゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

アスパラ若芽青々

2008-08-21 15:00:00 | ほっかいどう関連情報

札幌 立茎栽培の収穫ピ-ク

100_0915 札幌市内の農家で、立茎栽培で育てたグリ-                                ンアスパラの収穫が最盛期を迎えている。立茎                             栽培は、春のアスパラの収穫を途中でやめて茎                             を高さ1・5-2㍍まで成長させ、大きく伸びた茎                             の根元に顔を出す若い茎を収穫する方法だ。ア                             スパラは通常は6月下旬までが収穫期だが、立                             茎栽培によって8月下旬から9月上旬まで収穫                             期をのばせる。札幌市農業支援センタ-によると、                           札幌市内では18戸の農家が立茎栽培に取り組んでおり、収穫した                 アスパラは直売所や一部のス-パ-で販売している。春と比べると                 生産量が少ないため、比較的高値で売れるという。東区中沼の臼木                            裕一さん(28)は80㌃の畑で無農薬栽培をしており、連日、収穫に                             追われている。アスパラは自宅前の直売所で贈答用Mサイズ1㌔約                            1,500円などで販売。臼木さんは「新鮮さを目当てに遠くから買いに                            来る人も多い」と話している。

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定年後にブル-べり-作り

2008-08-20 17:30:00 | ほっかいどう関連情報

新規就農 札幌の高岡さん 観光農園で一般開放

100_0912 建設設備会社の技術者だった男性が、定年後                            に新規就農して札幌市東区中沼町に開いたプ                            ル-ペリ-の果樹園を、今月から観光農園とし                            て一般開放している。札幌市北区の高岡功さん                           (63)。10年前、静岡県のブル-べり-農家の                           特集番組をテレビで見て、定年後の仕事にブル-べり-栽培を思い                 立った。本やインタ-ネットで栽培法を学び、2003年に石狩市生振                           に土地を借り、苗木の育成を始めた。06年7月に退職し、新規就農                           向けの研修に入り、昨年7月に独立した。札幌市の特定法人貸付事                          業の制度を利用して、東区中沼町に80㌃の農地を借り、石狩市で                           育てていたブル-べり-を移植するなどして、現在2200本を栽培す                          る。将来は「1万本まで増やしたい」と意気込む。完全無農薬、有機                            肥料で育てた果実は、直径1・5-2㌢ほどの大粒。主に市内の大                           手菓子メ-カ-に出荷している。観光農園の入場料は中学生以上                            800円、小学生400円、幼児無料。持ち帰り分は100㌘200円。                            9月上旬まで楽しめる。1日の入園者数に制限があるため、予約が                           必要。希望者は前日までに高岡さん℡090・7641・6366へ

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糖尿病発症の危険因子?

2008-08-20 17:00:00 | 健康・病気

国立医療センタ-、理研 遺伝子を特定

成人が発症し、糖尿病患者の約95%を占める2型糖尿病のなりや                           すさに強くかかわる遺伝子を、国立国際医療センタ-と理化学研究                           所がそれそれ中心となった2つのグル-プが、日本人を対象にした                           別々の研究で突き止め、17日付け米科学誌ネイチャ-ジェネテック                           ス電子版に同時発表した。特定した遺伝子は「KCNQ1」。従来、心                           臓の筋肉の動きに重要であることが知られていた。この遺伝子の塩                           基配列にわずかな違いがあると、2型糖尿病を発症する危険性が                            1・3-1・4倍に高まるという。2型糖尿病に関連する遺伝子は、欧                           米人対象の解析で数種類見つかったていたが、アジア人で特定され                          るのは初めて。予防のための体質診断や、新しい治療法の開発につ                          ながると期待される。両グル-プは、患者と一般人で、遺伝子の塩                           基配列が一ヵ所だけ異なる「一塩基多型(SNP)があるかどうかを調                          べ、発症との関連を統計学的に分析した。国際医療センタ-の春日                           雅人研究所長らは、日本人の患者と一般人計約8800人分を解析。                          この遺伝子に特定のSNPがあると、血糖を下げるインシュリンの膵臓                          からの分泌を低下させる可能性があることが分かった。また、理研の                          前田士郎チ-ムリ-ダ-らも計約9300人分を調べ、この遺伝子が                           日本人患者の約2割の発症にかかわっていると試算した。両グル-                           プは、中国人、韓国人、シンガポ-ル人、フィンランド人、デンマ-ク                           人でもそれぞれ数千人規模で調査。人種によらず発症に強く関連す                           ることを確認した。

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ガ-デンらいふ<節度ある見学>

2008-08-20 16:00:00 | ガ-デニング

公開望まぬ庭主に配慮を

100_0909 丹精した庭を、庭主が広く一般に公開するオ-                            プンガ-デン。道内に定着して10年近くたちま                            すが、訪問客についての問題点がいまだ残るの                           が気がかりです。道央地区の閑静な住宅地に住                           むAさん(女性)は、長年庭づくりを楽しんでいま                            すが「個人的な趣味だから」と、庭は公開してい                           ません。ところがある日、女性5人が「庭を見せて                          ほしい」と突然車でやってきました。Aさんの近所                           でオ-プンガ-デンに参加している庭を訪れたつ                           いでに立ち寄ったようです。Aさんは「私は公開していませんので」と                断りましたが、女性たちは「少しぐらいいいんじゃない」と一歩も引き                           ません。数十分も押し問答が続いたそうです。何とか帰ってくれたも                           のの、最後には嫌みを言われ、Aさんは悲しい気持ちで1日を過ごす                           ことになってしまいました。この日は休日。「仕事が休みで、のんびり                          過ごしていた人も多いはず。またこんなことがあると近所付き合いが                           心配」と、Aさんは頭を抱えます。道内は本州と違って家を囲む堀や                           垣根が低く、公道から庭の中が見える家が多いのが特徴です。とは                           いえ、きれいに花を咲かせている庭でも、公開を望まない場合もあ                            ることを肝に銘じたいものです。庭は、そこに住む人のものなのです                           から。(花新聞ほっかいどう)

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生きるしくみ<息をしながら>

2008-08-20 15:30:00 | 健康・病気

リラックスで好記録=當瀬規嗣解説

気持ちを集中して何かしようとすると、人は息を止めています。これ                            はどうも緊張をキッカケにした一種の反射のようで、驚いたときにも                            無意識に息が止まりますね。次の行動に備えるときに息を止めるの                           です。オリンピックはそろそろ陸上競技が始まります。短距離走のと                           きにも息を止めて走るのが普通ですね。100㍍走で約10秒、200                             ㍍で20数秒ですから、息を止めること自体は何でもありません。こう                           して息を止めて走るのは、酸素の供給が少ない状態で運動すること                           になるので、筋肉はブドウ糖をすばやく分解する解糖過程でエネルギ                           -を得ることになります。これは乳酸がたまって疲労しやすい運動で                          す。一流の選手でもレ-スの後半にスピ-ドが落ちるのは、このせ                           いではないかと私などは単純に考えてしまいます。短距離走の最中                           に酸素が供給できれば、後半の疲労が軽減されて記録が伸びるの                            ではと推測しています。そこで、緊張している最中で申し訳ないので                           すが、100㍍走の最中に呼吸してははかがでしょうか?呼吸すると                           体に力が入らないという意見もあるかもしれません。私はスポ-ツが                          全く苦手で、よくわかりませんが、100㍍を呼吸しながら走る方法も                            あると思います。まあ10秒ですから1回ぐらいでしょうが、200㍍な                           ら3回ぐらいできそうです。すくなくとも呼吸できるくらいリラックスして                           走れば、筋力を最大限に生かせると思ったりするのです。息して走っ                           てませんか?(とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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ほっかいどうの本

2008-08-20 15:00:00 | 本と雑誌
学問の暴力―アイヌ墓地はなぜあばかれたか 学問の暴力―アイヌ墓地はなぜあばかれたか
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2008-06

アイヌ墓地の発掘という行為の全体を見通した上で、背後にある数々                          の問題を究明しようとする興味深い一冊である。著者は哲学が専門                           の苫小牧駒沢大教授。古くは幕末の函館にあった英国領事館館員                           などによる、道南のアイヌ墓地からの盗掘事件。また、明治・大正期                           には小金井良精東京帝大医学部教授、清野謙次京都帝大医学部                            教授といった人類学、解剖学の学者による道内や樺太での発掘の                           記録が残っている。さらに昭和に入ってからも、児玉作左衛門北海                            道帝大医学部教授などによって、大量のアイヌ民族の遺骨発掘が続                          けられた。これらのアイヌ墓地からの遺骨の盗掘や発掘については、                          これまでも民族差別の問題として多くの書物や報道などを通し、厳し                           く批判されてきたことはよく知られている。しかし本書が、これらアイヌ                           墓地発掘の異なる場面をつき合わせ、検証することで浮き彫りにしょ                           うとしているのは、民族差別の問題だけではない。日本の学術体制                           が整備されるとともに、アイヌ民族への配慮が消え、学問が大手を振                           って歩くようになった事実である。つまり、民族差別の問題だけでなく、                         明治以降の国策によって進められた知の権力化という問題や、そのプ                          ロセスについても、本書は明らかにしようとしているのである。もちろん、                         学問や研究成果が人類共通の財産になりうるものであることは、言うま                         でもない。一方でアイヌ民族を苦しめたように、学問や研究というものが、                         ときとして暴走し人びとを脅かすことを、本書はあらためて示している。                          これを過去の出来事として、やり過ごすことはできそうもない。                              (中舘寛隆=北海道読書新聞社編集長)

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ウンチクがんちく<土と作物のはなし(28)>

2008-08-19 17:00:00 | うんちく・小ネタ

道立道南農業試験場研究部長 赤司 和隆                                         風や雨滴で伝染病する病害

100_0911 土壌や病害にかかった作物には病原菌が生息                              しています。これらが風や雨滴などで近くの作物                             に運ばれると、病気か゛発生します。前回でも触                             れましたが、これを空気伝染病害といい、症状が                            主に葉や茎に現れるのが特徴です。葉が大きくて観察しやすいメロ                             ンの場合を見てみましょう。病原菌が葉に付着し感染が始まると、円                            形(灰色かび病、炭疽病)、多角形または円形(べと病)の褐色の病                             班が現れます。やがて大きくなり、その中央部が破れたりします。う                             どんこ病では葉の表面に白いうどん粉状のカビが、菌核病では白い                             カビとネズミのふんのような菌核(菌糸の塊)が茎や果実の感染部位                            で観察されます。空気伝染性病害は一般に病原菌がはびこりやすい                            高温多湿時に多発します。薬剤による防除が有効ですが、病気のま                            んえんが早いことから、発病初期に薬剤散布を行います。1840年代                            にジャガイモの疾病がヨ-ロッパ、イギリス、アイルランドで大発生しま                            した。カビによって全身が冒される恐ろしい空気伝染病害です。深刻                             なイモ不作で飢餓に見舞われたアイルランドでは、多くの人がアメリカ                            に移住したそうです。その中にケネディ元大統領の曾祖父がいたこと                            は有名です。

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“ビタミンC”がん細胞増殖半分に

2008-08-18 16:00:00 | 健康・病気

マウスに大量投与 米の研究チ-ム発

ビタミンCをマウスに大量投与することで、がん細胞の増殖を半分に                           抑えることができたとの実験結果を、米国立衛生研究所(NIH)の研                           究チ-ムが、米科学アカデミ-紀要(電子版)に発表した。チ-ムに                           よると、約30年前にビタミンCががんに有効だと注目されたが、その                          後の実験で否定された。今回は、効果が否定された経口投与ではな                          く、体内に直接注入。「副作用もなく、人間への適用も可能だ」として                           いる。実験ではまず、43種類のがん細胞と5種類の通常細胞に、ビ                           タミンC(アスコルピン酸)の溶液を加えると、通常細胞に変化はなか                           ったか゛、がん細胞のうち33種類では細胞の半分以上が死滅した。                           次に、腹腔内にそれぞれ子宮がん、膵臓がん、脳腫瘍の細胞を植え                           付けたマウスに、体重1㌔当たり4㌘という大量のアスコルピン酸を                            毎日投与すると12-30日後に、投与しなかった場合に比べてがん                           の重さが41-53%に抑えられた。副作用もみられなかった。アスコ                          ルピン酸から発生した過酸化水素ががん細胞に作用したとみられる                           という。

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ひと2008 中島 量 さん

2008-08-18 15:00:00 | 人物100選

石狩産食材を使った名物開発に取り組む

100_0910 藤女子大の学生たちと、石狩産食材にこだわっ                           た名物を開発しながら、まつおこしに取り組む「仕                           掛け人」だ。「石狩は鍋料理た゜けじゃないところ                           を、多くの人に知ってほしいんです」石狩市で約                            60年続く測量会社の三代目。それまで、興味が                           なかったマチおこしに取り組み始めたのか゛3年                           前のことだ。知人から地ビ-ル会社設立にさそわ                           れたことがきっかけだった。「ほかにないものを造                           りたい」と、藤女子大生と共同で開発したのが、石                          狩産米を使ったピンク色の発泡酒「カナスト-リ-」。2006年12月に               発売し、1年で10万本を売るヒット作に。今では東京・六本木ヒルズで              も飲めるようになった。昨年12月に発売したご当地ハンバ-ガ-「いし                         かりバ-ガ-」の売れ行きも上々だ。27歳でがんを患い、長期療養を                          余儀なくされたが、現在は石狩青年会議所のメンバ-としても精力的                          に活動する。「石狩は札幌から30分で行ける、大いなる田舎」と言う。                         「海や山があって、豊かな食材もある。資源がたくさんあるからこそ、新                         たな名物でその素晴らしさに地元の人たちも気付いてほしい」今も石狩                         産食材を使ったお茶漬けを開発中で、今秋の完成を目指す。「目標は                          学校給食で食べてもらうこと」と笑う。石狩市内で妻と二歳の長男と暮                          らす。36歳。

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院内感染・・・・!?

2008-08-13 16:00:00 | 健康・病気

院内感染で入院患者さんが死亡。初めて、この様なニュ-スに接し                           た時、何か信じられないことに思えました。病院は病気を治してくれ                           るところという概念だけで、安全な場所と言うイメ-ジしか持ち合わ                            せていなかった。ところが、病気に対するいろいろな資料を入手し、                           知識が豊富になるに付け考えが大きく変わりました。多種多様な保                           菌者が出入りする個所です。そこに免疫力の弱った患者さんが入院                           している。よほどのことがなければ、無菌室での対応が施されない                            のですから当然の既決のような気がします。なぜ、この問題を再考                            するか。それは医療事故や肝炎、エイズなどが人為的な行為で感                            染し全国的に感染症患者が多数存在する現状があることです。医                            療に従事する人たちが、つい最近までB型・C型肝炎患者さんが、                            何らかの自己責任での保菌者になっていた。そんな考えが、実は                             血液製剤以外に感染源がありえないという公表結果をあまりにも安                           易に受け止めていないか。かって、経験浅い若年医師が、ミスで手                           にちょっとした傷をおいそこから菌に感染し劇症肝炎で急死したとい                           う。病院内には随所に危険が蔓延していることを十分に認識すること                          が求められます。そのことを皆が共有していれば、患者に使用する器                          具の安易な使いまわしなどの行為は、疑問視されて当然なことと思                           われますが。

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朝の食卓<想像してごらん>

2008-08-13 14:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

山音文学同人・上士幌=荒井 登喜子

「子供には、テレビゲ-ムを買い与えません」などと、ツンと上を向き、                          自慢げに話す親にはなりたくない。大人の傲慢のような気がするか                           ら。とは言っても、子供とテレビゲ-ムの関係は、とても難しいとも                            感じる。息子が居間でやっているテレビゲ-ムの画面を横目で見て                           いると、操っている主人公が車に乗り、いとも簡単に歩行者をなぎ倒                            してゆく。ひかれた歩行者は「ギャッ」とも叫ばず、「痛い」とも泣かず、                          血も出ない。「これは、まずいな」と私は息子の横に座った。歩行者                           が跳ね上がった。「イタタタタ・・・」。「血がドバドバ!」。ゲ-ムの中                           で倒れるキャラクタ-に合わせ、私がせりふをつけてたった。                               「もう・・・。母さん」                                                        息子がコントロ-ラを離さず言う。                                               「だって車に当たったら痛いし、血もでるでしょ」                                        いつもお笑い番組を一緒に見ていても、横やりを入れる母である。                            息子はあきらめ顔で、そのままゲ-ムを続けた。                                      後日、同じゲ-ムなのかどうかは分からぬが、息子は、がけから落下                          して体を打ちつけたキャラクタ-とともに「いてっ」とつぶやいた。                             子供も大人も他者の心の中を想像できるようになって、幸せに平和に                          生きてゆけるといいな。つくづく願ってしまう。

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時代の肖像<杉山 清 さん(48)>

2008-08-12 16:30:00 | 人物100選

○商店経営って何でしょう杉山フル-ツ店主                                             損得よりも「心の交換」

100_0908 ←魂を込めて生ゼリ-を作る。出張販売のこと                               を「ライブツア-」と称しているが、7月上旬に東                             京・銀座のデパ-トで行ったライブでは連日、完                             売が続いた

杉山さんは婿養子だ。栃木県二宮町生まれ。父親を早くに亡くし、                   親類の元で育つなどの苦労を重ねた。県立真岡高校を卒業後、東                              京都内のホテルに就職し、フレンチのコックを目指した。同じホテル                             のフロントに、妻となる郁美さんがいた。郁美さんの実家が1950年                             創業の「杉山フル-ツ」。結婚後、「女房の実家を継ぐ」とホテルを辞                             め、82年、静岡県の吉原に移った。

       ○ ○ ○

当時は「黙っていても客が来た」。商店街にあったス-パ-が、どん                             どん客を引き込んでいたのだ。「個人商店も、おこぼれにあずかって                              いた。コバンザメというか、共存共栄というか」しかし、時代は郊外型                             大型店舗に確実にシフトしていった。ス-パ-は98年に撤退。夫婦                             と義理の両親が経営する典型的な「パパ・ママストア」は改革を迫ら                             れた。ギフト商品への特化に生き残りを懸けた。夫婦で全日本ギフト                             協会公認のラッピングコ-ディネ-タ-の資格を取得。包装ををアピ                             -ルする一方、「故郷で独り暮らしをする母親へ」「心に響く、結婚式                             の引き出物を」などの個別の注文にも、誠実に対応していった。「本                             当に、お客さんのために戦っているか、と自問しているんです」と杉山                             さん例えばお歳暮ようのミカンは仕入れてから、箱から出し、一個一                             個チェックする。「ひとつでも傷んだ物があったら、こちらの信用がなく                             なるのでですから、当然のこと」。その信用が積み重なり、今では一                             個1万円近いギフト用の高級メロンを年間、約9千個も売る。「杉山さ                              んなら大丈夫」。客からこの言葉が聞かれるようになったことを喜ぶ。                             改革前には8千万円前後だった年商は倍以上になった。ホ-ムペ-                            ジ(HP)を通じて、顧客は道内を含む全国に及んでいる。杉山さんは、                           果物のエキスパ-トを養成する日本ベジタブル&フル-ツマイスタ-                            協認定のソムリエ第一期生でもある。その肩書きと経験、知識を生か                            し、生フル-ツゼリ-を開発、この3年間で40万個を売った。植物性                             素材を使った透明なゼリ-にカットフル-ツが浮かぶ。そのみずみずし                             さは人気を呼び、インタ-ネットでも話題に。平日に3百個、週末に7                              百個を作るものの、午前中には完売してしまう。予約を受け付けてい                             るが、今では4ヵ月待ちだ。杉山さんはゼリ-を「作品」と呼ぶ。「商品                            ではありません。魂で勝負した、入魂のゼ゛リ-です。求めている人の                             顔を思い描きなか゛ら作っています」。大手ス-パ-やメ-カ-などが                            ライセンス生産を持ちかけるが「品質が維持できない」と断っている。                            「損得より善悪を考えなければなりません。売り上げという数字に追い                            かけられるなら『物々交換』。私は心と心を交換したいんです」

       ○ ○ ○

かっては東海道の宿場町としてにぎわった吉原の商店街も、全国                              の商店街同様、シャッタ-を閉めたままの店舗が目立つ。全盛期                              には120店が営業していたが、現在は70店程度という。「しかし」と                             杉山さん。「立地条件は関係ない。田舎でも、都会でも、店に魅力さ                             えあれば、お客は呼べる。『駐車場がない』『行政がなにもやってく                              れない』そんなことばかり言っていてもダメ。ダメになる要因は内部                              にある」と厳しい。「楽しくなければ仕事じゃない。店のシャッタ-か゛                             開くときは、舞台の幕が上がるのと同じ。そこから、お客さんと店員                              によるステ-ジが始まる。真剣なステ-ジを繰り広げれば、お客さん                             にも熱意が伝わるはず」小さくても、きらりと光る店。杉山さんのステ                             -ジはまだまだ続く。

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宗教評論家 ひろ さちや さん

2008-08-11 17:52:00 | 人物100選

“狂った”現代社会批判                                                         仏教を例に生き方指南

100_0907 世の中は狂っている-。ギリシャ語で「愛」を意                            味する「フィロ」と、サンスクリット語で「真理」を意                           味する「サティヤ」を合わせた「ひろさちや」。この                           ペンネ-ムで書いてきた数々の自著で、長年こ                            う訴え続けてきた。昨年出版した「『狂い』のすす                           めでは、「狂った世の中の常識、物差しにとらわ                           れず、自分らしく自由に生きよう」などと説き、本                           は16万部を超えるヒット作りになった。「何でも                            カネカネカネで、もうければいい、経済発展のためなら何をやっても                いい、会社の都合のためには少々消費者をだましてもいい、という                 今の社会のおかしさに気づき、私の考えに共感してくれる人が増え                           ているのでしょう」これまでに出版した本は、翻訳なども含めて500                           冊以上。多くが一般の人たちに分かりやすく仏教を紹介する入門書、                          解説書だ。ただ、東大大学院博士課程を修了するまで専攻していた                           のはインド哲学。気象大学校で哲学を教えていた35歳の時に、仏教                          書の執筆を依頼され、「やむを得ず」仏教の勉強を始めたのが、物書                           きとなるきっかけだった。「私の子供のころ、天皇制の『いい国』と教                           えられてきた日本が、敗戦とともに『おかしい国』とされた。一夜にし                           て常識が変わる。国というのは信じられない、ということが肌身にしみ                           付いて育ちましたから、仏教を勉強しながら、世の中のおかしさを批                           判するのが宗教の役割だと、ひしひしと感じたのです」48歳で20年                            勤めた大学を辞め、文筆業に専念して24年。本の執筆のほか、多い                          ときは1年に250回も講演会などで全国を飛び回るような忙しい生活                          を続けてきた。「忙しい?私は忙しくはありません。スケジュ-ルが                           過密なだけです。『忙』という字は『心をなくす』と書く。『お忙しいです                          ね』というのは、『心を失っているぞ』と言っているんです」「世の中に                           役に立つ人間にならなくてもよい」「道徳は、ばかにした方がよい」                           「人生は無意味」。仏教を中心とした宗教の教えを例に取った生き方                           指南は、世間にどっふむり漬かった私たちには、ある意味過激だ。                           「最近は小学生をはじめ、若い人からも『僕も愛読者です』と手紙をも                           らう。世の中全体が生きる羅針盤を求めているんですね」。社会の“狂                        い”に気づいた読者の後押しを受け、執筆活動にも、ますます力が入                          る。大阪府出身で大の阪神ファン。なんと以前には、「勝つか負けるか                         は、ご縁の関係」と、阪神ファンの心理を仏教の教えで解説した本も                           書いた。「阪神ファンは勝ち負けを度外視して楽しめることが、人生論                          にも通じるんです。巨人ファンとは違いますよ」。チ-ムの好調さと相ま                          って、一段と高い笑い声が響いた。

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発売日:2007-01

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買い物の基準

2008-08-11 16:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

ブランド志向や高級品、一点ものなどという趣味も購買力も持ち合                            わせてはいません。普通の日常品を日々購入するのにも、試行錯                            誤するそんな小市民の一人です。そんな日常品の中で、感性にフィ                            ットした品が格安で購入できた時は満足感を得ることができました。                           だが、健康を意識するようになって、ウォ-キングを週に一度出かけ                           るようになって気づいたことがあります。デザインも価格も満足してい                           たシュ-ズが機能的には満足できないことです。脚に掛かる負担が                           痛みやある部位を刺激し、余分な負担を強いることに気づいたことで                           す。かっては購入することのなかった価格帯のウォ-キングシュ-ズ                           を使用した時に、足に非常にやさしく感じ、その機能性に十分な満足                          感を得たことです。それなりに研究し素材にこだわらなければ、満足                           を得る商品はできないということのようです。                                         そのこととは別に、最近食品を購入する時に、特売日にグラム当たり                          の廉価を目にした時、つい安さに引かれて余分に購入することがまま                          有ります。販売側の意図に乗る構図です。嗜好品を余分に買って、余                              分に食すか冷凍庫に寝かせて、食べる機会を逸するために忘れたこ                           ろに出てくる。大げさに言えば、破棄するために購入している。健康志                          向が食事量を意識的に制限する感覚が身に付きつつある昨今、小分                          けしているパックの中で実質的な大小ではなく、一点当たりの金額で                          購入する基準にきりかえました。それが、たとえ一口か二口の量であ                          っても、口に入る喜びで満足する。多種多様な品種を嗜好できる環境                          にある現状を把握し、少量で購入して賞味期限を逸脱し破棄するよう                         な“もったいない”生活を返りみたいものです。

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ジャガイモのきた道

2008-08-09 12:00:00 | 本と雑誌
ジャガイモのきた道―文明・飢饉・戦争 (岩波新書 新赤版 1134) ジャガイモのきた道―文明・飢饉・戦争 (岩波新書 新赤版 1134)
価格:¥ 777(税込)
発売日:2008-05

道内で生産が盛んなジャガイモは、世界でも栽培面積が小麦、トウ                             モロコシ、稲に次いで第4位の作物。もともとは南米の高知にはえて                             いた毒を含んだ雑草だったが、その雑草を栽培して毒抜きの技術や                             寒さを利用した貯蔵法を確立。民俗学者の著者によると、そのジャガ                             イモこそがアンデス文明を支えたのだという。著者は、40年にわたり、                           南米をはじめ世界各地でジャガイモの調査を行った。戦争や飢饉で                             苦しむ人たちを救ったのがこの作物で、次第に世界各地に伝わって                             いった経緯と、人類との深いかかわりを紹介している。

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