

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発信2008<目指せ『枝豆』日本一>㊤

2008-10-27 17:00:00 | ほっかいどう関連情報

中札内村<救世主>「もうかる」作付け拡大

100_0984 「ザザザ-、バリバリ」。枝豆の作付け面積(3                              50㌶)、年間収量(約1100㌧)とも全道1を誇                              る十勝管内中札内村。中心部にある加工施設で                            は、取れたての豆を氷点下196度の液体窒素                              で瞬間凍結する作業がたけなわだ。収穫から4                              時間以内に、洗浄、ゆで、塩漬け、凍結の行程                              を経て冷凍庫に貯蔵する。中札内村農協加工製造課の垰田英昭課長                   は「作業を短時間に終わらせることで、色鮮やかさと甘みを保てる。                              枝豆を瞬間凍結する施設は全国でもここだけ」と胸を張る。居酒屋チ                             ェ-ン「白木屋」を展開するモンテロ-ザ(東京)は、中札内産枝豆を                             年間300㌧仕入れ、北海道から沖縄まで全1400店で提供してい                              る。仲介した丸木納豆(群馬)は、「輸入品に比べ味がいい。虫の混                             入や変色などのクレ-ムは一度もない」と絶賛する。道のりは曲折が                            あった。村内の畑作農家の多くは小麦、ジャガイモ、ビ-ト、豆類の                              畑作品を栽培。「高収益の第五の作物を」と1992年に枝豆を導入し                            たが、2004年までは赤字が続いた。冷凍加工施設の経費がかかる                            割りに、製品量が少なかったためだ。そこで同農協は3年前、10億3                             千万かけて施設を増設し、大型収穫機二台を9千万かけて導入した。                            約40㌶だった作付け面積は、今年までに10倍近くに増え、業績は好                           転した。枝豆の収益は10㌃当たり10万円以上と、十勝の主力作物                             ビ-トの約1・5倍。山本勝博・同農協組合長は「高品質な商品を大量                            生産できるようになり、『枝豆はもうかる』と農家もやる気になった」と話                           す。資材高に苦しむ農家にとって救世主でもある。枝豆の栽培に必要                            な化学肥料は、ビ-トの25%。ジャガイモやビ-トに比べ種まき後の                            消毒回数も少ない。畑作農家広瀬茂さん(60)は、3年前から栽培を                            始めた。今年の作付けは3・8㌶と倍増、来年は5㌶に拡大する。「経                             費を抑えられ、手間もかからないのにもうかる。いいことずくめ」と笑う。                            同農協は来年度、粒が大きい新品種「タマフクラ」の作付けを検討し、                            面積も500㌶に拡大、3年後には700㌶を目指す。日本1の枝豆産                             地は、約850㌶の作付け面積を誇る山形県鶴岡市。その背中が見え                             てきた。

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秀吉はいっ知ったか<山田風太郎著>

2008-10-27 12:58:00 | 本と雑誌
秀吉はいつ知ったか―山田風太郎エッセイ集成 秀吉はいつ知ったか―山田風太郎エッセイ集成
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2008-09

明智光秀によって信長が討たれた報を、なぜ秀吉はあれだけ早く知                             ることができたのか。美しい街を造るためには、五階建て以上のビル                            所有者から空間使用税を取ってしまえ・・・。人間世界の不条理を突く                            数々の警句・名言でファンの多い山田風太郎が、歴史上の人物を中                             心に、都市、政治について書き残した未刊行エッセ-集。荒唐無稽な                            時代小説を編み出してきた裏側に、これほどまでの深い歴史へのま                             なざしがあったのかと驚く。

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