チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

Seri Wong Cilik 移動銀行

2008-06-15 13:45:58 | Seri Wong Cilik


乾季だというのに雨の降りそうな天気。ここ数日、夜になると雨が降ります。異常気象ですね。ただ、ジャワ北岸一帯、農作物が旱魃で凶作になる恐れが出ているので農民にとっては恵みの雨、でしょうか?

土曜日はお給料日でした(バティック工房は大体が週給制です)。日曜日の今日は、市場にお買い物にいったり、町に繰り出したり村でのんびり過ごしている職人さんたち。ターミナルのあるPasar Pleredはお買い物客で賑わっています。

さて、お給料をもらったらとりあえず払わなければいけないのが、借金。村を歩いているとハンドバッグとメモ帳を片手に歩いている人たちをあちこちで見かけます。大体が「Bank Keliling」と呼ばれる高利貸しです。月利が40%なんて暴利の消費者金融もあるそうです。前借を申し込んで来る職人さんに「何に使うの?」と聞くと「利息を払うため」との答えが返ってくることも。まあ、借金取りといってもゆるーい感じで村の人ともなじんでいますが・・・・・。

「Boco Jaluk Jajan, Tepi Utang Kudu Dibayar(Anak minta jajan, tetapi hutang harus dibayar)」。子供がおやつねだるけれど、まず借金を払わなければ、という意味です。そういえばジャワ・チレボンではanakはbocaですが、トゥルスミ地区の訛りだとBoco(ボチョ)になります。かんばって借金、返してね。