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 ゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

ひろさちやのほどほど人生論「仲間を騙す嘘」

2008-10-31 17:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

信頼関係、まず家族から

動物は嘘をつかない。嘘をつく動物は人間だけ。そう言われる人が                             多いのですが、じつは動物も嘘をつきますよ。たとえば、鳥の巣に蛇                             が近づくと、雛を守るために親鳥が蛇の前で、傷ついて飛べなくなっ                             たような動作をします。蛇はその親鳥を追いかけ、親鳥はよたよたと                             しながら蛇を誘導し、十分に巣から引き離しておいて、ぱっと飛び上                             がって逃げます。これは蛇を騙したのであって、嘘ですよね。また、                             擬態と呼ばれるものも、嘘の一種です。小枝とそっくりなシャクトリム                             シは、捕食者から身を守るための隠蔽的擬態です。もう一つ、標識的                             擬態と呼ばれるものもあります。たとえば、蜂とそっくりな蛾がいます                            が、これは自分を毒針を持つ蜂に見せかけて、身を守っているのです。                            このように、動物の世界に「嘘」がないわけでありません。が、その嘘                            は敵を騙すためのものです。ですから、われわれは、-嘘は、敵を騙                            すためのものだ-と定義しましょう。この敵を騙すための嘘は、人間に                            も動物にも共通します。しかし、敵ではない見方、仲間を騙す嘘は、                             動物の世界にはありません。敵が来たのを仲間に報せないでいると、                            その動物は滅びます。仲間に対しては、動物は嘘をつきません。そう                            すると、この定義によれば、わたしたちが嘘をつけば、それは相手を敵                            だと見たことになります。最近問題になった食料品の「偽装表示」です                           が、賞味期限や原材料のごまかしは、彼ら生産者がわれわれ消費者                            を敵と見ていることになります。敵にされたのだから、われわれはもっと                            怒りを燃やすべきです。また、政治家が国民につく嘘も、その政治家は                           国民を敵と見ていることになります。そうだとすると、われわれ国民は                            敵にされてしまったのだから、国民のほうからその政治家を敵と見なし                           て放逐すべきです。この点では、日本人はあまりにも人が好すぎます。                           油断をしていると、日本という国全体がどこかの大国に売りとばされて                             しまいます。いや、もうそうなっているかもしれませんね。それから、嘘                            は敵を騙すためのものであって、仲間に対しては絶対に嘘をつかない                            ようにすべきです。なぜかといえば、わたしたちのいちばん大事な仲間                           は家族だからです。信頼できる家庭をつくることが、いちばん重要な問                            題ではないでしょうか。(宗教評論家)

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こどものほん<柴村紀代・児童文学者推薦>

2008-10-31 15:37:00 | 本と雑誌

「幼児向き」

おにぎりくんがね… (おいしいともだち) おにぎりくんがね… (おいしいともだち)
価格:¥ 893(税込)
発売日:2008-09

とよたかずひこさんといえば、元気な「どんどこ ももちゃん」や電車に                             乗って毎日動物園にお仕事に行く「ワニのバルボンさん」シリ-ズで                             おなじみですね。今度は「おいしいともだち」シリ-ズで、またまた元                             気なたまごさんやおにぎりくんが登場です。おにぎりくんは自分でお                             にぎり作っちゃうんです。どうやってのりまくのかな?心配ご無用!                              おにぎり3兄弟がはりきってどんどんのりを着けていきます。「さあ、                             どうぞ」と言われてもちょっと食べるのに勇気がいりそうです。

白い牛をおいかけて 白い牛をおいかけて
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2008-04

秋の夜、お布団に入って「絵本読んでえ」とおねだりするのにちょうどい                            い絵本です。アメリカのケンタッキ-に立派な白い牛がいました。でも、                            あるとき逃げ出してしまいます。「すぐに捕まえるさ」と言っていたお父                            さんもおじいちゃんもすごすごと帰ってきます。今でも広-いケンタッキ                            -のどこかでこの賢い白い牛はのんびり草を食べているそうです。夢                            の中にこの白い牛が出て来そうですね。あなたはうまく捕まえられるか                          な?

「低・中学年向き」

あまんきみこ童話集 (2) あまんきみこ童話集 (2)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2008-03

この童話集には「車のいろは空のいろ」が入っています。心やさしいタク                            シ-の運転手松井さんのお話です。1968年にはじめて本になって以来、                         もう何度もいろんな形で紹介されてきました。40年たった今でも好きな本                          の一つです。とくに「くましんし」のお話が好きです。深夜に乗せたお客さ                           んは実は北海道のこたん山から追い出されたくまでした。「雪のふる朝                           山こいし 雨のふる夜も 山こいし」と歌うくまの歌は、静かに人間の横暴                          を告発しているように胸に響きます。

遺伝子が語る「命の物語」 (くもんジュニアサイエンス) (くもんジュニアサイエンス) 遺伝子が語る「命の物語」 (くもんジュニアサイエンス) (くもんジュニアサイエンス)
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2008-07-07

遺伝子?ヒトゲノム?何だかむずかしそう。でもそんなむずかしそう                               な話を、大学の先生がわかりやすく書いてくれました。今、生命科学                             という新しい分野で32億の遺伝情報を全部読みとるヒトゲノム計画                             が始まっています。この新しい分野を学べるのは若い君たちです。                              それから137億年前の宇宙の始まりのビックバンのこと、46億年前                            の地球の生命の誕生、38億年前の地球の生命の誕生、気の遠くな                             るような数字だけれど、そんな長い長い生命の鎖のはじっこに私たち                             がいると思うとちょっと感動しませんか?

「高学年以上」

ジャズ・カントリー 新装改訂版 (ダウンタウン・ブックス)
価格:¥ 1,325(税込)
発売日:1981-04

この本もなつかしいなあ。私の学生時代にレイ・ブラットべりの「たんぽ                            ぽのお酒」やウイリアム・サロイヤンの「わが名はアラム」などと一緒に                            出た本です。ミステリ-でもファンタジ-でもなく、何げなく訴えかけて                            くる文学の快さ、それを実感させてくれた本でした。この「ジャズ・カント                            リ-」も白人の少年が、黒人のものとされていたジャズの扉を開くまで                           が、初々しく語られます。20代で読んでも60代で読んでも同じ感動を                            感じるというのは、この本がわはり本物だったのですね。

路上のヒーローたち 路上のヒーローたち
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2008-08

エチオピヤのストリ-ト・チルドレンの話です。貧しい子どもたちが路上                            で物ごいをしたり、レストランの残飯でかろうじて飢えをしのぐ子どもが                            たくさんいます。悪い人にだまされて田舎に売りとばされ、必死で逃げ                            てきた子もいます。でも、この本はそんな悲惨な状況にもめげずに生き                           ている子どもたちが描かれています。ストリ-ト・チルドレンは、ベトナム                           やカンボジアなど多くの国にいます。恵まれた日本にいても、この本が                            きっかけになって世界の貧困に目を向けてくれればと思います。

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