新・人間革命
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共 戦(三)
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九州平和会館の由来を記した碑をはじめ、初代会長・牧口常三郎の「創価精神」、第二代会長・戸田城聖の「立正安国」などの文字を刻んだ石碑の除幕が行われた。
山本伸一は、それから館内に入ると、地元幹部の代表らと、九州平和会館の開館を記念して勤行を行った。
その後、九州や福岡の十人ほどの幹部と懇談した伸一は、感慨をかみしめて語った。
「いよいよ明日は、この九州平和会館で本部幹部会だ。すごい時代になったね。福岡から、全国、全世界に、広宣流布の潮流を起こしていくんだ。これからは、各県が、一つの創価学会になれるぐらい、総合的に力をつけていかなければならない。今回の本部幹部会は、その前哨戦だよ」
本部幹部会は、東京の日大講堂や日本武道館などで行われてきたが、伸一は、新しい流れを開こうと、三年半前に、こう提案した。
「本部幹部会は、いつも東京の大会場で開催するのではなく、各地で行い、地方から新しい前進の活力を送ってはどうだろうか」
そして、一九七四年(昭和四十九年)の一月度本部幹部会は、福岡県の九電記念体育館、二月度は千葉県総合運動場体育館と、各地の外部会場で開催されてきた。
さらに、全国に次々と学会の新しい会館や研修所が誕生すると、そこで本部幹部会を行うようになった。
この七七年(同五十二年)を見ても、一月度は和歌山県の関西総合研修所、二月度は川崎文化会館、三、四月度は、東京の創価文化会館、目黒平和会館で開催されている。
伸一は、東京という一つの機関車が、全国を牽引する時代は終わったと思っていた。各車両がモーターを備えた新幹線のように、各方面、さらには各県区が自力で走行し、他地域をリードできる力をもってこそ、各地の個性をいかんなく発揮した、広宣流布の新たな大前進が可能になるからだ。
地域があらゆる実力を備えてこそ、「地方の時代」の到来がある。
【「聖教新聞・2011年11月15日(火)」より転載】
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125
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九州平和会館の由来を記した碑をはじめ、初代会長・牧口常三郎の「創価精神」、第二代会長・戸田城聖の「立正安国」などの文字を刻んだ石碑の除幕が行われた。
山本伸一は、それから館内に入ると、地元幹部の代表らと、九州平和会館の開館を記念して勤行を行った。
その後、九州や福岡の十人ほどの幹部と懇談した伸一は、感慨をかみしめて語った。
「いよいよ明日は、この九州平和会館で本部幹部会だ。すごい時代になったね。福岡から、全国、全世界に、広宣流布の潮流を起こしていくんだ。これからは、各県が、一つの創価学会になれるぐらい、総合的に力をつけていかなければならない。今回の本部幹部会は、その前哨戦だよ」
本部幹部会は、東京の日大講堂や日本武道館などで行われてきたが、伸一は、新しい流れを開こうと、三年半前に、こう提案した。
「本部幹部会は、いつも東京の大会場で開催するのではなく、各地で行い、地方から新しい前進の活力を送ってはどうだろうか」
そして、一九七四年(昭和四十九年)の一月度本部幹部会は、福岡県の九電記念体育館、二月度は千葉県総合運動場体育館と、各地の外部会場で開催されてきた。
さらに、全国に次々と学会の新しい会館や研修所が誕生すると、そこで本部幹部会を行うようになった。
この七七年(同五十二年)を見ても、一月度は和歌山県の関西総合研修所、二月度は川崎文化会館、三、四月度は、東京の創価文化会館、目黒平和会館で開催されている。
伸一は、東京という一つの機関車が、全国を牽引する時代は終わったと思っていた。各車両がモーターを備えた新幹線のように、各方面、さらには各県区が自力で走行し、他地域をリードできる力をもってこそ、各地の個性をいかんなく発揮した、広宣流布の新たな大前進が可能になるからだ。
地域があらゆる実力を備えてこそ、「地方の時代」の到来がある。
【「聖教新聞・2011年11月15日(火)」より転載】
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125
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