10月5日

2009-10-05 19:07:37 | Weblog

       ( 梅もどき・梅擬 )

 

兄が満56歳で亡くなった翌年,虚子の「兄のこと話せば泣くや梅擬」の句を知った。
胸に突き刺さる衝撃を受けた。前にも書いた事だが俳句という共通の思いが男兄弟
の繋がりの深さを一層強くしていたから。私には唄えない歌が有るそれは
「涙そうそう」 ・・・
虚子はこの梅擬の赤さに紅涙を思ったのだろうか?

 

梅擬つらつら晴るゝ時雨かな           川端茅舎

 

伊賀人の土間艶やかや梅擬           皆川盤水

 

兄のこと話せば泣くや梅擬             高浜虚子


コメント (2)
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