先日、久しぶりに家内と街へ出た。映画を見て夕ご飯に焼き鳥屋へ行くためだった。
今年、街へ出るのは3回目。1~2回目はコロナワクチンを接種するためだった。3回目にして、やっと普通の生活に戻った。これからも戻った生活になるかと言えば、悲観的だ。
町内会の三役4人で12月初旬に忘年会をやる。しかし街へは行かない。町内の大型居酒屋店でやることになっている。あとはXmasも老夫婦二人だけで。大晦日もおせちは予約したが、子どもたちからまだ連絡はない。寂しい正月になるかも知れない。でも、それはそれで静かで良い。
映画は札幌駅前のステラプレイスにあるシネマフロンティアでやっている『老後の資金がありません』というコメディーだ。
映画館のレセプション広場も、コロナ前と違ってガランとしている。
写真はお借りしました
実はこの夫婦(松重 豊と天海祐希)、亭主がそろそろ定年だと言うのに貯金は7百万円しかない。父が死んで、葬儀代が香典との差し引きで330万円が出て行った。母は派手好みで、クレジットで勝手に好きなもの、しかも高額なものをどんどん買ってくる。娘も年収150万円のチャラい男と結婚する。結婚式に600万円、うち半分を負担しろと言われる。そうこうしているうちに亭主の勤務先が倒産、当てにしていた退職金は消えてしまう。妻の勤務先も契約社員で期限到来で無職になる。厳しい状況が次から次へと襲い掛かるがいいこともあって、結局、いくら残ったのか分からないが、なんとか暮らしていけるメドがついたようだ。それは家族の絆とでもいうべきなのだろう。
映画終了は午後6時半ころ。寒風吹きすさぶ外へ出て、焼き鳥の串鳥に入る。串鳥というのは全国チェーンなのかどうか知らないが、札幌にはおびただしいほどの店舗がある。雪がハラハラとチラつく中、ほっとする。
感染対策パネルのボードもしっかりしていて、まずは安心なのではないか。コロナ前は7時ころはいつも満席で、5人くらいが利用できる待ち合い場所も満席の状態だったが、やはり空席が目立つような状況だった。
イチョウの落葉で街も掃除が大変だろう
家内はビールジョッキ2杯、私はビール1杯、焼酎ハイ1杯、日本酒2合。
先月23日から酒断ちをして1ヵ月になるこの日。1日だけ
飲むことにして、翌日からは会合のある日だけ解禁する
ことにする。
気持ちよく飲んで食べて、いい一日だった。
家に着いたら9時ころだった。
翌日、朝起きてみると真っ白になっていた。いよいよ来たかな、と覚悟する。両手親指の関節症が痛いので、雪かきは覚悟してかからねばならない。名寄や幌加内などは70㎝も積もったらしい。しかも、まだ今日も同じくらい降るらしい。湿った重い雪なので大変だろう。
これら両指のサポーターを付けて出ないと、痛みが激しい。
面倒な年寄りになったもんだと情けない。