ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

濃い、嬉しい1日だったのよ

2006-03-12 08:02:40 | Weblog
1人2役も、あ~あ覚えきれなかったわ。
新しい言葉のお勉強が主なんだけど、突然いままでの会話文が飛び出して、
一巡して、ホッとしてる間もなく次から次へ。2人の欠席者のせいか、
早く来る自分の番。隣の人と同じ質問は来ないから、少し緊張。
「見ないで!裏返して!」
って、プリントを。

若いご夫婦で出席のそのお2人は、発音もお上手だし、よどみなく応えられる。
ま~ず中国行きはあの2人ねって言うほど、理解してる風が見て取れるの。
地区センターのような公民館は、姥捨て山って言われてるそうなのよ。
なので、若い人が参加のグループは貴重なのよ。ええ、我がグループも、
5人も若い人がいるので、健全なグループって事よ。半数近くなんてね。
4年も続いているもうひとつの講座には、高校生の男の子がいるのですって。
親御さんのお勧めが発端だったらしいのだけど、若さって素晴らしいわねえ。
見る見るうちに上達ですって。そのクラスには新鮮な空気が流れてるんじゃない?
そう、老若男女がいてこそなのよね健全な集団は。

ナカザトサンと先生とお茶。
「3時以降のコーヒーはダメなのよ、眠れなくなって」
なんて、お若いのに先生は。それでハーブティをお飲みになって。
おしゃべりのその中で、先生の他のお顔について。
「中国足部反射区健康療法」「身体にやさしい中国料理教室」
股関節疾患があるナカザトサン、早速その治療を受けてみたいわって。
さすが、中国4千年。先生のお嬢さんも、熱が出る、どこかが痛い、なんて
お医者さんの薬は服用せず。アトピーもなくなって、花粉症にも対処できる
にわかには信じられない数々の事例・症例。でも、知らなかっただけで、ある
事を知ったのは嬉しいわ。ホラ、知らないことを知りたい女だから。感心よ。
だって、中国の治療は、急性の疾患には効かない、なんて、勝手に思い込んで
いたのですもの。調べもしないで、聞きかじり程度で決め付けるという、よく
陥る落とし穴の住人てね。

術後5年も過ぎたのだけど、このところ、少々不愉快な現象が起きてて、ええ、
私の治療法「病は気から」から無視。「こんなことにビビル私じゃあない!」
それはそれとして、その足に全身の不調部分が現れるなんて、これは勉強しな
きゃもったいないって思ったのよ。ツボは点、これは面って、おっしゃる。
中国の大学でお勉強して、ご自分でも講座を持っていらっしゃるのよ。
幸いなことに、中国語と同じ所で教えていらっしゃるそうな。これを無視なん
て出来ないでしょう? どこで役立つかわからない技術よ。

そして、なんとウチから車で5分位の位置にある別の地区センターで、
「身体にやさしい中国料理」も、材料は先生が用意されてのお教室があったの。
中華料理=油脂という、これもこびりついた思い込み。でも、そのお教室では、
わずかのごま油以外の油脂・砂糖・化学調味料は使わないですって。
しかも1回に6品も。簡単・美味しい・身体にやさしい・多くの素材。
もちろん申し込みよ、ナカザトサンと。これを無視するなんて出来ないって、
思うでしょう?幾つかのお料理の写真を見せていただいたら、
「これはお酒があればなおいい!って、思わせるお料理達ねぇ」
ああ、医食同源の中華料理には、薬膳料理というものもあったわね。
和食は、今や世界が認める健康料理になっているし、それはその通りって思う
けれど、中国にはまだまだ不思議がいっぱいよ、私達にとって。

けれども、本当に濃密な時間をお過ごしの先生。横浜を拠点に色々と。
間に上海でお勉強なんてね。
「アラッいけない。お布団を干してたんだったわ」
歩いて帰るには、ちょっとタイムオーバー。先生の大きな車で送っていただく。

セニョール・ダンは、お友達と渋谷で待ち合わせで一昨日から東京へ。
その足で久しぶりに、中野で「中国文化研究会」へ。お泊りよ。
カクテル・レイコのグラスを片手に、「心はどこに」の番組を。
認知症のお年寄りに効果がある、子ども達の成績アップ。それが簡単な計算と
読み書き。それが素晴らしいさまざまな効果を生み出す。
認知症には手立てがないって、これもまた思い込みの奴隷だったでしょう?
たったその簡単な事をするだけで、提案者の脳科学者ご本人も驚く結果が出てる
現実に、嬉しかったわねえ。
テレビゲームの複雑な指の動きと思考より簡単な算数計算。
親が子どもとどれほど話すか、沢山話す子どもの脳は活発に動く。
事件を起こす子どもは親との会話が少ないんじゃない?
電話より向き合って話すこと。
そう、いかに向き合うことが重要な事か。

ふっとこれまた中学時代を思いだして。
国語と英語の先生が、毎時間始まる前に10問くらいの書き取りを生徒にさせて。
それが、今の自分の元になってるような気がするのよ。
難しくはない、習ったことの復習なんだけど、それが脳みその活性化につながっ
てたのかもしれないってね。
そして、声を出して読む事。
昔は素読が基本だったわね。意味もわからずに論語なんかもね。
それが大事なんですって。左脳に叩き込まれたら、やがて右脳がよく動くって。
だから、理屈以前に叩き込め!なのね。
ここに、そろばんを入れたらもっといいかもね。そう、「読み書きそろばん」は、
申し分ない脳みそ活用法だったのよ。日本人って素晴らしい!さあ、加減乗除の
加減だけは、そろばんにしましょう。だって、足し算引き算くらいしか覚えてな
いのですから。そう、公文式計算は50歳以上の人たちに必要かもね。もちろん
低学年用よ。難しいことは全く必要としない嬉しい私達の脳みそのようです。

ロールプレイ

2006-03-10 10:56:02 | Weblog
ブチュ ブチュ ブチュ・・・アー、覚えられな~~~い。
もう1回、疑問詞はシェンマ? マ? ジー?ナー?それで、どの時が
シェンマでマでナーだったっけ?・・・なんて、一人でブチュブチュ
ブチブチ、ああじゃない、こうじゃないって。

何をしてるかって? 中国語の暗記を。先生が全部覚えてっておっしゃ
ってらしたし、片っ端から覚えていかなきゃ、何のために始めだしたか?
ですものねえ。そして、乳幼児が今から覚える、みたいにはいかないのです
もの、そこそこの仕組みを理解するっきゃないって、思うのだけど、どう
なのかしら?ウチの宇宙人は
「邪道だね」
って言うけど。

それにしても、やっぱり月2回のお勉強会は少ない。気休めで「ええ、中
国語をお勉強してますの」のスタイルでしかない位身につきにくい。
何年も続いている他のクラスは毎週。
そこに入れてもらうには、ご迷惑なだけですものねぇ、習得差がありすぎて。
だから、宿題くらいブチブチ言いながら覚えるしかないってことなのよ。
あの四声と格闘しながら。

けど、中国語だけは、この私のなんでも楽しんでみよう精神の中にはなかっ
た言語だったのよ。理由はわからないわ自分でも。
でも、少し齧ってみたら、そんな不味くはなかったって事に気がついたの。
50年代~60年代にかけて、文盲撲滅のために簡略化された漢字だけど、 
他言語よりは、近しい言語であることは間違いのない事実よね。笑っちゃう
んだけど、中国人は漢字をただで貸してるって今言ってるそうよ。そのただの
中国語は、人称で動詞は変わらないし、時制による変化もないらしい動詞。
ブリティッシュで1億語、この中国語も1億語、まもなく日本語もそのくらい
抽出する作業も完了するコーパス。
ネイティブじゃないのだから、他言語を習得するって、やっぱり楽じゃあない
から、尚更面白がらなきゃやれない、意識しなきゃ、すぐ潰れる私はね。
時々、ちょっと、シッカリ働いてるの!?って、脳みそを叱咤激励しながら。
そして、そんな自分を面白がりながら挑戦よ。

今、気が付いたけど、月2回だから、そのフレーズも覚える時間ができるって事
だったのかもね。睡眠時間をさしひいて、220時間以上が2週間の残り時間。
ええ、もちろん全てを注ぎ込んだら凄いことになるわよ。
それができれば、な~んの問題もない。
でも、学者じゃない、通訳になるわけでもない、出来たらいいわねえ、程度なの
ですもの、睡眠時間以外の時間を全て注ぎ込むことはあり得ないってね。
でも、聞き流してても記憶する若さは最早ない。意識しなきゃ入ってこない。
ロールプレイを1人でやってるなんて、結構危ないわよ。でも、どうせやる
ならで、落語家みたいに、向きを代えて八っあん、熊さんみたいに。
中国語のお勉強をそのスタイルでやるなんて、自分でもおかしくなって、
吹き出したりしながら・・・・・
「あなたの名前は?なに人?どこに住んでるの?家族の構成は?今日は何曜日?
いらっしゃい、何をお求めですか?なに語を勉強してるの?」なんてね。
もちろん、声音を変えながら。

昔々、母に落語を聞かせてた私。
「お母さん、今日は長屋話にする?それとも郭話がいい?」
「じゃ、今日はちょっと色っぽい郭話にしましょうか」
なんて。変な女だったわね。人の子の親になってからもよ。
母も喜んでたものよ、今はもう昔話だけど。
人が出てくる場面は、声音を変える。
だから、ロールプレイは、1人2役なんて。・・・やっぱり私は変な女。

さあ、親戚の言葉の暗記、暗記。
けど、腹が立つ中国要人のセリフ。内政がうまくいかないと矛先を日本に
向ける常套手段。それにおびえる日本の政治家。・・・ああ、そうなのよ、
そうだったわね。特殊なS遺伝子を持つ私達。すぐ傷つく繊細な神経を持つ
私達は、彼ら同様に「蛙のツラになんとやら」を演じなきゃいけない。
そして又、平気で「民主主義を広める」なんて奢った物言い。広がるとき
はあんたがでしゃばらなくても広がるのよ。ましてや、世界の情報は瞬時
に入手できるインターネットつうものがどこにでもあるご時世に、わしが
教えてやらにゃあ、なんて、ホントは世界の富を手にしたいだけじゃないの。
それが、民主主義を広めるための、なんて、見え見えの、正義の味方ズラな
んかするんじゃない、そんなアメリカ人みたいなエグイやからの相手をする
には、我が民は未だに初心(うぶ)で可憐な民族よ。ご都合主義、悪いのは
相手、横車を押すのはお手の物の相手には、少しは演技も出来なきゃいけな
い私達。世界では恥知らずがのさばる。
そんな相手に、謙虚さなんていらないのよ、見せる必要もない。無視!
「エッ、何か言いました?」
って、とぼけるくらいの演技は必要よねぇ。
す~ぐビビッて、あたふたするなんて、この売国奴!国賊!・・・アラッ
表現が古過ぎたかしら?じゃあ、

やっかましい!ガタガタぬかすんじゃぁねえ!社会主義は宗教は認めてない
んだろうが、靖国がなんたら、無視したらいいべ!認めてないってこたぁ、
ないってことだろうが!何?霊を認めるってか?宗教っつうのは、霊魂の存在
を認めるってことなんだよ、コラッ聞いてんのか!?あんたらはチベット国を
どうした?ベトナムもどうしたっけ?侵略しなかったとは言わせねえよ。汚職
まみれの役人天国、義務教育も行き届いてない・・・うちらの国に嘴をさしは
さむ暇があるとか?ああ、そうだったっけ、
内紛の芽を摘むにゃぁ他人を責める、目をそらす、それが常套手段だったわさ
あなあ。
アメリカ?何がキリスト教だ!左の頬を打たれたら、右を出す?とんでもない、
おめえらのしてることは、すかさず張り倒して、グーの根も出ないほどに痛めつ
けてるがよー、あれが愛の宗教だってか?笑かすんじゃあねえ!

アラッマッ、わたくしとしたことが、ホッホッ、お里が知れますわねえ。
地だろうって?いいええ、ちょっと演技力が旺盛ということですわ。まあ、伝法
な口利きって、ス~ッといたしますことは事実ですわ。ア~~よか気分たい。
草葉の陰で、母が嘆いてますわね、あんな子は知らないわって。
  おあとがよろしいようで、・・・・・・・ 再見!



邂逅へ向けて

2006-03-08 09:27:22 | Weblog
「キョウコサン?ンもう、何十年ぶりよねえ、聞いた?」
「聞いたわよ、あんな事あるのねえ。母はあの時間に、あそこに
いるなんてことないのよ。不思議だったって、母も驚いてたわ」
「そうなのよ。お声をおかけして、お顔を拝見してたら、正直、
ウソでしょって、思っちゃった。だって、主人に、カミソノサンに
会ってくるからって、言って出かけたのだけど、何もそのための
情報はなかったのよ。あなたとお別れしたのは、私が母にあの会社を
首にされて以来よね。その後、TV局、出版社へお勤めだったのですって?
マスコミ畑を歩いてたのね。そして、結婚してカナリア諸島へだったの?」
「そうなのよ。まあ、出産で帰国したりしながらね」
「お母様からお聞きしたのだけど、絵を描いたりしてらっしゃるの?」
「そう趣味よ。たまたま来週から近くの喫茶店で展示よ、水彩画のね」
「行くわ。絵を見せてもらって。もう電話じゃ話しきれないほど、エベレス
ト位話が積み上がってるもの。今のあなたは、娘時代と同じくスマートで
髪の毛はソバージュ風なんですって?」
「そうよ。この辺じゃあ、ちょっとした私よ。センスのいい人って有名なん
だからあ!あなたは?」
「エ~ッ、昔のキョウコサンはそんなことを言う人じゃあなかった。
オーイ、あのキョウコチャンはどこ行ったの~~!
私?センスは悪くないって、ひそかに思ってはいるけど、ちょっと変わって
るって評価かなまわりじゃ、内外ともにね。でもその他大勢の評価は無視!
知ったこっちゃないよ」
「そう、自分の納得が最優先よねえ?あら、昔からハッキリしてたわよ」
「ウソよう!もっともっと控えめで大人しかったわよー」
「K出版社あたりからかな?」
お姉さまは、今も現役テキスタイルデザイナー、妹さんは染色・機織デザイナー。
3人のお母様は、今83才で、もう何もなさっていらっしゃらないけれど、
50年もの間、お洋服を製作(オートクチュール)。
そのクリエイティブ遺伝子は、3人のお嬢さんたちへしっかり引き継がれて。

命令される、変化がない、なんて耐えられない。そこに想像・創造がない空間
なんて、いられないって。そして、流行にどっぷり浸るなんて愚かじゃない。
発信者になっても受信者にはならない。個人の確立をちゃんと済ませた大人の女。
フフフ、同じ星の住人よ、私と。
病気の話、嫁姑の生臭い愚痴話、損得の話等、過去形なら聞けるけれど、その
辺りの話は出なさそうな予感がするわ。
暗ーい話,生臭い話はいらな~~~い!そんな人達を避けてよけて生きてるこの
頃だから。
私の知らないことを教えてくれる、経験したことのないお話を聞かせてくれる、
そんな人が好き~~~!
私のキョウコサンは、・・・何!私のキョウコだって? 冗談ポイよ!って、
言われそう。でも、いいのよ、心の中で探して探して、現実にやっと捕まえら
れた彼女なのですもの、当分の間、私のキョウコちゃんにするつもりよ。
苗字は当然変わってはいるけれど、心の中ではいつまでも”カミソノサン”。

いよいよ先生を囲む会のお知らせを開始。
電話かけまくり。でも、今更ながら中学校時代の旧友達を探すのは難航、
卒業アルバムがあっても、最早役立たず。紛失した人も多い。
連絡がとれない人達だらけ。
そんな中、
「いいのよ、そんなに沢山来なくても。だって、そんなに集まったら私が
先生を独占できないじゃない!」
って、のたまう我が友人。
まあ、この何年かの彼女の「会いたい」「会いたい」「会いたい」の希望に
添っての今回の私の行動だから、いいんだけどね。
「いいの、いいの。10人もいれば充分!」
「ハハハハハ、じゃ、そんなに気にしなくていい?」
「いいわよ。でも、ありがとうね。色々やってくれて」
「ううん、私じゃないわ、ジュンコサンがお膳立てしてくれたのよ、
テニスやコーラスの練習やコンサートの合間を縫って。
あなたから、抱えきれない感謝をいっぱいって、言っとくわね」
「サンキュー!」
この彼女は、新橋の小料理屋のママ。高校も一緒だった女性。昔から
”お姉さま”という雰囲気をお持ちの美人さん。
私は、美人がだ~~い好き。可愛い人も好き。センスのいい人が好き。
母によく言われた
「レイコチャンが一手に引き立て役をやってるのね」
ハイ、そうでした。そうです今なお。
ブチュ(ス)は私だけで沢山なのですもの。鏡をぶら下げて歩かなきゃ
ならないとしたら、1時間も生きていかれない、そんな風なのですから、
美容院の鏡は、私にとっては拷問の器具なのです。見たくな~い!

学者がいたり、フルマラソンに楽しみを見出すファイナンス役員、そんな
男達がいる同期。
「残念だなあ、ぶつかってるよ」・・・マラソン男。
「ある女性のご指名よ、お仕事が入ってなかったら、お家の近くでしょう?
会場は」・・・学者へ
今回の会場は、公民館なのです。こういうのを決めるって、頭がいいって思っ
たのよ、そういう発想を。
ホテルの○○の間なんてね、高いのにあまりおいしくないお料理の立食なんて、
やるものじゃない。若い、これからって人たちはそういうのもいいけれど、
人生の辛酸の何がしかを味わってきた年代に入ったら、もう、実(じつ)を
取りましょうって。
そうなのよねえ、見栄を張って、カッコつけてなんてやめましょうよ、よ。
会場費を払えば、そこに何人来てもかまわない。
持ち込み、店屋物注文、No problem。足を崩して談笑。これに勝るものはなし!
結局は、飲み食いよりオシャベリなのですもの。
でも、最初はビックリするのよ、公民館よって言うと。
「いいでしょう?村の寄り合いみたいで。会費?ポケットマネーでオーケーよ。
何かって、すぐ1万円位徴収されるでしょう。そんなバカなお金は遣わせません。
2千円もあったらいいんじゃない?でも、2次会はまだ決まってないからその
つもりでどうぞ」
ってな具合よ。
新宿のホテルなんかどう?だったのだけど、こういう風に納まったのは言うこと
なしの、彼女の頭の中身の働き。私やキョウコサンは遠くなったけど、そんなこ
とは吹き飛んでしまった今回の会場選び、恩師お二人にお会いできる嬉しさに
感謝だけなのよ。
こんな機会は滅多にないでしょうから、もう、その会場近くにある(と思う)
ビジネスホテルを取って泊り込みのつもりよ。
そこで話したりない面々とオシャベリの続きをしようってね。
だって、あなた。ナイアガラ瀑布と女のオシャベリは止めようがないって言われ
るのですもの。楽しみ~~~~~!

こんなことがあったのです!

2006-03-06 09:27:36 | Weblog
我が人生で、強烈な経験3回。こまかいことは数知れずだから、
ここでは省くわ。でも、この3回は、忘れられない体験になるのよ。
3回目が昨日。本当に、今でも不思議としかいえないのよ。
来月に、中学時代の有志達で恩師を囲んでおしゃべり会があるのは
書いたわね。その他有志が集まる別の会があるという連絡が入って、
そのメンバーの名簿をもらいに横浜から出向いたの。かれこれ軽く
30年以上も経って訪れた旧地。

弟のような感覚の旧友が、駅前のマンションに住んでいるとかで、
駅に着いたら電話をしてって。電話をすれば留守電。これはこれで
仕方がないわ。それよりももっと重要な意味を持った今回の訪問だ
ったので、そのまま駅前の交番へ。
23~4才で音信不通になった友人探しの旅(?)。
私が勤めた広告製作会社へその友人を引っ張って、その後、私は母に
会社を辞めさせられ、その後はお互いに連絡を取り合うことも少なく
なって、そのうち結婚。私は夫の転勤であっちこっち。その彼女は
カナリア諸島のどこかへご主人とともに行ってしまわれた、ここ迄で
ウン十年が経過。

我が中学校は移転して、その校庭の向こうにあった友人宅も消え、
駅前は、・・・・悲しい。のっぺり顔になってたのよ。 都会の駅前
は、誰もが想像するどこも同じそんな顔になってて、ブルータスおま
えもか?の悲しい気分に。交番で色々調べてもらったのだけど、電話
帳へたずねる人の名前はない。個人情報は秘匿の時代ですもの仕方が
ないのよね。駅前開発で、私の記憶の景色は全くなく、そこには同じ
顔を持つマンションが幾棟も。1棟1棟調べる気も失せて、のっぺり
顔のその地を早く離れたく、旧友の所在調べは後日にして、その駅の
反対側へ向かったの。
そこには、昔を髣髴とさせる景色があったわ。そう、どこでも陥って
いる個人商店街の衰退の風景が。けれど、私には、どうにか自分の顔を
持っているという風情のその地は
「年取っちゃったわねえ、でも頑張ってるあなたは美しい」
なんて、思っちゃったの。
あそこにあったパン屋さんでパンを買って、あのお肉屋さんで揚げたて
コロッケを買って、学校へ戻って、食べたっけ。その商店自体はなくな
って、他のお店になってたりしてたけど、でもまだ会話が成立する、人
と人が交流する健全な社会が、かろうじてだけどあったのよ。嬉しかっ
たけれど、そのうちやっぱりそこものっぺり顔になるのかしら?・・・・・

そして、わが実年齢青春の日々を過ごした、かつて実家があった隣町へ
つま先の向きを変えて。
道幅はどの道も1,5倍の広さになって、バスもゆったり往復している。
道路の左右の景色は、最早あきらめたそれ。
その行く手に、広々とした空間が見えてきて、その向こうへお稲荷さんの
樹木が見えている。これは?ここは?
その地から、お散歩途中とお見受けできる老婦人がお一人で、こちら側へ
渡る間合いを計っていらっしゃるような様子。
私が渡って、そのご婦人へ、
「ここはなんなんでしょう?」
「○○広場ですよ」
「そうなのですか?ウン十年ぶりにたずねてきて、あまりの変わりように
尋ね人を探すのも難しくなって、少し途方に暮れてたのです」
「そうなの?誰を探してるの?」
そのご婦人のお顔を拝見して、少し、動悸がしてた私です。でも・・・
「カミソノサンというお名前の方です」
動悸が早くなってきだしました。まさか?
「私、カミソノです。もしかして?」
「ハイ、キョウコサンと同級の・・・」
もう、ダメです。キョウコサンのお母様だったのですもの、思わず抱きし
めてしまいました。涙が頬を伝ってきます。声は出ません。こんなことが
あるなんて。2人とも
「神様のお引き合わせ」って。
たまたまバス停でお会いして、そこのベンチで懐かしいお話のあれこれ。
ウチと同じ3人姉妹のその後のお話や近況を。
皆さんお幸せなご様子は何より。彼女達のお父様は10年前に他界。

セニョール・ダンに、
「カミソノサンに会ってくるから」
「わかってるのか?」
「ううん、でも会ってくるのよ」
「?]
で、ウチを出たのでしたけれど。

高校へ通うためにいつも前の道を通ったお稲荷さんは立派になって。
実家への道も、往時の面影はなく、・・・・でも、ここでもナン軒かの商店が
頑張って。通りかかるたびに
「レイコチャン元気か?」
「元気よ!」
「おーい、雨に濡れるぞ、傘もってけ!」
「いいのよ、雨に濡れるの好きだもの。ありがとう!」
なんて、あっちのお店、こっちのお店の店主達と掛け合いをしてた日々が
よみがえって。生憎日曜日で、ほとんどのお店はシャッターが降りて。
けれど、そのはずれにある鰹節店をそっとのぞいて、店番の女性に、
「こんにちは」
「・・・・?・・・レイコチャン?」
「ピンポーン、当たり~~!」

かつての、わが町の駅前も同じ顔になってて、私は足早に車中(電車)へ。
けれども10時に出て、帰宅は5時を回ってました。

懐古趣味はない私です。何もかも昔が良かったなんて思いません。
けれど、あきらかにノッペリ顔の都会のたたずまいは、なにか不気味で恐ろ
しい。土をアスファルトで覆っている。便利の向こうで、荒廃が進む。
そんな感想の中で、私が出遭ったその人。このところずっと思いつづけていた
カミソノサンへ会いたいという願い。
キョウコサンは、なんと同じ神奈川県の住人だったのです。2人のお嬢さんの
お母様になられてて、趣味の絵描きで日々をお過ごしとか。お幸せな結婚生活
を送っていらっしゃる、本当に本当に嬉しいお母様との逢瀬でした。

さあ、久しぶりに長電話をしましょうか?
懐かしいなつかしい旧友の声を聞いて、積もる話の少しでもお話しましょう。

ね? 思いは通じるって、ホントなのよ。
けれど、未だに信じられないような、作り話のような、そんな出来事があった
昨日でした。

植えた・聞いた・話した

2006-03-02 20:33:14 | Weblog
さあて、どこに埋めようかしら?
曇り空の下、おもむろにダンボール箱からグラジオラスの球根を出して、
6色120球。
朝のお散歩で、近所のお花好きの知人2人に会って、
「グラジオラスの球根いらない?あげるわよ。なんせ120球だから」
「エ~~ッ120球!?・・・でもいらない。お花は欲しい!」
って、異口同音によ。
「ダメ、球根から育てなきゃ」
なんてね、お花好きの女が3人。
1人の女性、お札の材料『三椏・みつまた』を大鉢で2種育てていらして、
黄色が満開。じっくり鑑賞させていただいたわ。
香りでも有名なお花らしいけれど、その三椏で有名なお寺へ行ったことが
あるのに、その香りは記憶になくて、しっかり嗅がせていただきました。
かなり強い芳香。私には柑橘系の香りに感じられた、爽やかなそれ。
もう一鉢はまだ固い蕾で、お楽しみはもう少し先。
「挿し木できる?」
「わかんない、挿してみる?」
「簡単にできるようなら、皮をはいで、煮込んで、繊維をばらして紙漉き。
なんかしたりって」
「持ってく?」
「ううん、それこそあなたがやって、根っこが出たら頂くわ」
考えることは誰も同じよ。
花談義にしばし時間が取られ、それぞれが、コタクンとママはお散歩へ。
三椏の彼女は、おうちの中へ。私はマリリンと我が家へ。

今日は植えるわよ!で、各色の袋を手にして、しばし思案。何しろ小さな
お庭なのでねぇ。・・・・・・ハイ、決めました。
バラの名花『ブルームーン』の周りに紫10球、これは地植え。続いて、
同じ紫の『マダムビオーレ』のぐるりにも紫10球、こっちは大鉢。
やってると、段々調子が出てきて、赤・白・黄色・ピンクそして、グリーン。
これらは、同色のバラの周りに埋め込んだわ。グリーンだけは、オリーブの
木の周りにね。
そして、この前買ってきていた苗を植えたのだけど、ルピナスは移植を嫌う
ので、それだけもう1回待機。きちんと決めてから植えることに。
そして、去年の秋に植えた花ユリ、カサブランカ等。それもウン十球なのに、
すかしユリをグラジオラスと一緒に30球購入。けれど、それも明日以降に
して、今日の作業はおしまい。・・・・・ああ、幸せ~~~。

NHK第2放送をかけっぱなしにしてて、家の中に入ればその放送に耳を傾ける。
けっこう面白いのよ。高校生対象らしい世界史・保健なんかの講義や、各国語
の会話やニュースだったり。間にラジオ体操や、子供向けお話があったり。
やかましいコマーシャルもなく、基本的にNHKの女性達の声は低めなので、聞
いてても邪魔にならないのよ。最早、テレビの民放は見ないから。年寄りと言
われようと、どうしようと、あのテンションが高い女の子達の声は騒音なのよ、
私には。欲しいものもない女だから、コマーシャルもうるさいだけ。何しろ
静寂に耐えられなくなったかのような現代人たちだから、勘弁して~~~で
避ける逃げるの私。

中学・高校と同じだった旧友から電話。
どうしても、中学校時代のある恩師に会いたい、できれば最初に英語に挑戦する
私達へ、美しい英語の発音を厳しく優しく教えてくださった先生にも、というこ
れまた同じコースを歩いた旧友の願いを聞いてあげるべく、ひょんなことで私と
その電話の彼女で計画実施に向けて。
実務はその彼女にお骨折りいただいて。なぜかそういうことになる巡り合わせ。
その彼女はテニスと混声合唱団でご活躍。ほとんど予定が入っているらしいお忙
しい方。やっぱり母がいつも言っていた「用事は忙しい人に頼みなさい」は正しい。
ママさんコーラスからはじめて、今やソロでも歌われることもあるそうで。
学生時代にはそんなに親しい間ではなかったけれど、その彼女の挑戦・精進のお
話は、新しい関係を構築できそうな、嬉しい発見。
そして、そのお電話の中身で一番嬉しかったことは、あの、あの、あの英語の先生
もお見えになられるって。キャッホー!
今や、とんと見かけることもなくなった女性。そう、女性なのよ。
白いブラウスに、紺のスーツ姿。  少し遠いところにいらっしゃるマドンナのよ
うな、憧れなんて感情を引き出されるような、押さえ気味の感情、ゆっくりとした
語り口。忍耐強い意思。口から漏れる発音は、今思うと、ネイティブのような、
流れるような英語。・・・どれほどその先生が、私に英語の魅力を教えて下さったか。
ポキポキコキコキの日本語から、流れるような英語に。その先生のお口から流れ出す
英語の美しかったこと。うっとりして聞きほれて、1歩でも先生に近づけたら、と、
13才の女の子は、その女性に巡り合えた事の嬉しさに、恍惚とした時間を過ごした
ものでした。文部省が認めたヘンテコな内容の英文でしたが、実際は。
"Are you a boy?" " No I am a girl." なんてね。ブラインドの人同士の会話み
たいなね。でも、でも、良かったのです。その先生の授業が嬉しくて嬉しくて、必死
にお勉強したものでした。こんなものです、人って。人が人を動かすってね。
数え切れない生徒を送り出して、その中の一人でしかない私ですから、4月のその日
に、しばしタイムスリップしてあの時代を楽しもうと思っているのです。

身の回りに、才能あふれる人がいるって、とっても幸せなことねって。
触発されて、自分でもできるような気がしたり、なんてね。ドイツ語の譜面を、
初見で歌われる方がいらっしゃるそうな。凄いわねえ!そしてね、そういう人
のそばにいると、自分も歌えたりするのよ、だから、そういう人と出会えるなん
て幸せよねぇって。ええ、だけど、その方だけじゃない旧友の才能と努力。
感動があるって、何にも代えられない、いきのいい感覚をお持ちという事。
そして、そこには必ず面白がる自分がいなきゃダメなのよねって。

年取ったからわかった事って、かなりあるでしょう?だから、生きてて良かった
って、しみじみ思う時があるわねって。これって、お互いに、いい生き方をして
るって事じゃない?て自画自賛。フフフ・・このくらいの自慢・自信が持てなきゃ、
いい女、いい大人って言えないって思うもの。
若く若く、可愛くなんて、シッシッ、あっちへ行って!お子様とはお話できない
のよ、いつも言ってることだけど、若さ=未熟ですもの。だから、あなた、恥ず
かしいことなのよ。成熟していない証明をするなんてね。
背筋がピーンと伸びて、心持顎を引いて、セクシャルで、なんのお話でも参加で
きる、それが生きてきましたって事でしょう?ああ、そんな女が1人いたわ。
誰?それはケイコサン。い~い女です。成熟した大人の女性です。
                             Adios!  
     

いよいよ始まり始まり~~~

2006-03-01 10:57:24 | Weblog
3月に入ったけれど、旧暦ではまだ2月。今年の弥生は「凡凡来陽」特色のない月
ですって。
新旧並列のカレンダーは、まだなじまないのよ。せいぜい比較しながら月日を刻も
うって思ってるわ。なんせ、「ひな祭り」と「七夕」だけは旧暦に沿ってこそと思
うのですもの。およそ1ヶ月遅れで、桃の花も天の川も見えるというもの。
でも、中国語の鈴木(朱)先生がおっしゃる「春が2回ある年もある」そういうの
がまだ頭も感覚的にもわからないのだけど。少しずつお勉強してみましょう。

1週間のお里(上海)帰りをなさった先生は、嬉しそうに携帯で写してらした上海
の風景や上海料理、その他諸々の写真を見せてくださったわ。75歳のお母様はお
一人でお住まいだそうで、末っ子の先生の帰国は、どれほどお嬉しいことか。お近
くにはお姉さまご一家がお住まいではあるらしいけれど。外国に行ってしまった子
どもは気がかりでしょうから。
「毎月お帰りになるの?」
「とんでもない、できたらいいんだけどね。年に2~3回よ」
「今回はただのお里帰り?」
「いいえ、勉強があったから」
色々なことの先生をしてらっしゃる方なので、そのお勉強があったみたい。詳しく
はお聞きしなかったけれど。

さあ、正式に中国語(月2回)のクラスが発足。
ナカザトサンに会計はお任せして、あとはその都度の書類を書き込む・提出が私の
仕事。

そして、授業が始まって、前回と同様に先生お手製のプリント。気のせいか、今ま
でのお勉強と違って、文が長く感じられる。
「なんだか急に難しくなってません?」って、たまたまお隣にいらしたナカザトサ
ンへ。舌をかみそうな発音で、「あなたは何語を勉強してますか?」って。
いや~~、前途多難な予感がするフレーズ。トホホホホ・・・・・
そして、いきなり「初めての中国語」で習った4回の中身の復習が。質問が飛ぶ!
容赦なく次から次へ何回も。「字は見ないで!間違っても、すぐ言えなくてもいい!
ほかの人が言うのをよく聞いて!」で、
習ったことを何回も何回もリピート。
「え~~~、あ~~~、なんだったっけ?」
昔々の学校の英語からして、字に依存できちゃった弊害は、今なおビッシリ、苔の
ようにこびりついてるから、字は見ない!読まない!って、不安なのよねえ。
でも、言葉は耳から入ってきて、真似して、覚えるなのよね。字も文法もそのあと
についてくるものなんだけど、みんな慌てて字を追っちゃうのよ。
「挨拶」「自己紹介」「どこに住んでいるか、職業は?家族構成は?」「買い物」
が、4回の内容。そして、
「何語を勉強してるの?」「今日は何曜日?」
が、このグループになってからの最初のフレーズ。
曜日は、月曜日は星期一(xingqiyi)、火曜日は星期二(xingqier),
水曜日は星期三(xingqisan),木曜日は星期四(xingqisi),
金曜日が星期五(xingqiwu),土曜日が星期六(xingqiliu)そして、
日曜日は星期日(xingqiri)か星期天(xingqitian)。なんかいいでしょ?一から
六で月~土を表すって。でも、ここで、日のriていう発音ができない。英語でも、
今なお日本人が苦労するR発音。中国語の発音は、英語のそれと又違うから、その
ままっていうわけにはいかない、あ~~~できな~い!言えな~~い!
このriの発音ができずに、もう笑うっきゃないなのよ、みんなで。
日本人を Rinbenren て発音して、どうにか言えるのに、日曜日を xingqiri
って言う、そのri が言えない。挙句、舌のつきようが違うんじゃないの?発言ま
で飛び出す始末。ハハハハハ、これは言いがかり、苦しまぎれのやけっぱち。
同じ漢字で意味は同じでも、平和は和平、在住は住在みたいに逆さまななってて、
まぎらわしいものも。
ただ、「て・に・を・は」日本語の助詞に相当する言葉はない。これは嬉しいし、
基本的に人称で動詞が大きく変わることはないのよ。丁寧語が、いまのところチラ
ホラ。ここは、ヨーロッパ言語と大きく違うところ。
スペイン語だと、人称で動詞は変わる。男性・女性で名詞も変わる、それにつれて
冠詞も形容詞も変わるのとはえらい違いようよ。
ピンイン(発音記号・アルファベット)には、四声の記号がつくから、それは正確
に言わなきゃならない。発音で字も意味も変わってしまう、これが難しい。

そうそう、ウーロン茶は中国人全員が飲んでるものと思ってたわ。日本人が緑茶を
飲むようにね。それは違うそうなの。あの広大な中国ですものねぇ、隅々まで同じ
モノが行き渡ってるなんてないのかもしれないわね。その場所場所で、飲み物も変
わるって。
白湯、ウーロン茶、緑茶、プーアール茶、ジャスミン茶、色々ですって。知らなか
ったわねえ、これで、一つのこんな観念が消えたわ。ありがとう。

授業の最後に、
「今までの言葉を全部暗記して下さい」ですって。ア~~ア~。でもやるっきゃな
いで、「加油!頑張ります」
そのためのお勉強なのですものね。フ~~~・・・・。

「時間ある?」私が勝手に会計担当にしちゃったナカザトサンが。
「あるのですよ、いっつもこれだけは」で、近くのファミリーレストランへ。
「コーヒー?それともセットに?きめてしまっていいかしら?」私。
「ええ」彼女。
こういうのがいい。さっさと決める。人生の大問題じゃあない、すぐ決める、任す。
「う~~ん」って、こんな些細なことでも悩む人はいる。そういう人とは付き合わ
ない。だから、決断が早い彼女は、おつむがいいってことよ。ああ、いい相棒だっ
たわ。
「お金をためてから、中国旅行って、いつのことやらだから、前倒ししようかなあ
ってね」
この精神もパチパチ。そのうちとお化けは出ない、をご存知の人ね。
「私は、中国語を勉強しようなんて思ってもなかったのに、こうなっちゃったので、
エーイ!短期留学しちゃおうかなあ、なんて今検討してるのですよ。先生がお力を
貸して下さるそうなので。元(中国の通貨)の価値があまり高くならないうちに行っ
ちゃおうかななんて。猛烈な経済成長率ですものね。でも、去年の5週間のグアテ
マラも、主人にとってはビックリだったみたいなので、留学したいなんて、・・・・・
言いにくいですねえ」

自己紹介をちゃんとされて、彼女が行動派の女性であることを私は認識。3才上の
お姉さまでした。 しっかりされた実務派とお見受けよ。よかったわ、そういうの
が苦手の私だから。ウチではセニョール・ダンが取り仕切ってくれてるし、私は楽チン。

運転免許証の更新で、初めて警察署で。待ち時間にケイコサンへ久しぶりのメール。
その彼女からの返信メールに「トルコ東西文明の十字路」というフォーラムへ出席
されて、次の日曜日は「CATS」公演を観にですって。相変わらず、文化度の高い彼女。
本当に、知的好奇心の強い、刺激的な友人です。知らない事だらけって、自分のこと
を思い知らされるケイコサンなのよ。そういえば、先頃お会いしたミサコサンからも、
抽象画とはなんぞや?って講義も受けたんだったわ。幸せ者でしょう?私って。

三寒二温って感じの今季。2/28で4歳になったマリリン相手の外国語は、飽かず続
けてるわ。だって、独り言で言うより、犬であっても相手がいるって助かるのよ。
ヘンテコであっても、いい加減であっても、静かに聞いててくれてる彼女。私の大事
な相棒です。でも、最近、中国語なんかも入れてるから、小首傾けて「?」て、表情よ。
おはよう!だけでも、
"Buenos dias.Good morning. Buon giorno. charu tyossoyo(ハングルよく眠れた?)
早上好(zao shang hao) そして、おはよう!です。面白い私の朝。迷惑顔のマリリ
ンの朝。知らん顔のセニョールの朝。マリリンには、知ってる、お勉強した言葉はな
るべく遣うように心がけて。何しろ、何もしないでいると、3週間で95%が消えちゃ
うなんて、いやじゃない?
でも、簡単なフレーズよ、全て。だって、関係代名詞をいれて、接続法で、なんて考
えてたら言えな~いなんですもの。

こうやって、刺激的な楽しい日々が過ぎてゆきます。感謝!(誰に?こういう環境に)