6月 4日

2012-06-03 22:29:39 | Weblog
                ( 青梅・実梅 )



実梅売るみすずの街の乾物屋           栗田やすし


青梅の最も青き時の旅                 細見綾子






牛の顔大いなるとき実梅落つ            石田波郷


青梅が真つ暗がりの虚に落つ            廣瀬直人


青梅の酸にとほくより責められて          秋元不死男



伊吹嶺の俳句 (ムーさんの俳句歳時記から転載させて頂いています)
http://m6towers.kuronowish.com/saijiki/saijiki_top.html



音軽く枝に弾みて実梅落つ             渡辺慢房


熟れ梅の屋根打つ音の夜もすがら         関根近子


梅の実の落つるがまゝや虚子旧居         栗生晴夫



   伊吹嶺HP http://www.ibukinet.jp
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6月 3日

2012-06-03 08:00:55 | Weblog
               ( 月見草・待宵草 )



月見草夕月よりも濃くひらく              安住敦


汽車煙熱きがかかる月見草             鷹羽狩行


月見草遊女らの墓凭れ合ひ             鍵和田釉子


北国の入江は静か月見草              大峯あきら






鵜捕り場に待宵草の吹かれをり           町田しげき


馬匂ふ待宵草の母の刻               友岡子郷



朝の間の待宵草に雨ありし             西村和子





桃色姫つきみ草



伊吹嶺の俳句 (ムーさんの俳句歳時記から転載させて頂いています)
http://m6towers.kuronowish.com/saijiki/saijiki_top.html




色深し波荒き日の月見草             下里美恵子


夜泣きの子あやす声あり月見草          榊原昌子


月見草川原の石に陽の温み            小長哲郎



   伊吹嶺HP http://www.ibukinet.jp
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