( 梅もどき・梅擬 )
兄が満56歳で亡くなった翌年,虚子の「兄のこと話せば泣くや梅擬」の句を知った。
胸に突き刺さる衝撃を受けた。前にも書いた事だが俳句という共通の思いが男兄弟
の繋がりの深さを一層強くしていたから。私には唄えない歌が有るそれは
「涙そうそう」 ・・・
虚子はこの梅擬の赤さに紅涙を思ったのだろうか?
梅擬つらつら晴るゝ時雨かな 川端茅舎
伊賀人の土間艶やかや梅擬 皆川盤水
兄のこと話せば泣くや梅擬 高浜虚子
( 梅もどき・梅擬 )
兄が満56歳で亡くなった翌年,虚子の「兄のこと話せば泣くや梅擬」の句を知った。
胸に突き刺さる衝撃を受けた。前にも書いた事だが俳句という共通の思いが男兄弟
の繋がりの深さを一層強くしていたから。私には唄えない歌が有るそれは
「涙そうそう」 ・・・
虚子はこの梅擬の赤さに紅涙を思ったのだろうか?
梅擬つらつら晴るゝ時雨かな 川端茅舎
伊賀人の土間艶やかや梅擬 皆川盤水
兄のこと話せば泣くや梅擬 高浜虚子