ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

私は魔女?・・続き

2006-03-15 10:27:09 | Weblog
キョウコサンとの会話で、
彼女:「私も耐えられない今時の女達の言葉」
魔女(私):「いっぱいあるけれど、特に?」
彼女:「ヤバイ!うまい!どうしておいしいって言えないのって」
魔女:「もう、ヤクザよねぇ。ウチのお父さんが、パパが~。
    オ~~身震いしちゃう。それと同じくらい抵抗がある言葉だわね。
    ヤバイなんて、なんでもかんでも反抗したいって、10代の子の
    粋がりなら、まだ苦笑い、じゃない苦虫も潰した顔になるくらい
    だけど、社会人、ううん、人の子の親となった人が嬉々として言う。
    最近、友達がドンドン減ってきてるわよ。ブルータスお前もか?で」
彼女:「だから、私はハッキリ言うのよ。ジャンジャン指摘しちゃうもん、
    聞き苦しいからやめてって。みっともないわよってね」
魔女:「私は逃げる。ヤバイ・ウマイ・~してみな・~だよなんて、そういう
    表現になんら抵抗のない人とは関わりを持ちたくなくなって。汚い。
    うつりそうよ。だから、君子危うきに近寄らずでね、さっさと逃げる」
彼女:「そう、ほかにもね。たとえば夫が食事のときに”いただきます”って
    言わない時なんか、
    大きな声で、”いただきます!”って、わざと聞こえよがしに言っちゃ
    ったり。一人の時だってちゃんと言ってから食べるもの」
魔女:「ええ、私もよ。”いただきます”は、色々な事・人に感謝してだから、
    誰もいなきゃ言わないっていうのはおかしいものねぇ。私はね、外国に
    行っても、ちゃんと言うし、周りの人にも”いただきます””ご馳走様”
    って教えてあげるの。ホラ、”もったいない”が世界の言葉になるように、
    サムライ・スシ・ヤクザ・テンプラなんかを覚えられるより、日本の
    美しい言葉、意味付きでね、教えてあげるのよ。
    でも、永六輔が本の中で、かなり昔のことだけど、彼も言葉に深く関わ
    ってる人じゃない?その彼が、彼のお嬢さん達の言葉がひどいって、嘆い
    てた文があったけど、それから長い年月が経ってるから、それは益々悪化
    してるってことよね。ああ、嘆かわしい、よ」
彼女:「永六輔で思い出したけど、お金を払えば”いただきます”は言う必要はない
    って大人がいるって、どこかで言ってたわ」
魔女:「同じ事を、C・W二コルもテレビでだったかな、給食費を払って、なんで
    ”いただきます”を言わせるのだ!って、抗議した親がいたって。
    こんな美しい言葉はないのにって。こういうことは、四の五の言わないで、
    言わせないで、ああ、でもちゃんとわかってないと一人なら言わない、に
    なっちゃうのかもねえ。親は何をしてる!って、怒っちゃうのよ私は。
    でも、もう滅び行く日本だから、ひたすら逃げて避けて、私は横浜の片田
    舎でひっそりと生きてゆくわの心境なのよ」
彼女:「ウン、そんな気がするわ。悲しみは持ちたくないから、孫はいらない。
    孫達が苦しむ姿は見たくない、想像もしたくない。だから、娘達には、
    この家で2人仲良く暮らしなさいって言ってあるの。結婚する気もないみ
    たいだけど。ある種ホッなのよ」
魔女:「ウン、真剣にそう思うわ。アメリカと中国が世界を滅ぼすって。巻き込ま
    れてるものねえ。地球規模の異変は、文明諸国がむさぼった結果、起こし
    たものよ。まあ、そのうち息子が結婚なんてことがあっても、昔の姑みた
    いに、”孫はまだか?”なんてことは絶対に言わないわね。できれば、
    夫婦2人で仲良く暮らしなさいって、言いたい。姉の孫でも食べちゃいた
    いくらい可愛いもの、我が孫だったら、想像するだけで頬がゆるむ。
    だから、だからそんな孫達へこんな地球を渡すわけにはいかないって、
    本当に思ってるの」
彼女:「言えてるわ。とんでもない地球になってるものねえ」
魔女:「際限なき大めしぐらいが大きな顔をして地球の資源を食い散らかしてる。
    長男と時々言うんだけど、”地球が怒ってる”って。今、爆発寸前の
    状態の地球じゃない?怒ってるのよ、”いい加減にせんか!”って」    

魔女:「ところで、なんで手話?」
彼女:「まわりもそう言うわ。深い意味はないんだけど、ちょっとやってみようか
    なあってね。合わなきゃやめる。それだけよ」
魔女:「そう、やってみなきゃわからないものねえ。私、いっつも思うんだけど、
    つまんなかったは、立派な理由だって。でも、チャレンジしない批評家は
    最低!そんなのが多い。でも、日本語だけに対応なんでしょう?」
彼女:「それが、共通手話らしいのよ」
魔女:「ああ、そうなの。それはいいわねぇ。障害者の人たちの一助になる、しかも
    世界共通なら、限定なしでいいじゃない。私も今年は資格を取るために
    お勉強があるの。資格なんてっても、公認ナントカなんてものじゃあない。
    4月に連続講義が日本医科大学で、秋に認定なんてだったって思うわ。
    でも、ボランティアじゃあないの。あれはちょっと胡散臭く、傲慢て思う
    から、そういうのには加わらない。○○グループ、要するに集団には
    加わらないが私の主義だから。あくまでも個人プレーに徹する」
彼女:「私も、命令されるの大っ嫌いだから、技術を盗むだけ。そのための勉強は
    するけど、あとはこっちが判断するのよ。偉そうなのが嫌い!」
魔女:「フフフ・・似てるわねぇ。でね、私も指図されるのが嫌いだから、人に対
    しても、グチャグチャは言わない。指図もエネルギーがいるから、そんな
    ことにはエネルギーは遣わない。”大人でしょ?自分で判断しなさい”よ」

筆まめだった私の書簡を、はるばる大西洋の島にまでもって行ってたキョウコサン。
信じられない話よ。ありがたいことね。そして、彼女も筆まめな人なんですって。
生憎、彼女からのお手紙類は私の元にはないのよ。ごめんなさい。
これからマメにやり取りしましょうね、こんな時代だからこそ手書きよねぇって。
彼女からのお手紙は、必ず絵付きになるはずよ。でも、巷間流行の絵手紙(ハガキ)
みたいな絵じゃない。あれは、「ごめんなさい」だから。
彼女の絵は多分植物。それでは私からのお手紙には女の人の姿を送りましょう。

こんなやり取りが出来るなんて、やっぱり幸せ者の私です。
良かったわ~~~~、彼女が違う星の住人じゃなくて。
星?あっそうだった!!! 『星の王子様』の本を読みかけていたんだった。
スペイン語と英語の両方の並読を。スペイン領に行ってたキョウコサン。少し、
教えていただこうかしら?現地仕込みのそれを。
な~に自慢してるのよ、感じ悪い!かな?そういう反応をする人は、観念論者だっ
てことじゃない?私は面白がりたい屋なの。若かりし頃接することが出来た英語、
自分から飛び込んだスペイン語、それに地中海?大西洋?海の底に沈んでしまった
作者、あの可愛い王子様。お話はみんな知っている。それを、他の言語ではどういう
表現になるのかしら?なんてね、面白がれる世界の扉を閉めまくるなんて、そして、
そうじゃない人を胡乱な目で見るなんてもったいない。
挙句、人を試すようなことを平気でして、どうなのよ!へえ、こんなこともわかん
ないの? ご自分は挑戦しないでよ。そういう悲しい人になってはいけないって、
この魔女は思うのです。
同じロマンス語でも、フランス語だけは、舌の遣い方が難しい、あれは特殊って、
キョウコサンも言う。

やっぱり私の想像どおり、生臭い話は出なかったのよ。事実はあったけど、それを
乾いたお話にして、感心させてもらったり、笑わせてもらったり、その内容は、
”事実は小説より奇なり”のそれ。違う世界をかい間みせてくれたわ。
パリで知り合った人とバッタリ、ロスで出会って、交友が続いてる。ウ~ン、
なに人だったっけ。小説みたいな、いいえそれ以上のドラマがあるって事よ。
キョウコサンに言わせたら、私の今回の行動・思いだって充分小説以上よって、
言われる不思議の連続。ええ、いつか、キョウコサンをモデルに小説でも書いて
みたいって思うほど、スリリングで魅力的な人生を送ってらっしゃる彼女なの。
    
フランスの翻訳本を電車の中で読み終わって、その先で再会した女性は、私のイ
メージの中にあるフランス女性のようでした。お洒落で自分を持ってる、芸術の
香りが漂う、しっかりとした個人、大人の成熟した女性がいました。
パパが~~とか、~~~なんだよ、なんて表現がはしたないということをちゃんと
知っている教養人です。
ああ~~~~、嬉しい~~~!! 魔女のお友達は皆素敵です。