ROSSO COME IL CIELO(2005/イタリア)【DVD】
監督・脚本: クリスティアーノ・ボルトーネ
出演:ルカ・カプリオッティ/シモーネ・コロンバリ/アンドレア・グッソーニ/アレサンドロ・フィオーリ/ミケレ・イオリオ
音と勇気が、僕の瞳になった。
イタリア映画界で活躍する実在の盲目のサウンド・デザイナー、ミルコ・メンカッチの体験を基に作られた感動作。おすすめ映画です!
story
1971年、イタリアのトスカーナ地方で、10歳のミルコ(ルカ・カプリオッティ)は銃の暴発により視力を失う。視覚障害者は特殊学校に入るという当時の法律により、彼はジェノヴァの全寮制の盲学校に転校する。新生活になじめないミルコは、寮母の娘フランチェスカ(フランチェスカ・マトゥランツァ)と2人で“音”を集め始める。
事故により、突然視力を失った10歳の少年ミルコ。法律で普通の学校には入れず両親と離れ、全寮制の盲学校に入る。
「他のみんなとは違う!」彼の混乱ぶりがひしひしと伝わってくる。
学校には生まれつき視力を失った子どももいて、今まで見えていたミルコに質問してくる。
「色って何?」「空はどんな色?」
色というものが理解できないのね。
ある日、ミルコは一台のテープレコーダーと出会う。
自然の音を集めるようになり、音の魅力にとりつかれる。
目が見えなくても音で表現できることを知り、仲間とともに音づくりに励むのだ。
学校の隣に住む少女とも仲良くなり、そこはイタリアの男の子。笑
仲間たちと学校を抜け出し、はじめての映画館ではしゃぐ彼らはこちらまで楽しい気分になる。
広がるイマジネーションの世界。子どもにとって、想像力ってほんとに大事だと思う。
神父である先生が理解のある人で、ミルコの才能に目をつけ応援してくれるのね。
しかし盲人でもある校長は、規律に従わせようとする。
子供の可能性を導いてやるのも大人ですが、摘んでしまうのも大人なんです。
お涙ちょうだいものではなくて、サラッとしてます。
子供たちはいずれもオーディションで選ばれ、自然な演技がいい。
ハンディがあっても、そこに立ち止まらないミルコの勇気に、大人も励まされると思うな。
《音の魔術師》ミルコ・メンカッチは、現在もイタリア映画界で活躍中です。
★★★★☆(5段階☆は0.5)
「ミルコのひかり」公式サイト
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これと、「この道は母へとつづく」も観ようかなーと。
子役特集かしら(爆)
最近は新作の2泊3日は辛くて・・・準オチでないと、みられないんです。。
ミルコ、さらっとしていて観やすいよ。
「この道は母へとつづく」もよさそうだね。
健気な子どもみると癒される。笑
この作品は私が今年DVDで観た映画の中では一番好きです。
障害者を描く映画は涙を誘う演出が多いけど、
この作品は子供達の冒険心をみずみずしく描いていたのが良かったと思います。
多くの人達にオススメしたい作品ですよね。
そうなんですよね~。
理解して導いてくれる大人との出会いがどんなに大切かってことを考えさせられました。
みんながみんなミルコみたいな才能を持っているわけではないけれど、それでも可能性は探ってあげたいですよね。
BCさん今年一番のお気に入りの映画ですかっ!
私は何気なくみたらとてもいい作品で得した気分ですよ。
そうそう、この手の題材はお涙頂戴になるけども、サラッとしててイキイキとした子供の姿が印象的でした。
知らない人も多いと思うので、ぜひみてほしいね。
>理解して導いてくれる大人との出会いがどんなに大切かってことを考えさせられました。
ですよねえ。あの神父さん、ミルコの才能に最初からきづいてくれて、いじけていた彼を励ましてくれたよね。いつも気にとめてくれたし。ほんとに出会いって大事ですね。人間には未知の可能性があることも教えてくれましたね!
印象的でしたよね~。
目の見えない人に、色を説明するというのは
難しいよなぁ、と思ったり、ミルコのその説明の仕方に子供らしい良さが出てて、すごく好きでした。
彼にとって、味方になってくれたあの神父さん
友達、可愛い彼女^^、それに先輩のあの向上で働いていた人などなど、いっぱい仲間がいたのが良かったですよね。
子供の想像力の素晴らしさを思い知ったし
ラストのあの映像を見て、あ~きっと大丈夫、と思えたところなどなど、とても爽やかな気分にもなれた映画でした♪
子供達の躍動感がとっても好きな私なんですが・・・一番感動したのはやはり映画を見に行くシーンかなあ。
みんな目が見えないのに笑ってて・・・。
役は本当に見えない子もいるんですけど、主役のルカ君は「見る子見える子」なんですね;笑
見えない子に見えます。爆
イタリアの明るい太陽と澄んだ音の世界にしびれましたー
色って、生まれつき目の見えないひとには、説明むずかしいね。
ミルコがたとえば風にたとえたりするところは感性鋭いなあと。
神父、彼女、友達、ミルコに味方してくれたことがうれしかったね。
人間の可能性、子供の想像力のすばらしさをよく描いてたね。
ラストもすがすがしくていい映画だったわ!
こどもたちの映画館のはしゃぎよう、こちらも楽しくなりました。
ひとりで見るよりも、大勢でみることの楽しさも伝わってきましたよ。
主役の子、演技うまいですよ。自然でいい。
イタリアの赤い空が印象的だったし、音って奥が深いものですね。
思いがけずいい映画でしたよ~