きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

【N】EF62が増備されました

2020-04-26 | 工作室

今月に入って1/80サイズのコンテナ作りにハマっています。
そんな中、予約していた1/150サイズのEF62(KATO製)が拙宅に届きました。

写真1. EF62です

製品名は「EF62 後期型 下関運転所」となっており、メーカーサイトでは昭和60年(1985)頃の下関運転所所属機をプロトタイプとし、同所に転属後、荷物列車牽引を担っていた頃の姿を製品化した、ということです。

個人的にEF62は好きな電気機関車なんです。
小学生の時に碓氷峠をEF62が牽く客車列車に乗ったのが最初の遭遇(1970年頃)。

晩年、東海道・山陽線で荷物列車を牽くことになったのには驚きましたが、東海道線沿線に住んでいたのでうれしくもありました。実際に東海道線を走る姿は数回程度見たかなあ、とあまり記憶にないのですが。

というわけで「下関運転所所属機をプロトタイプ」というのもストライクなわけで、発売が予告された際にポチっていたのです。

写真2. 記念撮影
屋根上のFRPカバー(何の?)が白すぎるような・・・

さて東海道時代のEF62ということで半ば衝動的に買ってしまったわけで、何を牽かせようかと悩んでいます。というか実際には荷物レ一択かと思いますが、当社には荷物車が無いんですよね(笑)
とりあえず12系客車でも引っ張ってもらいましょうか。


レタリング検証実験

2020-04-23 | 工作室

パンケーキコンテナさんコンテナのペーパーキット。
「面白そう」ということで、試しにC10形を1セット(5個)を購入して作ってみました、というのがこれまでの話し。
製作途中で「これは行ける!」ということで追加発注。現在C10形を2セットとその間に新発売となったC11形を1セット、計15個分が形になるのを待っている状態です。
いよいよこれから本格的に量産していくわけですが、実は5個の試作で解決しきれていない問題が残っています。

その問題とは・・・

写真1. レタリングが薄い
写真の通りレタリングが薄いのです。
試作の1個めはイイ感じだったんですけどねえ。試作量産の4個は程度の差があるものの基本的に薄いのです。

写真2. 遠目に見るとごまかせる(?)
右下の1個が試作1個め。
遠目に見れば、言われなければちょっと分からないかな、ましてやコキに載せて走らせてしまえば、との思いもありますが、やはり何とかしたい。
某所からレタリングのオファーもいただいたりしてますが、現状ではとても他人様のものに手を出せる(貸せる)品質ではありません。

ということで原因の追究です。

ここでペーパーコンテナの製作手順を簡単におさらい。
(手順1)組む前の状態でサーフェイサー処理
(手順2)箱組み前の状態で塗装(黄緑6号)
(手順3)艶消しクリアで表面処理
(手順4)レタリング(プリンタ印字2回)
(手順5)箱組みしてパーツ(ロッド、ヒンジ)の取付け
(手順6)半光沢クリアを吹いて仕上げ
といった感じ。
で、レタリングが薄くなってしまった原因は(手順3)の表面処理であろうと推察。
その対策は、「念入りな」表面処理(笑)だろう、と結論付け、実験してみることにしました。

実験は、表面処理であるところの艶消しクリアの塗布回数を変えてみるという比較実験。
コンテナパーツを使うわけにいかないので、手元のプラ板に紙を貼って試験片としました。
試験片は3つ、サフェを吹き、黄緑を塗ってから、それぞれ艶消しクリアの1回吹き、2回吹き、3回吹きとして、プリンタ印字して比較します。プリンタ印字は3片に対して同時に行います。

写真3. プリンタ印字1回
上から艶消しクリアの1回吹き、2回吹き、3回吹きの試験片です。
3つの違いが分からないですが、いずれも合格レベルの印字品質です。
今回は1回1回を気持ち丁寧に吹いたので1回吹きでも十分だったのかもしれません。
ここで実験終了でも良かったのですが、とりあえず2回目の印字(試作時も印字は2回なので)。

写真5. プリンタ印字2回後
わずかにズレが生じてしまいました。
写真でも判るようにアダプタがズレないようにテープで止めていたんですがね。これはもうプリンタ側の問題でしょうから手を出せません。1回印字で十分ならあえて2回印字する必要はないわけで・・・。

結局、実験では差異は認められませんでしたが、やはり手順3において「念入りな」表面処理を行うというのが結論。具体的には手順3の艶消しクリアは2度吹きする、と。
試作1個めは2度吹きしましたが、量産試作の4個は1回だったか2回だったか憶えてない(爆)
そして手順4のプリンタ印字はズレ回避のため1回だけで。印字の際の「濃さ」設定はMAXで良さそう。

これで手順が固まったかな。
試作段階でもっと詰めとけよ、という話しですが(^^ゞ
ということでなんとかお手伝いできそうですよ > Satokawaさん。


《16番》コキ5500を作ろうかな(その8)C10コンテナ量産試作終了

2020-04-20 | 工作室

コキ5500プロジェクトのためのコンテナ作り。
今回のコンテナ工作は競作、いや狂作、じゃない協作を進めている友人がいます。リンク先のコチラの方。すでにいろいろアドバイスをいただいています。
C10コンテナの第一弾5個の量産試作がアドバイスをいただきながらなんとか終わりました。協作協作(^^♪

5個入りキットのうちの1個を単体で先行試作しレタリング(と言っていいのかな?)工程まで終わっていますので残る4個を追っかけでレタリング工程へ。
とその前に・・・
先のC11の印字テストにあたりレタリング画像の解像度をアップしました。例えていうなら16ドット表示を24ドット表示にしたという感じでしょうか。そしてそれをこのC10にフィードバックしました。

写真1. レタリング画像
JNRマークや「国鉄コンテナ」等を画像パーツとして作成し、コンテナ形式に合わせて組み合わせています。

解像度をアップさせた新画像で4個をレタリング。
量産試作の1個目(通算2個目)のナンバーは「1234」。以下は個人的にちょっと由来のある番号で「1510」「4656」「8132」にしました。

写真2. 4個分のレタリング終了
「1234」は印刷設定を「標準」のままにしてしまったので3度印字しましたが、その分ズレが大きくなってしまいました。残る3個は印字濃度を「濃く」して2度印字。同じように印刷していますが濃度には個体差があります。
印字後に「押さえ」のクリアを吹く必要がありますが、それは箱にした後で。

写真3. C11の先行試作品と記念撮影
下段右端が先行試作品の「9999」。解像度アップの効果は・・・・・。
まあ気分の問題です。

5個が揃ったところで最後の仕上げ。
妻面の扉の施錠ロッドとヒンジを貼り付けます。

写真4. 施錠ロッドとヒンジと・・・
キットには施錠ロッド、ヒンジもレーザーカットで再現されています。いやあレーザーカッターはすごいですね。
そして写真下のパーツ(?)は私が用意したもの。その理由は後ほど。
施錠ロッドもヒンジも数が多い。2枚重ねで使うとちょうど良い数ですが、説明書にはその記載もないし・・・
ということで「シングル」で行くことにしました。

写真5. 扉面
仮組みして黄緑色を吹いてからバラしてますので、側板の断面部(扉面の両端部)の塗料が剥げてしまっています。先ほどの手製追加パーツはこれをカバーするためのもの。シール紙を1.2mm幅に切ったものです。

写真6. シール紙、ロッド、ヒンジを貼りました
ロッド、ヒンジともに「シンナー接着」、そして「シングル」仕様で大丈夫なようです。余った分は予備ということで保管しておきます。
そして最後に仕上げにクリア(半光沢)を吹き、底板を接着して完成です。

写真7. 完成しました
よく見るといろいろ「アラ」がありますが(笑)、なんとか完成にこぎつけました。

写真8. コキ5500に載せてみた
パンケーキコンテナさんのコキ5500の方は未完成(というか未着手)なので、2年前に着手してそのまま放置していた自作のコキ5500に載せてみました。台車はアダチのTR63です。


《16番》コキ5500を作ろうかな(その7)C11コンテナに浮気

2020-04-17 | 工作室

コンテナの量産化がなんとかなりそうということで、追加発注していたコンテナが届きました。
コキ1両分5個のコンテナを追加するつもりが、ついついコキを1セット(2両)追加し、それに合わせてコンテナも3セット(15個)をポチっと。うち1セットは新製品のC11コンテナにしてみました。

写真1. パンケーキコンテナさんのC11とC10

C11を手にしてまず脳裏に浮かんだのはナンバリングのこと(^^;
作りかけの第一陣のC10を放ったまま、浮気してC11の印字テストに走ってしまいました。

まずは、お手製のアダプターをバージョンアップ。
コンテナのサイズを確認するとC10とC11はスリーサイズは同一。念のためにキットのパーツを測ってみても同一サイズ。ということでアダプターのバージョンアップ作業は「C11用」と印字したシール紙を貼って無事終~了~(笑)

例によってペイントソフトでナンバー類を作成して印字してみます。
ナンバーの塗り位置等はこちらのサイト(=鉄道CAD研究所)を参考にさせていただきました。

まずは普通紙をコンテナのパーツ大にカットしてテスト第1刷。
印字位置等を調整し、第2刷は実際にペーパーキットで確認します。この手順はC10のときと同じ。

写真2. バージョンアップ(?)したアダプタで印字テスト(第2刷)
ナンバーは「999」にしてみました。
印字はうまくいってますが、印字位置がまだ少しズレています。
目立つところでは側板のJNRマーク。観音開きの扉の上の枠(?)にあるべきなんですが。

そこを再調整してテスト第3刷。
修正後の位置が分かりやすいように印字の色は青色で。決して「〇〇〇映え」を狙ったわけでなく実用重視での色分けです(順番は逆の方がよかったかな)。そして仮組みして記念撮影。

写真3. 側面之絵
なんだか手振れした写真のようですね。

印字位置を全体的に上げた他、左右の位置も微調整した結果、JNRマークもうまく扉枠に収まりました。

写真4. 妻面之絵
あっ右側の側板が外れかかってる。仮組みですからね。

これでC11についても見通しが立ちました。
これからC10コンテナ15個、C11コンテナ5個を一気に量産、と行きたいところなんですがこの週末は出勤だし、天気も悪いようなので足踏み必至ですな。


【N】サロ152をサロ112にする

2020-04-14 | 工作室

コキ5500&コンテナの組み立てはちょっとお休みして、コキの前に着手していたNゲージのお話しです。
新年早々に入線した113系の編成に、手元にあったサロ152をサロ112化して組み込んでやろう、というプロジェクトです。

写真1. サロ152

このサロ152、例によって入手時期をはっきり覚えていませんが、153系を165系化するつもり(当時は165系は未リリース)で入手した中の1両だったかと。
まあそんな昔のことは忘れて(笑)、現在余剰になっているので有効活用です。

サロ152をサロ112にすると言っても、実車に忠実に形式変更するつもりはさらさら無く、ナンバーさえそのままでカプラー交換だけでお茶を濁すという構想。
さっそく標準装備のアーノルドカプラーをストックしているKATOカプラー密連型Aに交換して「ハイ一丁上がり!」のはずだったのですが・・・

写真2. 繋がりそうで繋がらない
左がサロ112(サロ152)。連結器はKATOカプラー密連形A。
写真で見る限り連結できそうなんですが実は連結できないのです。
113系セットに同封されている説明書にも「KATOカプラー密連形#2 新性能電車用(ぐりれ註:113系に使用されている)は、KATOカプラー密連形には連結できません」と書かれていました。

というわけで、113系用のAssyパーツとして発売されている「モハ165 カプラーセット」を取り寄せました。

写真3. カプラーセット

このカプラーセットはボディマウント仕様。これをどうにかして車体に取り付けなければなりません。

写真4. どうやって取付けましょうか製品版113系は床板に2つのスリットがあり、それにカプラーセットの爪をパチンとはめ込む構造ですが、シロウト工作では精度よく小さいスリットを開けることは無理。

写真5. 穴をあけました
ということで私の採った方法は穴を開けて爪を逃げる方法。爪の幅は約2.8mm。そこで位置を合わせてドリルで3mm径の穴を開けました。また床板端部もカプラー側の突起を逃げるために少し削り落としました。

写真6. 取付け完了
うまくはまってくれました。
固定方法は爪パッチンではなく、ゴム系接着剤のお世話になっています。もちろん元の台車のカプラーは切断。

写真7. 連結できました
左がサロ112(サロ152)。めでたくサロ110(写真右)と連結できました。
簡単なパーツ交換のつもりが、そんなこんなで少しだけ手間がかかってしまいました。

私としてはこれでオシマイと思っていたのですが、車体の塗り分け位置が113系と異なっているとか、クーラーが実車と違うかも?とか、屋根の色が1両だけ違ってしまうなあ、とかとか・・・気になるところがないわけではありません。

いや、ここは初志貫徹。カプラー交換だけにとどめておきましょう。深入りしてはいけません。
あっ、グリーンマークが付いてないや。