それなりの ノタリ

地域活動がそれなりにやることがあって、かと言って、多忙というほどでもなく、ノタリの生活。

節電&計画停電のこと~~ビックリしたなぁ!

2012年07月03日 | 再開(雑記)

北海道電力は政府指示によって、7%の節電を道内の全戸・全事業所を対象に
要請することになった。 これに伴い、計画停電もあり得るとして、全道を60の対象地域に
分割するとして「計画停電グループ番号」などが記載されたA3版のパンフが
地元新聞の折り込みで配布となった。

昨日、同社のHPで、グループ番号が発表された、と聞いて、検索してみた。
何と我が家のグループ番号は「88」とある。 なんで60以下でないのか?

よくよくHPを読んでみると「影響緩和措置対象」という地区らしい。
要は計画停電はしない地区だとのこと。

計画停電は道内の全地域の全戸が対象だと勘違いしていたようで、ボクの認識が
間違っていたのだ。 多分、すぐ近くに市の出先機関があるので対象外になったようだ。

停電があると困るなぁと思う人が当然ながら多いなか、うちは対象外。
しかも、うちと同じ町内会、条丁目(せいぜい100m四方なのだが)でありながら、
対象になっているお宅もあるのだ。 隣家が対象になっているかも知れない。

なんだか嬉しいやら、申し訳ないやらで、複雑な気持ちだ。
女子会(実態はババ会)から帰宅した家内も「エッ、エ~~?」

計画停電があるとすれば、7月23日から最終9月14日までの長期間。
本来なら、この期間はいつも恐る恐るでいなければならない。

温暖化が進んでいるのは肌でわかる。 猛暑になったら、エアコンなしでは
この歳になると到底、生きてはいけない、熱中症になると思うほど、当地でも暑い日がある。

まずは、とりあえず、良しとしておくしかない。
近所で言いふらすようなことは断じてできない。
口裏を合わせて適当にお茶を濁すしかないだろう。

以下の青文字は同社のHPからのコピーである。
因みに60グループというのは、地域を60に分けることではなく、
60通りの停電の時間帯がありますよ、という意味なのだと思う。

 

【北海道電力のHPより】
( ↓ 赤文字にした箇所が対象外になった理由だろうと考えられる) 

原則として、すべてのお客さまを対象といたします。
ただし、国からの指示に基づき、医療機関等は計画停電の対象外(影響緩和措置対象)
といたします。

<影響緩和措置対象施設の具体的な類型>

項目施設名
医療 救急医療機関、周産期母子医療センター、災害拠点病院等
鉄道 JR、地下鉄等(技術的に可能な範囲で)
航空 空港、管制施設等(技術的に可能な範囲で)
警察 北海道警察本部等
消防 消防本部等
その他

北海道庁、市・区役所、町村役場の本庁舎等


【贖罪】~~湊かなえ 作

2012年07月01日 | 再開(読書)

湊かなえの小説は【告白】に次いで、この【贖罪】が2冊目だった。
【告白】は映画も見たが、小説より映画の方が最後の締めがはっきりしていて良かった。

双葉文庫の文庫本で、316ページの長編ミステリーである。
単行本は東京創元社から2009年6月に発刊されているとのこと。
【告白】と同様に、舞台は小学校のプールでの殺人というのは、新味に欠けるような?

ボクは難しい本はもともと苦手で、推理小説やノンフィクションを好む傾向がある。
去年読んだ本では、【1Q84】(村上春樹)などは面白かった。
(=今、文庫本で6分冊になって売り出されているようだ)

ノンフィクションでは【終わらざる夏】(浅田 次郎)が勉強になった。
(=太平洋戦争中の千島列島・北方四島を舞台にした戦記もの)

この【贖罪】は、15年前のお盆の日、ガランとした小学校グラウンドで遊んでいた、
女の子5人のうちの一人が、プールサイドの更衣室のなかで
性的暴行を受けたうえ、絞殺されてしまうことから始まる。

殺された女の子の母親と、発見者になった4人の女の子たちとの、その後の
葛藤というか、犯人を見つけなければ償いが必要だとの母親の脅迫が、
15年間(時効)経とうとしている頃、更なる悲劇の連鎖を産んで行く。

構成がとても冗長で、話題があちこちに広がり、焦点がボケていくような形で
進んでいくので、どうもピンボケの感が否めない。
3日間もかけて読んだせいなのかもしれないが。。。 

この程度の長編は一日で一気に読み終えないと、
最初の方が「忘却の彼方」になってしまって、話がこんがらがるという
事態を生じてしまう。もともと記憶力が乏しいボクの年齢のせいなのだが。

自分の年齢と、前頭葉の働きの悪さを感じさせられ、いい気分で読み終えた
という実感に乏しい読書であった。 間違いなく作者が悪いわけではないのだ。