きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

《16番》コキ5500 台車が先に完成

2020-05-28 | 工作室

コキ5500です。キットでは1セットに2両分が入っています。
手順を確認すべく先行的に1両を組み始めたわけですが、天候その他の影響で塗装工程に進めないので、なんとなくもう1両を組んでしまいました。実は1両目で失敗していた、というのもあるんですが(笑)
合わせて台車ももう1両分組んじゃいました。ということで車体と台車が2両分。

写真1. 2両分
台車は仮組み。塗装後に組み上げます。

ようやく天気と私の都合が合ったのでサーフェイサーを吹きました。
車体も台車もサフェは横から上から下から前から後からと全体に吹くのがなかなか難儀。
やっぱりサフェは組む前に吹いておくのが簡単ですね。

写真2. サーフェイサーを吹きました
先に書いたように1両目を組んだときに失敗してしまいました。
なにを失敗したかというと、車端部にカプラー固定用と中心ピン用の穴が開いているのですが、上面デッキ(?)を貼り付ける前にナットを仕込んでおかなければならないのを忘れたまま接着してしまっていたのです。
写真2の下の車体が1号車でナット忘れ。上の車体は2号車でナットは埋め込み済み。穴が見えないのはマスキング用にネジを入れているので。
さてこの失敗をどうリカバリーしましょうか?ということでまたまた組立てが中断しています。
車体のリカバリーを待っていては先に進まないので、台車を先に完成させることにしました。

写真3. 軸受にマスキングゾルを
台車は台車枠だけをサフェ吹きしています。
そして塗装を前に軸受メタル部をマスキングゾルでカバーして、黒を吹きました。

写真4. 黒を吹いた
黒色をやや厚めに塗ることで良い感じに角が取れてイイ感じです。

塗装の乾燥を待って軸受部のマスキングゾルを取り除き、ちょっぴりグリスを差して車輪を組み込み、ボルスターを接着して完成です。

写真5. ひとまず台車が完成車輪はカツミの片絶ピボット車輪。
2年ほど前に2両分を購入していたもの。今回ようやく陽の目を見ることができました。

さて台車は完成したものの肝心の車体工作が中断中です。
ナットを埋め込まないことには台車もカプラーも付けられません。デッキ部を剥がすしかないのかなあ。


《16番》コキ5500 台車を組んでみた

2020-05-21 | 工作室

はっきりしない天気が続いていますね。
コキ5500の本体はサーフェーサーを吹くことができずに足踏み中です。
ということでコキ5500に同梱されていた台車(TR63)を組んでみました。
これまた組立て手順確認のための先行試作で1両分。

コキと同様これもペーパー製。かつて私もペーパーで台車を作ろうとしたことがあったのですが・・・(^^ゞ
そのために購入してあった車輪(カツミ製)と軸受メタル(カツミ製ピボット用)他がそのまま使えるというのが実に好都合。

では、作り始めます。
キットはコキと同様、レーザーカットで微妙な曲線まで表現しています。かなり小さな部分もありますので抜き忘れのないように不要な部分を抜き落とします。

写真1. 透かして確認
抜き落としが無いか確認します。照明に向けてもよいのですが、ちょっと遊んでパソコンの画面を全面真っ白にしてみました。
この写真ではまだ抜き忘れが1か所ありますねえ。

続いて軸穴をあけます。
写真1のとおり、キットではもともと軸穴は開いていますが、軸受メタル(カツミ製)を使う場合は軸穴部を一回り大きく抜く必要があります。目印があるので初めにカッターで軸穴を抜いたのですが、これがなかなか面倒。ふと思いついたのが軸穴周りに瞬間接着剤をしみ込ませて固めてからドリル(φ2.5mm)で穴を拡大するという方法。これが思いの他うまく行きましたので、以後この方法で。
最初から開いていてくれればなお良いのですが。

写真2. 軸受メタルを基準に2枚を貼り合わせる
このキットでは台車枠は2枚を貼り合わせるようになっていますが、貼り合わせる基準というか目安がはっきりしないのですが、1枚目にメタルを仕込み、それを基準にして2枚目を貼ることでズレることなく貼り合わせることができました。

続いてダンパーと軸受フタを接着すれば台車枠は完成です。

写真3.  台車枠完成
ダンパー部まで含めると3層構造です。
レーザーカットの断面がカチッとしていて全体的にシャープで好印象です。

現時点ではボルスターは仮組みで接着していません。
この後、サーフェーサーを吹き、塗装してから本組みという予定ですが天気予報が・・・

写真4. 車輪を仮セット車輪(カツミ製)を仮に組んでみると(当然ですが)ジャストフィット。転がり具合も軽快。

センターピン(日光モデル製)も買い置き(?)があるので、コキともども塗装が済めば上下を合体できるのですがね。天気の回復が待ち遠しいなあ。


《16番》コキ5500を組み始めました

2020-05-19 | 工作室

本日は休みだったのでコンテナの第4ロットのレタリングを行いました。
昨日、艶消しクリアで表面処理を行い、本日レタリングという段取りで。
もう手慣れた手順ですから鼻歌交じりで1個目を印字。
しかしながら印字結果が思わしくありません。

写真1. 印字結果が滲んでしまいました
これまでの経験上、印字に関していくつかのポイントがあるのですが、今回の滲みは想定外。
印字濃度設定を低くして2個目を印字するも滲みに変化なし。滲みの原因は「湿度」ではないかと推測し(本日の天候は雨でした)、残りのレタリングは天気が回復するまで待ってみることにしました。
好天時(湿度が低いとき)に印字がうまく行けば、レタリングの品質は湿度に左右されるということになりますが、どうなりますやら。

コンテナの組み立てが滞ってしまったので、当初の予定になかったのですが、コキ5500の組み立てを開始してしまいました(笑)

写真2. コキ5500組立て開始
パンケーキコンテナさんのコキ5500キットは1セット2両分。
手元に2セットありますが、先行試作(このパターン好きだなあ>自分)としてとりあえず1両だけ。
切り離す前にサーフェーサーを吹いてから、と考えていたのですが、前述の通り天気が雨だったので「試作」の名のもとに素組みです。

写真3. ほぼほぼ組み上がり
説明書の通り特に問題もなく組立ては順調で、想像していたよりも組立てやすい印象です。こんなことならもっと早く着手してもよかったかな、と。
そんなわけで、あとは手すり、ブレーキハンドル等の「小物」を残すのみ。
それにしても細かな形状までキレイに抜いてあるのはレーザーカットならではですね。

この後、サーフェーサーを吹いて・・・ということでコキ5500の組み立てもここで足踏み。
天気予報を見てもこの先しばらくはスッキリしない天気が続くようで、この先の工程計画もお天気次第です。


コンテナ製作仮まとめ

2020-05-11 | 工作室

依然、コンテナ製作が続いています。
パンケーキコンテナさんのコンテナは5個1セット。これまで4セットを購入しています。構想ではあと数セットを購入するつもりです。
最初の5個(C10形)はすでに完成していて、現在残る3セットの製作が進行中であります。
製作手順は先に記した通りですが、細かなところで改良(?)が加わっていますので、その点を中心に「仮まとめ」として報告いたします。

写真1. 第1ロット(C10形)[完成済み](再掲)

第1ロットはとりあえず完成していますが、レタリングの文字が薄いという問題を抱えたまま。
この問題は先に報告した通り解決した、と報告したところSatokawaさんからレタリングの依頼が舞い込みました。
ブツはC10形5個、C11形5個の計10個。
GW中の或る日、レタリング前の表面処理を済ませた10個のコンテナが拙宅に到着しました。
「表面処理まで済ませてあるのなら簡単さ」と鼻歌交じりにレタリング作業をしたのですが、インクがうまく乗ってくれません。ここで作業を一時中断。どうやら表面処理剤(つや消しクリア)にも相性があるようで・・・
当工場手持ちのクリアで再度表面処理を施したところうまくいきました。

問題は作業をしてしまったコンテナ3個分のパーツ。ふと思いついたのは「インクが乗っていないのだから拭き取っちゃえ」と。他人様のブツをいきなり作戦に投入するわけにいかないので、手持ちの先行品で実験したところうまく行ったので作戦決行。作戦名「アルコールポンポン」(笑)
綿棒にアルコールをしみ込ませてインクを拭き取っていくわけです。ちょっとしたノウハウもあるのですがそこは企業機密ということで・・・

写真2. 「アルコールポンポン」の前(右)と後(左)
アルコールポンポンしたものも薄っすら印字が残ってしまいますが、ほぼ同じ位置に印字するので問題ないはずです。
そして10個分のレタリングが終わり、納品も無事に完了しました。

写真3. コンテナ10個分のレタリング終了
結果としてやり直した3個のレタリングが一番シャープに仕上がったような・・・

他人様からのお預かり品とともに自分の分のレタリングも並行して進めました。
第2ロットはC11形5個。ですが、C11形は初登場なのでそのうち1個だけは試作品として先に着工していました(C11コンテナに浮気)。先の「アルコールポンポン」の実験もこの1個で実施しています。
こちらは先行の1個も含めて5個のレタリングが終了しました。

写真4. 第2ロット(C11形)[レタリング終了]
第2ロットの残る工程は箱組み、妻面扉のヒンジの接着し、表面コートのためにクリアを吹けば完成です(施錠ロッドと側面のヒンジは塗装前に接着しています)。

第2ロットを追う第3ロット(C10形×5個)については実験的に少し工程を追加しました。
一足先に仕上げまで完了しているSatokawa氏が「票差しに白札」を表現していたので私も、と急遽真似ることにしました。ただしその手順は異なります。Satokawa氏は塗装後に白インレタを貼って表現していましたが、私は白地をマスキングして「白ヌキ」で表現しようかと。
サーフェーサーはホワイトを選択し白地を作ります。そして票差し部をマスキング。

写真5. ホワイトサーフェーサーにマスキング
当初は、フォーク位置の目安の「▽印」部(上図の赤丸部)もマスキングしようとしたのですが、細か過ぎて断念しました。この「▽印」もレタリングの手法を応用して印字したものです。
とにもかくにも黄緑を吹き、マスキングを剥がしてみると・・・いいじゃないですか?
ということで第3ロットの現状はここまで。

写真6. 第3ロット(C10形)[塗装完了]

次工程で表面処理を施してレタリングですね。

あと第4ロット(C10形×5個)が仕掛かり中で、サフ吹き(グレー)まで終わったところです。
この先、ホワイトサフを吹いて第3ロットを追っていく形になります。

結局、連休中に20個を完成させることはできませんでしたが、レタリング前の表面処理の相性の件(?)やらレタリング失敗時のリカバリー方法とか、さらなるノウハウを蓄積することができました。
さらに個人的には塗装(スプレー)に苦手意識を持っていたのですが、ほぼ連日サフ吹きやらクリア吹きやら黄緑吹きを行っていましたので、徐々に苦手意識も薄らいできたような気がします。

とりあえずこれで仮報告を締めます。また新たなことがあれば報告しますね。