80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

爆速で作るスユニ61(3)

2024-09-22 00:28:43 | 中央東線方面
下回りを作ります。床下機器は自家製キットに入っていた廃車発生品に手持ちパーツを足してそれらしく配置。水タンクはマニ36か何か忘れましたが荷物車を作った時に2分割した残りで、切断面にプラ板を貼って再利用しました。



形ばかりの端梁とデッキステップをペーパーで再生し、フジモデルの足かけを瞬着で固定。



マットブラックを吹いて下回りは完成です。



車体の方は軽くサーフェーサーを吹いて研磨しKSの二段雨樋を接着。よし!このペースで仕上げまで突っ走るぞ・・・!!



と、力んでみたところで時は既に21時を回っていて到底ムリ。昔は夜通しスプレー缶振り回して塗装したこともありましたが、もうそんな気力体力ありません。ということで、明日の運転会でやろうと思っていた「EF13牽引時代の425レ」はスパッと諦めて次回に持ち越すことにしました。



スユニだけでなく、そもそもこちらの客車も組み立ててないので編成が組めん・・・という事情もあります。蒸気暖房時代の飯田町の客車編成という設定でスハ32とオハ35の混成とすべく、アクラスのスハ32の半完成ボディキット(ディークラフト発売)を買ってはあったのですが。。



とはいえせっかく爆速ペースで来ているので、3連休中にスハ32も含めて完成に持ち込むべく頑張っていきたいと思います。


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爆速で作るスユニ61(2)

2024-09-19 22:30:57 | 中央東線方面
側板にドアを貼り付けます。車掌室用はトラムウェイの余りパーツ。



屋根板は同梱されていたものが反っていたため別のストック品に交換し、エコーのベンチレーターに合わせた取付穴を開けてから溶きパテを塗り込めました。



箱に組み立てます。



台車は「オハ61」と書かれた仕掛り品箱の中に日光のTR11があるのを目ざとく見つけて追い剥ぎ。床板は廃車発生品の床板を裏返して再利用しました。



シル・ヘッダーを貼ったところでお時間。雨樋・縦樋・キャンバスどめが積み残しとなりました。



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爆速で作るスユニ61(1)

2024-09-18 03:26:37 | 中央東線方面
中秋の名月を愛でつつ、訳あって郵便荷物合造車スユニ61を爆速で作ります。5日以内を目標。笑



実は自家製ペーパーキットがありまして。。タグによれば磐越西線の客レ向けに作り始めたもののようで、記事を探したら2018年の同じ頃に着工していました。すでに6年が経過し、ここに書かれている5両の客車のうちスロ62を先祖返りさせたオハ61はすでに中央東線の客レ用に完成。アクラスのスハ32に至っては簡易電源車マヤ20に変身するなどすでにバラバラ状態です。。



キットは、4種あったスユニ61のうち「0番台」の形状のようです。上の写真ではタグに「スユニ61 107 長ナノ」と書き直してありますが、100番台は妻面に後方監視窓が無いなどやや形態が異なります。同じ時期に長野には0番台の43号車という個体も居たようなのでこのまま素組みします。車掌室側のドアにはトラムウェイ完成車の同梱パーツで余ったドア(左下)を流用。



屋根板と床板。床板は何か別の客車の解体品ですかね・・・。裏返して使えばOKかな?



嬉しいことにテールライトケースやベンチレーターなどの小間物も揃っています。



台車も入ってましたが・・・ んん?KATOのTR47!?笑 これはさすがに違うでしょう。どこからかTR11を見つけてこないと。



ということで、ワン、ツー、スリー Let's go!! さっそく郵便・荷物室ドアの窓枠から作り始めます。別に窓抜きしたものを貼り合わせても絶対合わないのでまずは白紙をペタ!



現物合わせで窓抜きします。電車屋の悲しさ、どうしても窓枠が細くなってしまいますね。。



とりあえず“つかみ”はOK。さぁてこのペースを維持できるでしょうか?


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キハ07甲府ローカル(完成)

2024-09-16 23:10:15 | 中央東線方面
Shop-KIHAさんの半完成ボディを組んだ甲府ローカル(甲府~韮崎)向けのキハ07 5が完成しました。

既に塗装も終わっていたので、残る主な作業はライト類の配線と窓ガラス入れです。ヘッドライトへの給電は車体と床板のセンター左右に接点を設け、床板固定ネジで締め上げることで接触・通電するようにしました。配線の一部に銅箔テープを使い天井板にペタペタ貼っていますが、これは半完成ボディゆえ既に天井板が接着済みだったことから室内灯の点灯化を諦めたことによります。



テールライトはφ1mm光ファイバーを組み込んで導光できるようにしてあり、○印の場所に採光面が顔を出しています。



こちらの光源は床下に設けることとし、プラの透明ランナーパーツから切り出した導光材の後ろ側面にチップLED(白)を貼り付けるように加工します。本当は電球色が良かったのですが手持ちの関係で白色を使いました。



導光材の発光面をマスキングして白→グレーの順で塗り、発光面にクリヤレッドを差します。テールライトの灯具には既に赤レンズを入れてあるのでそのままでもいいのですが、白色LEDで照らすと白っぽくなってしまうので塗っておきました。なお、試験走行させたところ遮光が不十分だったので、この後、導光材にはマットブラックを塗り重ねてあります。



続いて窓ガラスを入れます。IMONのポリカ製を使いボンドSUクリアで貼るのですが、ふだんの自家製車体では二段窓表現を一切やっていないので、上下に分けて貼るのにちょっと手間取りました。



前面は窓の上下に補強板があって1窓ずつ貼るのが面倒なので、6窓分を折り曲げて一気に貼りました。



柱が細く“のりしろ”が不十分なため、目視できる上側のみペーパー片を当て、少量の瞬着で固定しています。



試験走行でやや走りが渋かったので、念のため30gの板ウエイトを追加してからボディと下回りをM2ネジで固定します。ウエイトの右端あたりに床板側の給電用接点が見えています。



前面にワイパー(φ0.4洋白線)、ジャンパホース(プラキットの余り)などの小物を接着し完成となりました。ちなみにテールライトの円板は実物のような可変式にはできず、下半分を上へ折った状態で固定されているのでこちらが常に「前」です。笑



共演相手は先日購入したトラムウエイのEF13が牽く客レや、山スカ70系などですが、こうなると甲府~塩山間に運用されていた茶色時代の身延線(クモハ14 800番台など)もイイなぁ・・・と、日に日に欲は深まっていくのであります。


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シンプルな通電ドローバー

2024-09-08 15:50:29 | 中央東線方面
チラつきのない照明と安定した走行を実現させてくれる通電カプラーは魅力的で、当鉄道でも最近では編成モノの電車を中心になるべく搭載するようにしています。

基本的にはIMONのISカプラーを使っているのですが、先日のPLUMの201系ではプラ車体の悲しさ、車重不足で脱線対策に翻弄されることとなりました。若干の補重と台車センターピンまわりの調整(スペーサーの嵩上げと復元スプリング除去)でなんとかしのいだのですが、そもそもメーカーサイドでは「軽いプラ車両には向かない」と明示していることに加え、編成が長くなれば購入費用も上昇するため、よりシンプルで安価な、しかもドローバータイプの通電カプラーはできないものかと試行錯誤し、このたびやっと使えそうなものができましたのでご紹介したいと思います。

当面はPLUMの115系ナノC9編成に実戦投入する予定ですが、結果が良ければ他の編成にも展開していきたいと思います。


通電カプラーの試作はこれまでも何度かチャレンジしていて、直近・・・といってもだいぶ前ですが、以下の記事を投稿しています。なお、305系の製作自体はその後ボツになりましたので、悪しからずご了承ください。。
JR九州305系の製作(5)
JR九州305系の製作(7)

このときもなるべくシンプルな構造を目指したものの、どうしても結合部分を“摺動接触”としなければならないことから接点の構造が複雑となり、連結・解放もコツがいるような状態でした。ただ通電機能自体は良好だったのでリベンジを誓ったわけです。

今回のチャレンジ第二段ではまず摺動接触を排することとし、機構的には電気パーツのコネクタと変わらない構造としました。これに抜け防止のフックを追加したような構造になっています。KATOの延長コードのコネクタを想像していただければ分かりやすいかと思います。あれは抜き差しにかなり力が必要ですが、それでは車両が壊れてしまいますので優しく抜き差しできるようにしたことがポイントです。

以下、作り方です。今回は手持ち素材の消化の一環として接点に2.0×t0.4洋白帯板を使うこととしたので、それに合わせて筐体の大きさなどを決めてあります。本来なら燐青銅板を使った方がバネ効果によってより確実な通電が可能と思います。

底板と天板はt1.0プラ板とし、幅6mm、長さ15.5mmに切り出します。これは床板取付用ネジ間の距離をエンドウドローバーと同じ23mmとして設計した寸法で、PLUM115系のカプラー取付穴にそのまま取り付けると連結面間は約9mmとなり、伸縮機構無しでR610は曲がれるものと思います。10mm以上開くとおもちゃっぽくなるので見栄えの点からも限界値かなと。。



接点は前に書いたように2.0×t0.4洋白帯板で、非連結側の端部は斜めに曲げて約30mmのビニールコードを半田付けしておきます。マスキングテープに隠れている連結側は連結しやすいように先端をテーパー状に削ってあります。



オス側です。t0.5プラ板を2mm幅にカットしたものを側板として凹状に組み立て、それに沿うように洋白帯板を縦に配置し、両端子間をさらにプラ小片で埋めます。写真では見えませんが洋白帯板の下端には切込みが入れてあり、底板に貼ったプラ帯と嚙み合って抜けないようになっています。床板取付用の穴はφ3mmです。



これはメス側で、既に天板でフタをしたところです。両サイドの洋白帯板の先端はテーパー状に削ってあるので、オス側が内側に差し込まれて圧着される仕組みです。シンプル化のため“コブラ口”にはしていません。



天板の端には「レ」の字型断面の溝が掘ってあり、ここにオス側から解放止めのフックが入ります。



オス側にも天板を接着したら、連結面から1.5mm離れた位置にφ1.0mmの穴を開け、L字型に曲げたφ0.8mm真鍮線を差し込みます。これが解放ピンとなります。



天板には溝を掘っておき、連結状態では解放ピンの上面が天板とツライチになるようにします。



話が前後しますが、床板取付用の穴にはエコーのφ3.0-2.0細密パイプを切って差込み瞬着で固定してあります。M2ネジに復元スプリングを入れたもので床板に固定することになります。



オス側にt0.1燐青銅板から切り出したフックをネジどめして完成。連結した状態です。



解放ピンを指の腹で少し押し上げれば容易に解放します。なおフックはt0.1という薄板ですが、先端を鋭角に折り曲げてあるのと、燐青銅板というコシの強い材質のため、ロックした状態で引き抜こうとしても変形しません。



連結から解放までの動きを撮った動画がありますのでご覧ください。
※オートのまま撮ったので途中ピンぼけになります。。(>_<)
※息づかいが聞こえるかもw




実は、現時点では当初の目的の半分しか達成していません。摺動接触を排する以外にも、「走行中の車体のねじれを束縛しない」ことが安定走行の基本になるため、車体(床板)への取付けがリジッドにならないように注意する必要があります。次回の投稿ではこの点を中心に、PLUM115系C9編成へ実装した状況などをご報告する予定です。

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