9月 6日

2024-09-06 05:08:08 | Weblog

                         数珠玉・ずずだま・とうむぎ

 

 

 

 

                     

 

 

 

          数珠玉を政子産湯の井にこぼす          栗田やすし

 

          数珠玉を一輪挿しに鴫立庵            下里美恵子

 

          数珠玉を押し分けて乗る潮来舟          都合ナルミ

 

          数珠玉や川風通る糸干場             関根近子

 

          数珠玉や湧き水の鳴る寺の径           漆田一枝

 

          おかつぱの掌に光りたる数珠の玉         菊池佳子

 

 

 

                     

 

 

 

          数珠玉を直に活け仏在すごとく          山口青邨

 

          数珠玉や野川ここより北へ急く          石田波郷

 

          日照雨して数珠玉は実のうらわかし        石田いづみ

 

          数珠玉や鶏がかほ出す札所寺           関戸靖子

 

          数珠玉は刈り残されぬ土堤の腹          石塚友二

 

          数珠玉や歩いて行けば日暮あり          森 澄雄

 

 

 

                     

 

 

 

                  サイトから一部資料・写真お借りしています   

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 9月 5日 | トップ | 9月 7日 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
露草 (KUWA)
2024-09-06 08:34:55
  露草の荒れたる畑に藍は濃し    桑

 放置の畑に。藍色が鮮やかです。植物の季語は
動きやすいものですが、これは荒れ地に一点の色の
主張が頼りです。植物にはたまに挑戦しますが
ここで鍛えられています。感謝。
返信する
露草 (ころころ)
2024-09-07 08:26:50
桑さん、おはようございます

確かに植物の句はみんな同じような詠みになって
結局は類想句に入ってしまいますね
私は自信がないので取り合わせの句にして
ごまかしています
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事