きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

和歌山に行ってきました(その5:最終回)

2011-08-31 | 散歩
さて、和歌山帰省報告も最終回です。

今回は往復のルートについて簡単にご紹介して締めといたします。

≪往路≫
和歌山に行ったのは8月21日。
予定していたルートは以下の通り。
自宅
 ↓
(横浜青葉I.C.)
 ↓
東名高速
 ↓
伊勢湾岸道
 ↓
東名阪道
 ↓
名阪国道
 ↓
西名阪道
 ↓
阪和道
 ↓
(泉南I.C.)

自宅を出発したのは5時30分頃。
この日は日曜日なので、午前6時までに東名高速に乗ればETCの休日特別割引の50%を適用できるからです。
ギリギリ6時前にに東名高速に滑り込み(笑)途中、伊勢湾岸道までは、御殿場付近で大雨、名古屋近辺では豪雨に見舞われましたが、おおむね順調でした。

東名阪の四日市~亀山間で渋滞(自然渋滞+事故渋滞)との情報があったので、伊勢湾岸道のみえ川越I.C.で一般道に降り、そのまま亀山まで向かいました。(一般道は順調でした)

亀山からは当初予定のルートに復帰し、名阪国道・西名阪道・阪和道と乗り継ぎ泉南I.C.で高速に別れを告げ、根来街道で和泉山脈を越えて和歌山入りです。

実家到着は、14時20分頃。所要時間は約8時間50分でした。
東名阪の渋滞に巻き込まれていたらあと1時間は余計にかかっていたはずです。
ほぼ予定通りの所要時間です。

≪復路≫
戻りは8月24日。
翌25日からはお仕事なので、早めに自宅に到着したいところ。

と言いつつ、既報の通り朝から和歌山線と撮ったりして、実家を出たのは午前10時10分頃。
自宅に針路を取る前にちょっと寄り道。
寄り道は毎回立ち寄る山の上のパン屋さん。パン屋さんの開店時刻が午前10時なので、それに合わせた出発時刻でした。

写真1. 「ドーシェル」さん

(昨年撮影:再掲)
ここで車内で食べる分、自宅用、お土産用のパンを買いました。

写真2. メロンパンとキューブパン

(この写真はお土産をあげたA.Kさんが撮影して送ってくれたものです)

寄るところには寄ったので、あとは一路自宅を目指します。
パン屋さん最寄りの海南東I.C.から阪和道に乗ります。

帰りのルートは以下の通り。
(海南東)
 ↓
阪和道
 ↓
近畿道
 ↓
第2京阪道
 ↓
京滋バイパス
 ↓
(ちょっと名神)
 ↓
第2名神
 ↓
東名阪道
 ↓
伊勢湾岸道
 ↓
東名高速
 ↓
(横浜青葉)

往路と違うルートにしたのは、第1に天候、第2には第2京阪道が開通したばかりということがあります。
あくまでも天候の理由が第1です(笑)
名阪国道は大雨で通行止めになる恐れがあり、そうなると事実上迂回路が無いのです。
そこで安全策として、今回のルートを選択しました。

名阪国道も通行止めになることはなかったようですが、こちらのルートも概ね順調でした。

途中、クルマの燃費計が17.1km/Lを記録しました。
阪和道の岸和田S.A.でガソリンを給油して500km近く走行しての記録で、自己新記録です。

写真3. 停車して撮ってます(笑)


今どきのハイブリッド車や低燃費車には及びませんが、1800cc車で、4人乗車+たっぷりのお土産を積んだ状態での記録ということでは上々かな。

夜になり、自宅を目前として「渋滞のメッカ」海老名S.A.付近を先頭にした渋滞につかまりました。
渋滞により予定より約30分ほど帰宅が遅くなってしまいましたが、それでも、自宅に20時10分頃に到着。
パン屋への立ち寄り時間を含めて、所要時間は約10時間でした。

写真4. 4日間合計で1536kmでした


その平均燃費は14.5km/Lでした。
朝練で山道を走ったことが平均燃費を押し下げています。

ところで、私が帰宅した2日後、中日本高速道路株式会社は、いわゆる第2東名の来年初夏の一部開通と開通後の道路名称を発表しました。
NEXCO中日本:御殿場JCTから三ヶ日JCTは2012年初夏開通を目指します

来年の初夏開通と言うことは、お盆休みには開通しているでしょうから、来年の帰省の際には新東名を体験できるわけで、今からちょっとわくわくしています。

和歌山に行ってきました(その4:和歌山線を撮ってみよう)

2011-08-29 | 散歩
いよいよ和歌山での最終日(4日目)。
自宅(横浜)に戻る日だというのに、朝練に出てしまいました。

狙うは和歌山線です。

2日目の朝練の帰りがけに、とりあえず1本だけ撮りました。

写真1. 105系(普通・和歌山行き・437T)

(打田~下井坂間/8月22日撮影)
和歌山線らしいと思う105系の2両編成です。
正直「これで和歌山線はおしまい」と思いました。
これ以外の電車は走っていないと思ったからです。

それでも和歌山線に行ったのは撮っておきたいシーンがあったからです。
そのシーンは、紀ノ川を渡る和歌山線です。
場所は岩出~船戸間、実家からクルマで約30分です。

まずは紀ノ川の左岸(船戸駅側)から。
いきなり青い電車が現れました。
それも4両編成。
そして良く見ると117系ではありませんか。

写真2. 117系(普通・王寺行き・430M)

和歌山線は105系の2両編成だけだと思っていたのでびっくりしました。

次の列車まで時間があるので、紀ノ川の右岸(岩出駅側)に移動しました。
ちなみに列車の時刻はその場で携帯(スマートホン)の「乗換案内」で確認してました。

写真3. 117系(快速・和歌山行き・4431M)

次にやってきたのも117系。
阪和線に続き、和歌山線も侮れません。

次は少し場所を移動して橋のたもとから狙います。

この橋(紀ノ川橋りょう)は、いつから今の色になったのか知りませんが、昔はいかにも鉄橋の色という赤茶色でした。
下の写真では、トラスの灰色が剥げて赤茶色も見えています。

写真4. 105系(快速・和歌山行き・4427M)

そうそう、こういうのが私のイメージしている和歌山線です(笑)。

写真5. 105系(普通・王寺行き・432M)

次も105系・・・と思ったら顔が違う。103系か?
写真をアップにして車番を見たら、これも105系でした。
良く見ると、後ろ2両には青い105系がくっついています。

写真6. 105系(普通・和歌山行き・1427M)

今度は青い2両編成です。
意外にもバラエティに富んでますね。

写真7. 117系(普通・和歌山行き・1429M)

橋を離れて岩出駅近くまで歩いてみました。
今度は117系です。
117系と言えば京阪神間を走る新快速のイメージなのですが、和歌山線に居るとは。

そう言えば、先日このブログで「和歌山に行きます」と言ったら、Satokawaさんから

「和歌山ですか。103系、105系、113系、117系、381系って、まだあそこも国鉄天国に近いですね。」
と言うコメントをいただいていました。
よもや走っていると思っていないので、「117系」の文字は目にしていながらも見えていなかったようです(笑)。

結局、阪和線と合わせて、Satokawaさんがリストアップした電車はすべて見ることができました。

時間もぎりぎりになったので、これで実家に戻ることにしました。
写真2から写真8まででほぼ1時間、写真はその間に通過した列車の全てです。

あと紀ノ川橋梁に興味深いものがありました。
それは架線です。

写真8. シンプルカテナリー式

橋梁部分の架線は何の変哲もないシンプルカテナリー式の架線です。

橋の岩出方を見ると直張り(直接吊架式)です。

写真9. 直接吊架式


写真1や写真6でも直接吊架式であることが判ります。
こんな架線の下を117系が走っているのも意外性がありますね。

では、その境目がどうなっているかというと、

写真10. こうなってます


というわけで、最後は個人的な趣味になってしまいましたが(もともと個人的な趣味ですが)、以上、和歌山線でした。

この後、実家に戻り朝食を食べて帰宅の準備を行いました。

和歌山に行ってきました(その3:幻の阪本線)

2011-08-28 | 散歩
和歌山での3日目。

実家から谷瀬の吊り橋には、最短ルートである国道480号線→県道53号線(高野天川線)→国道168号線を使いました。
そして帰り道は国道168号線で五條市に出て国道24号線を使うことにしました。
(興味のある方は地図で確認してみてください)

帰り道に五條経由にしたのには理由があります。
その理由とは「(国鉄)阪本線」の廃線跡めぐりです。
正確に言えば、阪本線は工事中のまま開業が断念されたいわゆる「未成線」なので、「廃線跡」とは呼べないのですが。

阪本線については、こちら(Wikipedia:五新線)を参考にしてください。

昨年も今回と同じ経路で谷瀬の吊り橋に行き、帰りも国道168号線で五條経由で戻ったのですが、その際に工事の痕跡を見つけていたのです。
昨年は写真1枚撮ることができなかったので、今回、一人ででも現地に来ようと思っていました。
そんなわけで、家族で吊り橋に行くという話しになったので、「その2」で書いたように「ラッキー」と思ったわけです。

前置きが長くなりました。

谷瀬の吊り橋から国道168号線で五條に向かう途中、阪本(五條市大塔町)付近にちょっと違和感のある「穴」があります。
(穴の場所はこのあたり。)

写真1. 穴です


近づいてみると・・・・

写真2. 「宇宙の謎に挑む」


もうお気づきかと思いますが、阪本線が通る予定だったトンネルです。
今は、「大阪大学核物理研究センター地下観測所『大塔コスモ観測所』」として使用されています。

トンネルを背に終点「阪本」方面を撮ったのが次の写真(写真3)です。

写真3. トンネル出口から延長線上を見る


五條に向かっているわけですが、500m程吊り橋方面に戻ったとこに現在の「阪本」バス停があります。

写真4. 「阪本」バス停


ちょうど大和八木行きのバスがやってきました。

写真5. 特急・大和八木行き(新宮発)


このバス、実は日本一距離の長い路線バスなんです。
奈良交通:八木新宮バス
五條~新宮間はかつての五新線のルートをなぞるように国道168号線を走ります。

阪本付近での観察を終え、国道168号線を再び五條方面に向かいます。

道路は阪本付近から天辻峠を越えていくのですが、阪本線では全長5000m超の天辻トンネルと2000m超の立川渡トンネルで潜り抜けていく予定でした。
このうち立川渡トンネルはループトンネルで計画されていました。
小学生の頃、地図帳にも「建設中」として阪本線が描かれていました。ループ線もしっかり描かれていたことを覚えています。
もし開通していれば、「国鉄で」もっとも新しいループ線になっていたはずです。
ループ線の経由地は国道から離れているのでトンネルの出口なども確認できません。

次に国道と関わるのは、西野地区(五條市西吉野町)付近です。
国道を跨ぐように色鮮やかな鉄橋が架かっています。
「宗川橋梁」と言うそうです。

写真6. 宗川橋梁


宗川橋梁の阪本側は国道を跨いですぐにトンネルです。

写真7. 国道168号線を跨いで西野トンネルに入る

今、列車が来ても違和感はありませんよね。
(宗川橋梁はこのあたり。)

西野からは阪本線は国道に平行して五条駅に向かいますが、やはりトンネルのためにその姿はほとんど見ることができません。

次は、城戸(五條市西吉野町)付近です。

ここには阪本線の路盤につながるアプローチ道があります。

写真8. アプローチ道がある!


アプローチ道を見てみます。

写真9. 頭の上が阪本線

看板には「路線バスが通行しますので・・・・」と書かれています。

ご存知の方もいると思いますが、ここ(城戸)から五条駅(の手前)までは阪本線の完成した路盤を路線バス専用道として路線バスが走っています。
このアプローチ道はそのバスのためのものです。

写真10. アプローチ道の上から


アプローチを登ってみます。もちろん「歩いて」ですよ。

写真11. アプローチ道の上は駐車場


資料によれば、この場所は駐車場になっているそうです。
それを裏付けるように駐車マスが書かれています。
駐車場の奥に見えるトンネルは城戸トンネルです。

(写真10と写真11は阪本方面を見ています。)

アプローチ道を登りきったところはバス停です。
バスが転回できるようになっています。

写真12. 五条駅方面を見る


バス停には「駅舎」があります。
ここはかつて国鉄バスの「城戸駅」だった場所です。

写真13. 旧「城戸駅」・・・



写真14. 現「専用道城戸」停留所


(城戸駅はこのあたり。)

「阪本線の線路(?)」は城戸の先、和歌山線・五条駅近くまで続いており、バス専用道として活用されています。
この先はトンネルも少なく、国道からも良く見えます。

今回は家族が一緒だったことや時間の制約があって阪本~城戸間だけの視察になってしまいました。

次回は「一人で(笑)」じっくりと観察しに来ようと思っています。
新宮までのバス(五条~新宮間 所要時間約5時間10分)にも乗ってみたいですね。

参考資料:
「鉄道未成線を歩く(国鉄編)」森口誠之著(JTBキャンブック)

快速「富士河口湖号」を撮る2

2011-08-27 | 散歩
和歌山の話しはちょっと置いておいて地元(横浜)の話し。

先週も見ているのですが、今日も見に行ってしまいました。
2011-08-20:快速「富士河口湖」号を撮る

本日の場所は、横浜上麻生線(旧道)の川向橋です。
先週は「新」川向橋でした。

少し遅れて高校生位の少年がやってきました。
「地元の横浜線に115系が走るなんて・・・」と嬉しそうでした。
話しをすると(この夏かな?)18きっぷで山陽線の115系に乗ってきたとか。

写真1. 回送「富士河口湖」号

送り込み列車です。奥に見えているのが新川向橋です。
先週、移動中に回送電車を見てしまったので、今日はモノにしようと早起きしてきました。
少年もこの送り込みを狙っていたようです。

折り返してくる本列車は小机駅周辺で見ることにして、少年に挨拶してこの場を後にしました。

(先週「はまかいじ」を見た)小机駅脇の踏切で見ることも考えましたが、結局、線路からは少し離れたところから見てみることにして、横浜国際競技場(日産スタジアム)脇にやってきました。

こんな感じ(↓)です。
写真2. 快速「富士河口湖」号

左が新横浜、右が小机です。
マンションやらなんやらがウルサイですね。

これで本当に115系の見納めかも。

和歌山に行ってきました(その2:リベンジ成功)

2011-08-26 | 散歩
朝練の阪和線で興奮してしまった翌日、またもや朝錬に出かけました。
と言っても出かけたのはクルマで10分ほど走った峠の頂上。
実は、実家のある集落は携帯電話の電波が届かないので、メールのチェックのために電波状態の良いところまで行ってみる、というのも理由のひとつでした。

写真1. 実家のある集落です

朝もやが山火事のようにも見えますが、実家のあるところはこんなところです。
日の出直後で、この時の気温は22度だったかな。

で、携帯電話の電波が届くところまで、とクルマを走らせて行った場所は、タスキ峠というところです。
地図にそう書いてあるので分かっただけで、名所でもなんでもないただの峠道です。

写真2. タスキ峠付近から

視界が開け、何となく良い感じだったので写真を撮ってみました。
遠くに見えている山は「雨山」と言うそうです。
個人的に「壁紙シリーズ」と呼んでいる何の変哲もない写真ですが、今、実際にこの写真をパソコンの壁紙にしています。

この後すぐに実家に戻って朝食です。

朝食の後は家族(母を含む)で小旅行です。
どこ行こうかねえ、ということで決めた行先は「谷瀬の吊り橋」。
気付いた人もいると思いますが、実は昨年も行っています。
2010-08-27:谷瀬の吊り橋

昨年も行っている三男のリクエストと、昨年は行ってない母のリクエストで決定しました。
実はこの決定に私も内心は「ラッキー!」だったのです。
理由は2つ。後ほど説明します。

何はともあれクルマで約2時間。
現地に到着です。

写真3. 橋のたもとから

見た目は昨年と変わりません。
昨年よりも人の数が少ないでしょうか。

昨年もそうでしたが、子供らはさっさと渡り始めてしまいました。

カミさんと母は、眺めるだけで「無理、無理、無理!」と子供らを見送っています。
そして私。
昨年「渡れる」と思いながら諸般の事情で断念したのですが、今年は「渡るぞ」と決心して子供らの後を追いました。

そしてついに渡り切りました。
正直なところ怖かったです~う(涙)。

写真4. 振り返って1枚


渡ったからと言って「こっち側」に何かがあるというわけではなく、証拠写真(笑)を撮って戻ります。

写真5. 少し離れてもう1枚

写真3 とは点対象の位置関係になります。

戻ると言っても結局はもう1度吊り橋を渡ることになります。
しかし、1度(片道)渡ったという自信からか、帰りは恐怖心は(ほとんど)無くなっていました。

ということで、これから訪れる方のためにアドバイス。
「怖いのは往きの真ん中まで。そこから先は恐怖心は激減します。」

先ほど述べた「ラッキー」の理由の1つはこのリベンジのチャンスが与えられた、ということです。
そして昨年の確信を証明するようにリベンジを成功させることができました。

そして「ラッキー」のもう1つの理由ですが、次回(その3にて)明らかにいたします。
では、次回をお楽しみに~!