5月5日

2008-05-05 07:50:36 | Weblog

     ( 花菖蒲・端午の節句・立夏 )

 

むらさきも濃し白も濃し花菖蒲     京極杜藻

 

浮世絵の一色とんで花菖蒲      小松原みや子

 

兄と読む一つ絵本や端午の日      風人子

 

子供の日小さくなりし靴いくつ       林翔

 

子を発たす立夏の駅の草の丈      石井直子

 

胎内の水音聴いてゐる立夏        中村苑子

 


今朝の読売新聞「編集手帳」に
「母親の胎内にいた時の人間の記憶についてある産科医が約1600組の
親子にアンケート調査を実施している、そのうち
我が子に胎内記憶が「ある」と解答した保護者は33%にも上った
胎内に入る前に天空から下界を見下ろし「お母さんのいるところに決め
たんだ」と話す子もいたという。☆かつて「七つ前は神のうち」と言われていた
子は数えの七歳までは人より神に近い存在とされていた。大人たちは
畏敬の念をもって「神の子」を育て、その日々の成長を大きな喜びとした。
「子供の日」には、そんな先人の知恵にも思いを寄せたい」 とあった。


今年は子供の日と立夏が重なりました、立夏の句の検索をしているうちに
立夏という季語の裏側に、力強い命というものを感じました
この頃の「時候」の季語、立夏、夏に入る、夏浅し、夏めく、夏きざす、等など
季語の解釈を体得することも佳句を授かる準備かも知れません




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする