7月 3日

2022-07-03 05:04:00 | Weblog
                       釣忍・吊忍



          「釣り忍(つりしのぶ)」とは、竹や針金を芯にして山苔を巻きつけ、その上にシノブ(シダ)の根茎を
          巻き付けて、さまざまな形に仕立てたものです。江戸中期からの夏の風物詩となっています



          吊忍日矢に浮かびて艶めけり           中山敏彦


          釣忍風かよふとき水匂ふ             伊藤範子


          花街の名残の路地や釣忍             石原筑波


          釣忍揺るる茶房で友を待つ            加藤雅子


          銭湯の格子に揺るる釣忍             下山幸重




               



          いつしかに夫婦二人や吊忍            長谷川 櫂


          庭下駄に雫落しぬ釣忍              日野草城


          話すことなくとも愉し釣忍            鈴木真砂女


          書道塾夕日の軒の釣忍              三原清暁


          釣忍友のまれなる夕まぐれ            二村典子




               

           昨日も日本全国で24,904人のコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         あと少しの我慢です 
         ( 前週同曜日比+8,317 増えています)
コメント (2)
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