チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

インドラマユとチレボンのWitの違い

2010-05-22 10:53:56 | バティック
ほほほ、久しぶりにバティック工房らしい話題です。
いつも食べ物の話ばっかりだからなぁ(汗)。

先ほどのご自慢バティック、チレボンの職人さんがテンボックを担当しました。

「Iwak Etong文様」のアップです。



次の画像はインドラマユの職人さんがテンボックしたものです。
Witが太めです。チレボンでは「Wit Dua」と呼んでいます。



wit部分アップ。
これはチレボンのものです。




インドラマユのもの。




たしかに繊細なWitはきれいですが、インドラマユのバティックの場合は太いWitの素朴さも味わいがあっていいものです。


おまけ、同じモティーフで「Soloan」(線描き技法)で作られたもの。印象がかなり変りますね。




大物自慢その2

2010-05-22 10:07:51 | バティック
わーい、長らく作っていなかったインドラマユの文様見本タペストリーが完成しました。



下絵、イセンをインドラマユで製作し、テンボックはパチェ工房の職人さんが担当。「Sogan」というプロセスで茶色の部分は天然染料を使用しています。