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工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

「中川一政展」は、独学で学んだエネルギーに満ちた大胆な筆使い

2011年04月18日 | Weblog
昔、向田邦子さんのエッセイを読んだ時、向田さんが、中川画伯の絵が好きで、購入し、

画伯との会談も、実現し、中川一政画伯による装丁本  「あ・うん」の本を

作ったという一節が、記憶にあります。

京都高島屋のグランドホールで、18日まで、没後20年を記念した

「中川一政展」が開催されています。

向田邦子さんが好きな画家、中川一政さんの絵って、どんな、なのでしょう?

中川一政画伯は中学を卒業後、15歳から、詩歌の世界で才能を発揮するが、

21歳から絵を描き始め、貧しくて、画学校には行かず、独学で絵画を学び、

日本では有数の洋画家となり、75年には、文化勲章を受賞した!

同じモチーフを、何枚も描き、箱根の駒ケ岳は、40枚も描いた、とのこと!

エネルギーに満ちた、明るい色彩の大胆なタッチで描かれた絵は、力強く、生命力

にあふれていました!

(画像は、NHKの画面からのものです)


ポスター


中川一政画伯


少年


福良港  50歳位から、明るく、力強いタッチになっていく!


福良港の初期の作品


福良港


箱根駒ケ岳を描く画伯


箱根駒ケ岳は、40枚描いた。 同じ絵を何回描いても、飽きなくて、その都度
新しい発見があるとのことです。


中川画伯の一生は、貧乏に生まれ、学校に行くことができなくても、独学でも、
努力が報われ、成功した人生の手本ですね!


陶芸や書にも、独特の個性ある作品を、作成しました。


晩年好んで描いたバラの絵