母の病院見舞いの後、父の気分転換のため、定山渓まで連れ出すことにした。 ここ定山渓にある豊平峡。新緑の季節も終了したか、完全な夏の緑に変貌していた。
さっぽろの水がめの一つ豊平峡(ほうへいきょう)は千丈の岩に囲まれた峻険な、落差のある場所にダムが建てられている。
ダムには表と裏がある。トップの写真は表で、満々と水をたたえて恰好がいい。
しかし、その裏側はこうして放水を断続的に行って、市民の水のコントロールをしている。
景色は見た目、水をたたえた表側がいい。
しかし、放水面に当たる裏側は、もともとの自然そのもの。
昔ここで、炭酸が自然と湧出していたという面影を残しながら、如何にも100年前、200年前の姿をそのままに、頑なに残しているように思うのだ。
その裏側にかかった下の透けて見える階段。
ボクはね、高所恐怖症なんす。ここはちょっとね。お尻の辺りがむずむずしてくるんですね。
ご遠慮願いたい場所でした。これではikuniさんのように、ロッククライミングは夢のまた夢でしょうねぇ。
電気自動車で駐車場に戻ると思いがけず、後に定山渓天狗岳の雄姿が聳えていた。低山ながらなかなか手こずる山だったなぁ。