(昼顔)
昼顔の明るさにあり流人墓 ころころ
昼顔に玉石据えし流人墓 那須乙郎
昼顔やふるさとを向く流人墓 藤原たかを
今日の拙句、は32~3歳ころ詠んだものですが、
さっと検索しても、類句がでてきます。
あえて掲載しましたが、当時はパソコンの普及も無く
検索の術もありませんでした。
今となっては20年遡って訂正するわけにいきません。
同じく昼顔と海、昼顔と雨、昼顔と墓などとの風景の
組み合わせは高名な俳人をもっても多くあります。
類想、類句については色々な考え方が有りますが
これを否とばかり教える人の下では俳句の上達は
望めません。俳句の勉強は何でも詠む。そして切り
捨てる。それでいいと思います。
私自身の俳句の裏話をすれば・・・
当初は師匠のまねばかりでした。
ある時は私の句が絞り込まれて師匠の句になる時も
ありました。でもそれでいいのです。
意識的な盗用でなければいいのです。
おおいに俳句を楽しみましょう。
昼顔の砂を鳴かせて旅の靴
連衆のは様から頂きました佳句です。