きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

【N】昭和の貨物列車を○○する

2020-03-28 | 工作室

むか~し買った手持ち車両のお化粧シリーズ第3弾であります。
今回の素材はワム80000。現在、私の手元に12両ほど在籍しています。

写真1. 2019年9月の運転会にて(再掲)

もちろん運転会にもデビュー済み。

言わずと知れた「ワムハチ」、とここで数あるバリエーションの特定番号の再現を期待された方、ゴメンナサイm(_ _)m

今回は個々の車両の「お化粧」ではなく、手持ちのワム80000を軸に昭和の貨物列車っぽい車両を揃えておこうというものです。
狙うところは特定の貨物列車ではなく、あくまでも個人的なイメージでして、2軸有蓋車のみの20両以上の編成という方針(?)で。

何か参考にと思っても、自分では貨物列車の編成写真なんて撮ってないし・・・
とりあえず引っ張り出してみたのが以下の写真。なにかのついでに撮った貨車の写真。

写真2. ワム80000+ワム70000+ワム800001980年前後に撮ったものだと思いますが、場所は今は無き湘南貨物駅。現在は新駅の構想が進んでいます。

両側のワム80000の左右もワム80000のようです。ワム80000の中に時々挟まれている黒色のワム。こんな編成をイメージしています。

写真3. ワム80000+ワラ1
最後尾のワラ1ですが、判別は難しいのですが扉に付いているのは東武のマークかな。ちなみに車番はワラ107。

写真4. ヨ5000+トラ45000+トラ55000
今は見られなくなった車掌車です。昭和の貨物列車には欠かせませんね。
写真にはトラも写っていますが、今回の編成には無蓋車、タンク車は入れません(単なる私の好み)。
余談ですが、写真のヨの車番は「14291」ですが形式はヨ5000。貨車の形式は難しい。

では模型の方に参りましょう。

まずはワム80000。
先に書いたように現在12両ありますが、15~16両あったような記憶もあるのですが・・・(笑)
いずれも30年以上前にぽつぽつと買い集めたもの。当時の当鉄道の標準仕様として連結器をケーディカプラー(現マグネティックカプラー)に換装しています。
うち1両のみは「控車」的に片側のみケーディカプラーとしてアーノルドカプラー車とも連結できるようにしていました。
今回、手始めに残ったアーノルドカプラーをKATOカプラーNに換装しました。

写真5. 2種のカプラーが同居しましたケーディカプラーへの換装では床板をカプラーポケット周辺で切り取り、プラ板で床板を再生(?)してカプラーをネジ止め。今回のカプラー換装ではカプラーポケットをKATOの「2軸貨車用カプラーポケット」に交換したうえでカプラーを交換。コストも手間も大幅削減。

次に手掛けたのはワラ1。
こちらのメニューは改番。製品(KATO)の車番は「ワラ1234」と「ワラ6542」の2両組み。
これが2セットあるので1セット分2両を改番してやろうと思ったわけです。新しい番号は「ワラ1」と「ワラ1111」にします。
「ワラ1」は「ワラ1」のトップナンバーなので。「ワラ1111」はゾロ目で友人から頂いた写真がありましたので。

写真6.  ワラ1111
(撮影:落合圭一氏)

手順は元の番号を消して新しい番号を付ける、という単純な話しなんですが・・・
元の番号は番号部分以外をマスキングし、溶剤(エナメル用)を綿棒に浸してこちょこちょと。
そして新しい番号を付けるのですが、当初はハンコ方式を考えていたのですがうまくいかず。結局塗装することにしました。

写真7. マスキングで「1」を表現
見ての通りです。
この手法は「1」にしか通用しません(当初のハンコ方式も「1」だったら簡単かな、という発想で)。

写真8. できあがり

ちょっと各「桁」の間が開いてしまったかな。

「ワラ1」も同様に。

写真9. ワラ1(手前)+ワラ1111(奥)

ワラ1の1番の実物は何度か目撃したことがあるんです。
今だったらネットで目撃情報とか追跡情報が判るんでしょうが昔は完全に運任せでしたからね。
そんな思い出もあっての「ワラ1」への改番です。

そして今回の最後はワム90000。
形式から考えるとワム80000の次に登場した感じがありますが、登場はこっちの方が先。
模型編成にもワラ1とは別の黒い有蓋車ということで組み込むことにしました。実物の記憶・印象はまったく無いのですが・・・

写真10. ワム90000

ワラ1もワム90000もカプラーはKATOカプラーNに換装しました。

写真11. 全員集合
線路手前からワラ1(4両)、ワム90000(2両)+レ12000(2両)、ワム80000(4両)×3の総勢20両。これを牽く電機(電機前提です)のは何か良いでしょうねえ。
特定の日付の特定の列車の再現ではないので、なんでもよいのでしょうが個人的にはEF60あたりが良いのかなと。持ってないのですが。
あっ、車掌車はヨ5000、ヨ6000、ヨ8000を取り揃えております。


【N】キハ82系くろしお号のお化粧

2020-03-19 | 工作室

先日の153系新快速に続いてキハ82の7両を「くろしお」に仕立てました。

実車のキハ82系「くろしお」には乗ったことがないのですが、祖父の家が紀勢本線沿線というか線路脇にあったので、何度となく見かけたということで思い入れがある列車です。

写真1. 2019年6月の運転会にて(再々掲)

このキハ82系も40年近く前に購入したもの。模型としては今に続くKATOの新しい動力ユニットを採用した最初のモデルだったと記憶しています。Nゲージでありながらパッと見には窓からモーターが見えない、ということに感激しました。

(模型を購入した)当時は、セット組みではなくバラで6両を購入。なぜ6両だったのか記憶にありません(おそらく深く考えて無かっただけかと)。
購入当時から「くろしお」を想定してまして、10年くらい前に中古のキロ80を購入して「くろしお」の7両が揃ったというわけです。

写真2. 編成表

編成表です。1号車が名古屋方となっていますが、実車は亀山駅でスイッチバックして名古屋に向かいますので、亀山から先では7号車が先頭(名古屋行きの場合)ということになります。
模型ではキシ80のモーターが入っています。

写真3. すっぴんのキハ82

153系と同様に、先頭にはヘッドマーク、各車両の側面にはサボと号車表示、そして特急なので特急プレート(正式名称は?)を付けていきます。

写真4. パソコンでこちょこちょと左下の画像が「特急プレート」。

手順も153系のときと同じ。
ペイントソフトで画像を作り、パワーポイントに貼り付けてシール紙に印刷です。

写真5. 化粧後のキハ82

キハ82のお顔については、「くろしお」ヘッドマークを貼った他、特急エンブレムにも金色(チタンゴールド)と銀色(フラットアルミ)を、幌枠にも銀色を塗ってみました(塗料はいずれもタミヤエナメル)。
さすがに色が入ると前面が引き締まりますね。

写真では判りにくいですが前照灯のケース(?)にも銀色を塗ろうとしたのですが、細か過ぎて断念。中途半端な状態になっちゃってます(笑)

写真6. 側面1号車の2号車寄りです。ドア下部の赤2号のカスレも気になるところですが・・・

サボがピンボケ? 否、サボも特急プレートもプリンタの限界で印刷時にボケてしまっているようです。もっとも肉眼では判別できません(笑)

あとは当鉄道の標準仕様として、カプラーをKATOカプラーNに交換してお化粧終了です。
なお、キハ81を増結する予定はありません。今のところは。


さらば251系

2020-03-13 | 散歩

明日(3月14日)のダイヤ改正で251系電車が引退してしまうということで、先日「ちょっくら最後の姿でも拝んでおこうか」と出掛けてきました。狙うはスーパービュー踊り子ではなく、湘南ライナーとして走る251系。場所は横浜羽沢駅近くの馴染みのポイント。

当日、出発前に少し自宅でもたついてしまったため、現地到着時にはちょうど「おはようライナー新宿24号」(185系)が通過しているところ。そして次に現れたのが、相鉄からの直通電車、武蔵浦和行き。

写真1. 海老名発・武蔵浦和行き(126M)E233系でした。
昨年11月30日からこの場所で見られるようになった「ニューフェイス」。

次にやってきたのは「湘南ライナー4号」。

写真2. 湘南ライナー4号(品川行き)185系の10連です。すっかり見慣れた(笑)斜めストライプ。
251系はダイヤ改正で引退ですが、185系はもう少し走るようですね。

この後、相鉄線からの大宮行き(128M/E233系)、「湘南ライナー6号」(215系)と続いた後、EF210が牽く貨物列車が来ました。

写真3. コンテナ貨物先頭は岡山区のEF210の2号機。通過時刻から推定すると5082レ(広島貨物ターミナル発・越谷貨物ターミナル行き)だと思われます。牽かれているコキを数えたら23両でした。

そして次に相鉄からの大宮行き(130M/E233系)が来て、その次に来たのが「おはようライナー新宿24号」。

写真4. おはようライナー新宿24号215系の10連。地味すぎて(?)あまり話題に上りません。215系の後に登場したE217系はすでに置き替えが決定していますが、こちらはどうなんでしょうか?

で、写真右の信号機が「青(=進行)」を現示していることにご注目!
この信号機は相鉄連絡線への進入用(場内信号機?)、つまり間もなく相鉄線に向かう下り列車が来る、と振り返ると・・・

写真5. 海老名行きが来た相鉄12000系です。列車番号は123M、新宿発の相鉄線直通海老名行き。

そしてこの後、川越行き(132M/E233系)が来て、「湘南ライナー8号」(215系)、赤羽行き(134M/E233系)と続き、いよいよ本命、251系で運転される「おはようライナー新宿26号」を待ちます。

間もなく通過するというタイミングで、例の信号機は「青」・・・

写真6. 相鉄方面に青信号予想時刻になっても(251系が)来ない・・・
もうすぐ海老名行きが来ちゃうよぉ・・・

嫌な予感が

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  ・
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的中しちゃいました!

写真7. おはようライナー新宿26号被りました(涙)
しかしものは考えようで、今後このツーショットは見られないわけで、貴重な1枚になったと思えば・・・

そして振り返って後ろ姿をお見送り。

写真8. さらば・・・251系結局、私が251系に乗ったは10年ほど前に1回だけ。スーパービュー踊り子でしたが、乗車区間は小田原駅から武蔵小杉駅まで。その時はこの場所(横浜羽沢駅)も通りました。

目的の251系は撮れましたが、もう少し撮りを続けます。

251系の次に来たのは相鉄からの直通新宿行き。

写真9. 海老名発・新宿行き(136M)
相鉄12000系です。上り電車としてようやく登場です。

そして次に来る「湘南ライナー10号」(185系)でここを通る朝のライナーはおしまい。
それを撮って撤収しようと思っていたのですが・・・

写真10. 湘南ライナー10号(東京行き)これまた下り列車(海老名行き/E233系)とモロ被り。
相鉄線への直通電車はこの付近でもれなく徐行運転なんですね。特にこの海老名行きはほとんど止まりそうな感じで、私の視界が塞がれている間に湘南ライナーは行ってしまいました。

これでこの日の撮影、そして251系のお見送りは終了です。

追伸
この場所も新たに設置された信号機ですっかり撮りにくくなってしまいました。


【N】153系新快速のお化粧

2020-03-05 | 工作室

40年近く前に購入したKATOの153系新快速色6両を整備しました。

整備と言っても動力系には一切手を加えず、整備メニューはカプラー交換とヘッドマーク他を付けただけなんですが。

始まりは最近参加している運転会。この153系も持ち込んで走らせていますが、買って40年近く経つというのに何の「化粧」もなく買ったまま。ヘッドマークもなければ方向幕も「白幕」のまま。「このままじゃいかん」と手持ちの車両の「化粧」を行うことにしました。

その第1弾がこの153系というわけです。

写真1. 2019年6月の運転会にて(再掲)隣のキハ82ともども何の化粧っ気もありません。

化粧に先立ちお肌の状態を整えます。

長い時間を経て車体や窓ガラスに汚れ(カビ?)がありましたので分解して洗浄しました。

写真2. ぬるま湯に40年近く前のプラ製品なので、劣化して脆くなっている可能性もあり分解は慎重に。
幸い劣化を感じるようなところはありませんでした。さすがめいどいんじゃぱん。
ぬるま湯にごく少量の中性洗剤を入れて漬け置き、汚れは綿棒で軽くこするだけで簡単に落ちてくれました。

写真3. 風呂上がり

よく見ると座席パーツの色が1つだけ違ってます。2両のクハ153のうちの1両のものです。
製品は6両でのセット販売だったので1両だけ色が違うということは考えられません。おそらくその昔、私自身がバラして他のクハの座席パーツを「間違えて」組み込んでしまったのでしょう。いずれ交換するとして今回はそのまま元通りに組み上げます。

さてここからお化粧です。
この6両、車番は最初から印字済みで、サボと方向幕を取付けるために向きと号車を下記のように確定させました。

写真4. 編成表

モハのユニットの車番が同じなのはご愛敬というか当時の製品としては当たり前。むしろクハの車番が違っていることの方が異例のこと。今回、モハの車番まではいぢりません。

お化粧メニューは、先頭車には方向幕とヘッドマーク、側面にはサボと号車表示です。
購入したセットにはそれらのシールも同封されていて未使用のまま残っていましたが、さすがに40年近く前のもので色あせて使い物にならないので新規に作ることにしました。
パソコンで作ってシール紙に印刷すればなんとかなってしまうのが40年前とは違うところ。

写真5. ペイントでサボやらヘッドマークやらをヘッドマークはネットで使えそうな写真を探してパソコンに取り込み、補正・修正を加えて元図を作ります。
方向幕、サボ、号車表示はゼロから書き起こしました。サボは雰囲気重視で(笑)

写真6. シール原紙はパワーポイントでペイントで作った「原図」をパワーポイントに貼り込んでシール用の原紙を作ります。ヘッドマーク他の大きさはパワーポイント上で調整。

写真7. シール紙使ったシール紙はハガキ大の光沢タイプ。

写真8. できあがりプリンタで印刷してできあがり。

これをカッターで切り取って車両に貼るのですが、老眼*近眼の目には細か過ぎ~。

写真9. 方向幕とヘッドマーク方向幕は意図的に1号車(右)は「西明石」、6号車は「京都」としました。ちょっと文字が太過ぎた?

ヘッドマークはシールを0.2mm厚のプラ板に貼って「本体」としました。取付け方法は悩んだ末にマスキングゾルで前面に固定してみました。

写真10. 側面にはサボと号車表示サボの表記はボケてしまっていますが、印刷時にボケたのか写真がボケているのか判りません(笑)。
号車表示は最初は黒色で印刷しましたが青色に変えてみました。

写真11. カプラーも交換最後にカプラーをKATOカプラー密連型Aに交換してお化粧終了です。

これでなんとか人前に出ることができます。


最後の700系撮影

2020-03-03 | 散歩

新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐためということで、3月8日(日)に予定されていた東海道新幹線における700系運転の最終の列車となる(「ありがとう東海道新幹線700系」のぞみ号)の運転が中止になってしまいました。

車内は全席指定なので混み合うことはないのでしょうが、東京駅や新大阪駅などは「お見送り」の人たちで混み合うことが予想されますので、その対応(対策)ということなのでしょう。

ということで東海道新幹線における700系の運転は3月1日(日)の団体専用列車が最後になったようです。

もともと3月1日も8日も別な予定(俗に出勤と言う)があり撮りに行くことはできないので、時間のあった2月24日に自分自身としての「最後の700系撮り」に行きました。

写真1. のぞみ315号(700系で運転)

「最後の・・・」と言いながら特に気張ったトコロに行くわけでもなく、お手軽に地元の大倉山トンネルでお茶を濁しました(笑) 12月に同じ場所で撮ったときにはあいにくの曇天だったので、天気の良かったこの日はそのリベンジということで。

 

700系はもう東海道新幹線ではその姿を見ることができなくなりましたので、記念に(?)以前撮った写真をもう1枚。

写真2. ドクターイエローとの離合

こちらは2017年4月に撮ったもの。

この日の狙いはドクターイエロー。撮影場所はお馴染みの羽沢の跨線橋。新横浜方から来るドクターさんを撮り、振り向きざまに後追いを狙ったところ700系(のぞみ318号)が上ってきたという状況です。

決して時間がなかったわけではないのですが、ご覧のようにピンボケの写真になってしまいました。これに味をしめて(?)その後何度か同じ絵を狙ってみたのですが・・・。

結局、こちらのリベンジはもう叶わぬものとなってしまいました。

新幹線の700系電車、特にお気に入りの電車というわけでもなかったのですが「無くなる」と聞くと撮っておこうかとなってしまうのは人情でしょうか。えっ?○イレットペーパーを買いに走るのと同じってこと?(笑)