何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

バルブ駆動リンク機構を組立てました  - 新V4スチームエンジン工作 -

2014-09-19 20:12:17 | エンジン工作
2014/09/19(金曜日) 晴れ



このV4エンジンは単動式でシリンダーは4個ある。(当たり前か・・・・)
バルブは単動式用3ポートのものを4個取付けるのがスタンダードかな?と思うけど、
実習正式は複動式用の5ポートのバルブを2個使う方式にしている。
単動式用バルブを4個使う方式も複動式用バルブを2個使う方式もそれぞれ一長一短で
あろうけど、複動式用バルブの欠点はスリーブの長さがかなり長くなってしまうことだ。
シリンダーよりもはるかに背の高いバルブが角が生えたように突き出してしまうのだ。

過日、友人が動画にアップしたメーカー製の4気筒エンジンのバルブは変わっていた。
リンク機構で駆動方向を変換してクランク軸に平行にバルブを取付けてあった。
(通常はクランク軸に鉛直な方向に設置してカムで駆動する)
この方式は大変参考になった。 これなら長さが長大なバルブでも問題はない。
それを真似て実験してみたところ案外うまくいった。

そんなわけで今回の新V4エンジンもバルブはリンク機構で横向きに駆動する方式にした。


↓ 横向き(クランク軸に平行に)取付けたバルブ(ピストンバルブ)。 複動式用で給排気ポートは5個ある。



↓ 旧V4エンジン(部品流用のため分解)はバルブが底面に近いところに取付けてあったので駆動するエキセントリックの
   アームが短かった。 今回の新V4はバルブを頂上に取付けため長いアームが必要になったのでアームを交換する。






↓ リンクを支持するブラケットは現物合わせで工作したが、組立てが終わって動かしたら「ネジの頭」や「ナットの角」に
   ぶつかって動かないというトラブルが出てしまった。 また最初から作り直したり、組立てたりでやたらと時間を費や
   してしまった。



しかし、そのトラブルは何とか工夫すれば解決できることだったので時間はかかったが
組立はうまくいった。
そしてリンクの動作も案外軽くてほっと胸をなでおろした。


そのリンクの動く様子を動画でご覧ください。






リンク機構を取付けた新V4エンジンです。











さぁ、後は配管をして給油器を取付ければテスト運転が出来る。 
日曜日には報告できるかな・・・・ ガンバローっと。

コメント (6)
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