昨日8日(土)は久しぶりに家内と、とある旅行代理店が催行する日帰りバスツァーに出かけた。
その名はJR留萌本線<増毛~留萌間>乗車と増毛・留萌めぐり&浜益まかない丼というもので、エラく長たらしいが、地方都市にあるトラベル会社なので、垢抜けないのは仕方ないのかも。でも旅行内容がタイトルだけでも分かりやすい。
その旅程だが、webサイトからコピーすると、下の通りになる。
JR札幌駅北口(9:00発)==厚田==浜益(まかない丼の昼食)==JR増毛駅+++<普通列車 自由席>+++JR留萌駅==○海のふるさと館、黄金岬海浜公園(約30分)==○千望台(留萌市街地を一望 約15分)==○増毛町(国稀酒造見学と古い町並み散策 約75分)==JR札幌駅北口(18:45頃着)
【留萌本線】12月5日に廃止される、JR留萌本線<増毛―留萌間>の全区間乗車! 車窓から日本海の景色を一望できます。 *留萌線(留萌・増毛間 16.7km)は、大正10年に開通、約30分間のローカル線の旅!
【国稀酒造】 日本最北の酒蔵。酒蔵見学の後には約16酒類のお酒を無料で試飲することができます。
【海のふるさと館】日本海に突き出した黄金岬に立つ博物館。日本海の誕生についてや、留萌の文化やニシン漁で繁栄した様子を展示している。
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まずはIR札幌駅東口・コンコース
大谷翔平君とでは比べること事態が問題だと、分かりつつ、ついつい乗ってしまう、おバカなボク。割れながら恥ずかしい。~と言いながらup、支離滅裂!!
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ついでに、新幹線の札幌までの早期延伸を期待してどらやきを、バスの中のおやつにと。
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石狩市からは、国道231号線を走り、日本海を左真近かに見ながらひたすら北上する。いよいよ厚田村の朝市へ。大合併でこの村も今は石狩市厚田区になってるらしい
魚ばかりなので、買うわけにもいかない。
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次は浜益町で、少し早いが昼食(まかない丼と言うが、普通の生ちらしというか、海鮮丼だった)を。
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そもそも、この路線、オロロンラインと呼ばれてはいるが、バスルートは今までは観光ルートではなく、これといった観光スポットがあるわけでない。したがって、せいぜい、こうした場所でしか団体が入れる所がない。
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全部が地元で獲れた具材かどうか知らないが、美味しかった。
ホッケをくるくる回転させて、干し物にする特殊器具。漁港の町ではよく見かける。
JR増毛(ましけ と読み、アイヌ語由来 ぞうもう ではありません=でも、いい名前でしょう)駅に着いた。
留萌(るもい)本線というのがあって、増毛から日本海側を北上して留萌駅経由で深川駅までのローカル路線なのだが、すでに増毛~留萌までは無人駅となっている。
このたび、12月5日をもって、この区間のみ廃線となることが決まっている。
鉄道を好む人、「撮り鉄」の人などは、別れを惜しんでやってくる。あと2ヶ月弱しか運行しないとなると、写真を撮りたい、乗ってみたい、沿線に関わりのある人は郷愁を懐かしんで、いつもごった返しているらしい。
そこに期間限定のバスツァーを組み込んだのだ。
ボクは特別、鉄道に興味がありはしないが、たまに気晴らしに出かけるのもいいかな、というくらいの気持ちからだった。
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無人の増毛駅だが、中に入ると地元の物産を売る店が開いていたりして、手早いなぁと感心する。
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ここで留萌本線は終わりですの標し。
ホームは前方の方に青い色づけしてある所。
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留萌に向かって、次の駅は「はしべつ」(箸別)。
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留萌まで360円の片道切符(旅行代金に含む)を持って乗り込む(3,600円は回数券のため)
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電車(ジーゼル)が入って来るまでホームで並ぶ
ざっと80人くらいいたかな。2両編成の普通車が、深川から留萌経由でもうすぐやって来る。
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来ました、来ました
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【キハ54】というのはよく聞く名前だが、1985年、国鉄時代に四国・九州・北海道向けの気動車として投入された。特に北海道向けは寒冷地仕様の気動車ということだ。古い電車だった。廃車寸前なのではと思う。
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途中の駅は全部、無人だが、【レウケ】という名のこんな駅もある。向こうは日本海。
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団体一行は42名。添乗員と運転手を入れて総勢44名のこのバス。
時計台バスの新車だそう。タイヤも黒々していて、静かで揺れも少なく快適だった。
留萌までジーゼル気動車に乗って着いたら、先回りしていたバスで帰路途中に留萌観光。
留萌市内観光だが、今まで全然知らなかった。観光協会まである。
海に面した【海のふるさと館】を見学。
なかなか立派な博物館、文化ホール兼美術館のようなところ。
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珍しいので、写真を撮らせてもらった。
山丹服と書いてある。
清の時代のものらしいが、中国北東部から樺太(サハリン)を経由して、アイヌ民族の長が着ていた絹の衣服。
アイヌの時代、中国と交流があったことを偲ばせる。
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3階で、フルートとピアノのリハーサルを2曲ほど聴かせてもらった。期待してなかったので、感激だった。
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ここは【海のふるさと館】の下、海岸淵にある黄金岬のモニュメント
黄金岬は切り立った崖で、カンラン石玄武岩柱状節理なんだそう。
その後、バスで増毛町まで戻り、日本最北端にある酒造(酒蔵)を見学。
【国稀(くにまれ)酒造】といって、なかなかの酒を提供してくれている。
札幌一の寿司屋「すし膳」では、酒は国稀しか飲ませてくれないほどの酒蔵だ。
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本社屋玄関
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飾り用だという一斗瓶。 操業当初は「国の誉」と称していたそう。
以上、写真が多過ぎて、大変だったが、昨日の記録として書き残しました。
一日を振り返って、ほば100%の満足度だった。
家に着いたのは午後8時前だった。
長時間の走行時間は、若い頃と違って、なかなか疲れるようになった。
ホントに若い時代に戻りたいものだ。