゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

札幌で「植物工場」展示会

2009-11-25 16:01:43 | ほっかいどう関連情報

野菜8種類 “製造”

100_7337 温度や光を人工的に制御し農産物を計画的に生産する「植物工場」を紹介する展示会(北海道経済産業局主催)が行われました。植物工場は養液供給システムや空調設備を備え栽培環境を制御。無農薬で野菜などを通年生産でき、農地を取得せずに空き店舗でも農産物生産を可能にする。展示された植物工場の内部は3段式になっており、サラダ菜など8種類の野菜が並んだ。開会式では柚原一夫・道経済産局長が「植物工場のPRに務めて道内でも普及させたい」と述べた。植物工場は社会福祉法人クピド・フェアのコスモスファ-ム岩見沢などの道内3ヶ所を含めて全国で50ヵ所あり、経済産業省と農林水産省が2011年度までに3倍の150ヵ所に増やす計画だ。

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膀胱炎

2009-11-25 14:44:15 | ガ-デニング

見落としがちな、膀胱壁の炎症

細菌やウイルスの何らかによって進入し炎症を引き起こす膀胱炎。考えられることは、手に付着した大腸菌や庭仕事などでの汚染した状態での小水行為などによる侵入が上げられます。特に尿道の短い女性に、多く発症しているようですが男性にも起りうることは否定できません。炎症の原因物質の排除で大抵完治するようです。だが細菌やウイルスなどの殺菌で、検査値に現れないのに非常な痛みを経験している人たちがおり、原因究明が出来ないでいることがあるそうです。最新の機器を完備していないことにより、内部の観察が出来ないことが原因で内壁に炎症を起こしていることが考察できます。今一度、設備の整った病院での診察が必要なようです。

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ガ-デンらいふ「ゲラ二ウム」

2009-11-25 14:18:33 | ガ-デニング

多彩な品種 耐寒性も

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庭仕事から手が離れる冬にこそ、来年の庭計画をゆっくりと立てたいもの。今回は、来シ-ズンの庭に向けて、ゲラにウムを紹介します。ゲラにウムと聞いて「ゼラニウムでは?」と思う人もいるのではないでしょうか。ゲラにウムは、フウロソウ科フウロソウ属の植物で、多くは多年草です。大してゼラニウムは、通常一年草扱いをするフウロソウ科ベラルゴ二ウム属のこと。以前は、このベラルゴ二ウム属の植物もフウロソウ属に分類されて、当時からゼラニウムと呼ばれていたため、日本では一般的にこう呼び分けられているのです。約20年前からいち早くゲラにウムを取り入れ、北海道向きの品種の生産に努めてきた、十勝管内広尾町「大森農場カントリ-ガ-デン」の大森康雄さんは「多彩な品種がそろい、丈夫でロ-メンテナンス、かつ耐寒性のある品種が多いのが魅力です」と話します。ゲラにウムは品種によって花色や高さ、幅、花期などがさまざま。日なただけでなく、日陰に使えるものもあります。ほかの植物と組み合わせる名脇役としてよく扱われますが、幅広いデザインに使えるので、主役として庭に取り入れてみるのもお薦めです。詳しくは花新聞231号をご覧ください。(花新聞ほっかいどう)

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元気!な植物たち「マムシグサ」      ⑤-秋編-

2009-11-18 17:11:00 | うんちく・小ネタ

神経痛の痛み止めにも

100_7444 マムシグサとは、花(仏炎苞)の先が蛇の舌に、直立した茎の模様が毒蛇のマムシのおなかに似ていることからついた名です。その名の通り、基本的に有毒ですが、アイヌ民族の人たちはラゥラゥと呼び、晩秋、茎の付け根にある毒の部分を取り除き食用として、また、球根をすりつぶして神経痛の痛み止めとして、幅広く使っていました。北海道の自然と共存して生きてきたアイヌ民族の人々の知恵と知識にあらためて脱帽させられます。漢方でも、その塊茎は天南星と呼ばれ、二朮湯、清湿化痰湯、導痰湯などのさまざまな漢方薬に配合される大切な生薬です。春の芽出しから、晩秋まで観察し続けてきたマムシグサ。そのピラミット状になった実が上から順番に熱し、赤、オレンジ、緑が混ざり合っている姿は、漢方が説く「容平」の過ごし方、「急がず慌てずに、一つ一つゆっくり成熟させる」ことの大切さを視覚的に教えてくれます。=秋編おわり=(堀田清・北海道医療大准教授=写真も)

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ガ-デンらいふ「大豆」

2009-11-18 14:58:56 | ガ-デニング

意外と簡単 みそ造り

100_7336 「手前みそ」という言葉があるように、かつてみそは「家庭で造るもの」でした。万葉集にも、すでにみその原形と思われる醤(ひしお)が歌われており、日本の食文化における重要性を感じさせます。さて、今年の家庭菜園で、枝豆として収穫せず、大豆として完熟させて、みそ造りに挑戦されている人もいるでしょう。もちろん、買ってきた大豆でも、造れます。材料は大豆、塩、麹。ほかに仕込みに必要な容器や消毒用の焼酎などが必要ですが、さほど入手困難なものはありません。また、造り方も思ったほど難しいものではありません。基本は大豆を一晩水に漬けてからゆでた後、つぶして塩麹(塩と麹を合わせたもの)とよく混ぜます。それを、空気を抜きながら仕込み用の容器に詰めていく。最後に容器の上に塩でふたをして、貯蔵します。約半年後から食べられますが、1年ほど置くと味わいも深まります。花新聞231号では、作業の写真付きで掲載しています。豆乳、豆腐、豆乳鍋なども紹介しています。大豆でおいしく、ヘルシ-に過ごしてみませんか。(花新聞ほっかいどう)

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元気!な植物たち「クコ」-秋編-④

2009-11-17 15:06:00 | うんちく・小ネタ

根から実まで漢方効果

100_7445 10月中旬。森の植物たちの多くが、来春までの長い眠りにつこうとしています。後は白い季節の訪れを告げる初雪を待つだけです。いつものように森の植物たちに会いに大学の薬用植物園を通り過ぎようとしたら、つやのある真っ赤に熟したクコの実がいくつもぶら下がっているのを見つけました。短い秋の日差しを楽しんでいるかのようです。クコは北海道には自生していませんが、漢方ではとても大切な薬用植物です。世界最古の薬草に関する書「神農本草経」の中でも、上位にランクされて枸います。薬用部分は根皮(地骨皮)、葉(枸杞葉)、実(枸杞子)と、根から実まですべてが重要な生薬となります。特に枸杞子は、漢方では肝と腎の気を補い、視力低下予防、目まい、腰から下の倦怠感、性機能障害に効がありますから、太古の昔から不老長寿、抗老薬とされてきたこともうなずけます。中国の薬膳料理には欠かせなぬ植物でもあります。(堀田清・北海道医療大准教授=写真も)

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シ-ラカンスの稚魚撮った!

2009-11-17 14:30:05 | ニュース

インドネシア近海 福島の水族館、世界初

100_7335 「生きた化石」と呼ばれる古代魚シラカンスの稚魚の撮影に、福島県いわき市の水族館「アクワマリンふくしま」の調査隊がインドネシア近海で成功し16日、発表した。世界初という。謎に包まれたシ-ラカンスの生態を解明する上で極めて貴重としている。同水族館によると、10月6日にインドネシア・近海で発見。アフリカ種とは別種のインドネシア種で、水深161㍍にある岩の割れ目の中にいた。自走式水中カメラ(ROV)で撮影した。シ-ラカンスは魚類から両生類に進化する過程の特徴を残しており、雌の胎内で卵をかえして体長30㌢程度にまで稚魚を育てるとされる。撮影された個体も生後間もないとみられ、体長31・5㌢だった。同水族館は今回の発見でシ-ラカンスが通常の生息域で出産し、稚魚は成魚と同じく日中、岩のすき間などに隠れて暮らしているとみている。アクアマリンふくしまの担当者は「シ-ラカンス発見以来、解明されていなかった生態の謎に大きく近づくことができた」としている。

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浮気してない?隠し事は・・・ネット調査

2009-11-17 12:57:27 | ニュース

妻が内緒で携帯チェック 61%

妻の61%が夫の携帯電話を内緒でチェックし、45%の妻の携帯料金が夫より高額だつた-。インタ-ネット調査会社「マクロミル」(東京都港区)が11月上旬、同社の会員で20~39歳の既婚女性にアンケ-ト。500人の回答からこんな夫婦像が浮かんだ。無断で携帯のメ-ルや通話履歴などを盗み見た理由は①浮気をしていないか調べた(35%)②興味本位(34%)③隠し事がないかチェック(28%)-など。盗み見た後に何が起きたか。「夫に逆ギレされた。夫は謝りもしなかった」という主婦」(28)がいたほか、「何も隠し事がないことが分かり、ほっとしたような、がっかりしたような・・・」と回答したアルバイトの女性(28)も。22日は「いい夫婦の日」。

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元気!な植物たち「アカジソ」-秋編-③

2009-11-16 12:56:30 | うんちく・小ネタ

葉の生薬 身体に活力

100_7339 大学近くの農家へ行った時に、ふと鮮やかな紫色の小さな花をつけたアカジン(赤紫蘇)を見つけました。近づいて見るとなかなかステキです。多くの野菜は、ただ食べられるために存在しているように思いがちですが、野菜たちだって植物の一つです。自分たちの子孫を残すために一生懸命に生きているのです。私たちの食事に欠かすことのできないシソ。特にアカジソの葉は蘇葉と呼ばれ、漢方では元気を身体全体に巡らす理気剤と呼ばれる一群の中で最も大切な生薬なのです。ですから、シソを食べていることにもなりますね。前回紹介したオケラの根茎(白朮)が配合されている「六君子湯」が元気を補う漢方薬なら、蘇葉、桂枝(シナモンのこと)、陳皮(温州ミカンの皮)、生姜、甘草の五つの生薬が配合されている「香蘇散」は、元気を身体全体に巡らす理気薬の代表的な漢方薬です。(堀田清・北海道医療大准教授=写真も)

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「ふゆみず“たんぼ”」道内も

2009-11-13 14:38:11 | ほっかいどう関連情報

冬も水張り イトミミズが土づくり 農薬不要 不稔少なく

100_7334 冬にも水田にみずを張り、イトミミズなど自然の力を借りて土壌を豊かにする「ふゆみずたんぼ」(冬期たん水水田)が、道内でも注目されている。化学肥料や農薬が不要な農法で、道内でも6戸が試みていり、今年の天候不順の中でも平年作を確保した農家が多かった。高い安全性からコメが高く売れる利点もあり、徐々に広がりそうだ。「専門家に調べてもらったら、10㌃に10億匹ものイトミミズがいることが分かりました」。10月末、空知管内月形町の若槻潔さん(53)が水を張った水田を前に笑顔を見せた。稲作と肉牛飼育に取り組む若槻さんは、消費者に安全なコメを届けたいと常々考えていたが、知人から「ふゆみずたんぼ」の話を聞き、2005年秋から7・7㌶の水田のうち約1㌶を「ふゆみず-」にした。冬に水が凍る懸念もあったが、雪が覆うことで田に張った約10㌢の水は完全には凍らず、水底でイトミミズは活発に動き、春までに土を軟らかく肥えたものに変えたという。軟らかくなつた土に雑草の種が埋れるためか、雑草も減少。通常より施肥量を2割減らしたにもかかわらず、冷害の今年も「(もみに実が入らない)不稔の発生が少なかった」。(若槻さん)。この実績に、視察が相次いでいる。道内の「ふゆみず-」は若槻さんら石狩、空知管内の4戸が4年前に試みたのが最初。水を張る手間はかかり、収量自体も変わらないが、無農薬のコメとして「ななつぼし」など他の道産米に比べ5、6割高く売れてる。その後、石狩管内当別町の2戸も始めた。約50㌃を「ふゆみず-」にし、コメの通信販売に加え、団子も販売する石狩管内当別町の竹田広和さん(42)は「水を張った効果かどうか分からないが、今年、『ふゆみず-』の稲はほかの水田より不稔が少なかった。応援してくれる消費者も増えている」と今後に期待している。

※ふゆみずたんぼ 約300年前に会津地方(現在の福島県西部)で生まれた自然農法。微生物やイトミミズが稲わらなどの分解を早めるほか、飛来する水鳥のふんも土を肥やすとされる。水田に戻ってきたクモやカエルが害虫を食べる効果もある。環境意識の高まりで、1990年代末ごろから見直す動きが出始め、宮城県や千葉県など全国各地で取り組む農家が増えている。

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ガ-デンらいふ「バラの越冬」

2009-11-13 11:51:03 | ガ-デニング

土盛りし株元保護を

100_7333 いよいよ、札幌でも雪が降り始めました。まだ本番ではありませんが、気分的に街中で初雪を見るともう「冬モ-ド」に入ってしまいますね。すっかり冬気分になる前に、庭の秋の作業はお済みでしょうか。特にバラに関しては、越冬準備を万端にしておきたいところです。11月に入ると、北海道のバラは休眠期に入ります。休眠の間、バラが枯れてしまうのは、以外にも寒さの厳しい1月や2月でなく、3月から春にかけてがほとんどです。これは、気温の上昇に伴ってバラが動きだし、水分を必要としているにもかかわらず、地面が凍結していて根が水分を吸収できないために起ります。越冬させるためには①敵期に植えて、地面の凍結する深さよりも長い根を育てる②地面の凍結を防ぐ③風を防ぐ-という三つのポイントが重要になります。そのための秋の作業はいくつかありますが、耐寒性に不安のある品種については、雪折れ防止のためにひもで枝を軽く縛る、堆肥や畑土で土盛りをして株元を保護する、防風ネットなどで雪囲いをする、などの保護をしっかりと行っておきましょう。さらに詳しい内容は、本紙230号で紹介しています。(花新聞ほっかいどう)

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元気!な植物たち「オケラ」-秋編-②

2009-11-10 16:07:19 | うんちく・小ネタ

冷えた胃腸を温め回復

100_7307 漢方でいうところの粛殺の気(冷気)が入り込む秋。多くの植物たちが、地上での活動を終えようとしています。冷気漂う晴れた早朝、大学の薬用植物園では、朝露にぬれた白いオケラの花が朝の日に輝いていました。道内では自生していないオケラの根茎白朮といい、体の中に滞った水をそばき、胃腸の元気を取り戻す作用があります。国土が森林におおわれている日本は、きれいな飲み水が豊富な世界でもまれな国です。しかし、漢方では、「水を多飲する」=「胃腸が冷える」=「元気が出ない」ことになります。さらに日本は四方を海に囲まれているため、常に湿気で胃腸に水が貯留(水滞)し、胃腸が冷える(脾虚)ことになります。白朮はチョウセンニンジンといっしょに用いるとさらに効果的で、これらが配合された六君子湯は胃腸を温め、元気が全身を巡るようになります。漢方薬の代表選手で、胃腸が冷えている多くの日本人にとって最も適した漢方方剤方剤の一つです。(堀田清・北海道医療大准教授=写真も)

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元気!な植物たち「オオアマドコロ」-秋編-①

2009-11-06 18:38:15 | うんちく・小ネタ

実りの季節がやってきた。植物たちには人の「気」をも結実させる力を秘めているという。漢方に詳しい堀田清・北海道医療大薬学部准教授が同大北方系生態観察園・薬用植物園(当別町)で撮影した写真とともに、「植物エネルギ-」を紹介するシリ-ズ第2部は秋編。

100_7299 感冒、気管支炎に効く生薬

漢方で病気予防の基本は四季を通して自然と調和することです。北海道は春・夏・秋・冬がはっきりしているので、まさに漢方の教えにかなった大地と言えます。秋は「容平」。春に芽生え夏は成長したものが、秋の冷気によって葉は色づ゛き実は熟して1年分のエネルギ-を貯蔵し冬に備える季節です。まさに万物が成熟して結実し、容=かたちが平定する時期なのです。真っ黒に色づいた実を付けるオオアマドコロの秋は、「容平」そのものです。カタクリのような春の短命植物たちは、芽出しから2ヵ月ほどで花を咲かせ種を付けて地上から姿を消してしまいます。オオアマドコロの場合、芽出しは同じ時期ですが、秋までじっくりと時間をかけて実を熟させて、次世代につなぐ種を残すのです。オオアマドコロの春の芽出しは山菜として食べられます。また秋の根茎は、玉竹、葳蕤(いずい)といい、口の渇き、せき、のどの乾燥感を伴う感冒や気管支炎の際に、豆豉(ずし)(大豆の種子を蒸して発酵させ乾燥したもの)・葱白(そうはく)などといっしょに漢方方剤「加減葳蕤湯」に配合される大切な生薬です。

ほりた・きよし 58年、日高管内浦河町生まれ。北海道医療大薬学部卒業。北大大学院薬学研究科修了。95年から現職。

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疲労&疲労感

2009-11-06 16:04:52 | 健康・病気

疲労が蓄積されると、1歳前後の幼少時に感染するウイルス(HHV-6)が生存危機を感じ、体外に逃避しょうとして舌に集中する。その集中度を調べることによつて疲労による体調の良否を判定できると言う。では疲労物質(FF)の蓄積の解消方法はどのようにして解決できるのか?新たな見解が発表になっています。過労や睡眠不足、対人関係の気づかれなど人にとって多種多様な疲労度アップを日々体験します。勿論、健康アップでの運動もオ-バワ-クによる疲労が逆効果を来たすことは当然のことです。この過度の疲労が極限に達し、ストレスとして体に出たときに病気を発症し、脳や心にでるとパニックやうつとして診断される。このように疲労を考察すると、肉体的実疲労と精神的な疲労感に二分されます。人々は夫々に工夫を凝らし、栄養剤の補給・温泉やマツサ-ジ・鍼灸・ストレッチ・嗜好品や鼓舞する景品での促進策など公私において解消を図ることが多々あります。それらの解決策が、一時的に疲労の解消に役立っているような錯覚を得ますが、実は実測すると疲労物質(FF)は一向に減少していないと言います。減少させるための秘策は、充分な睡眠を取る、それ以外には無いのですとのことです。ただ、睡眠時間の確保に一工夫することが必要です。起床時間を平常時合わせ、早めの就寝を心がけることが大事なようです。

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通風の原因遺伝子発見“ASCG2”

2009-11-05 13:40:07 | ニュース

変異で尿酸排出機能低下                                                     防衛医科大など 発症リスク、正常男性の26倍

関節の激痛などを引き起こす通風の主要な原因遺伝子を、防衛医科大や東京慈恵会医科大などの研究チ-ムが初めて発見した。この遺伝子「ABCG2」が作るタンパク質は、尿酸を腎臓から尿へ腸管から大便へ排出する役割がある。日本人男性の通風患者では、8割にこの遺伝子の変異があり、機能が低下。10人に1人は機能が4分の1以下しかなく、変異がない人に比べ、発症リスクが26倍も高かった。4日付の米医学誌サイエンス・トランスレ-ショナル・メジィシンに論文を発表した。防衛医科大の松尾洋孝助教によると、この遺伝子の変異の有無やパタ-ンを簡単に検査できるようになれば、尿酸値が高く、発症リスクも高い人が早めに生活習慣を改善し、通風を予防できる。また、詳しい発症メカニズムの解明を通じ、この遺伝子の働きを強める新薬を開発できるかもしれないという。松尾助教や東大医学部付属病院高田龍平助教らは、通風の前段階である高尿酸血症の患者90人のDNAを調べ、ABCG2遺伝子遺伝子の六つの変異パタ-ンを発見。健康診断の受信者739人について、これの変異により、血清尿酸値が上昇することを確認した。さらに、通風患者はほとんど男性であるため、通風か高尿酸血症の男性患者228人と、血清尿酸値が正常な男性865人を調べ、変異パタ-ンと発症リスクの関係を明らかにした。通風には食生活などの生活習慣のほか、遺伝的要因も関係するとみられていたが、これまでは、ごくまれな先天性尿酸代謝異常の場合しか要因が分かっていなかった。

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