デジカメぶらりぶらり

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横綱

2009-05-10 05:59:45 | Weblog
永田町の政権取り場所、1人横綱から両雄が並び立つ情勢になった。が、仕切り直しが延々と続き、解散総選挙の大一番がなかなか実現しない。

今度こそ、とささやかれていた「5月解散」も困難と報じられている。名横綱の双葉山は「後の先」(ごのせん)と呼ばれる相撲を取った。

相手より一呼吸遅れて立ち、やがて先手を取る。堂々と受けて立つ横綱相撲の典型とされる。互いに敵失に乗じようとスキを狙う永田町。さて誰が横綱か?

大河ドラマ

2009-05-08 07:17:10 | Weblog
大河ドラマ「天地人」は、ストーリーよりも直江兼続や上杉景勝などの武将役にイケメン俳優を起用したのが人気の源なっている感じがする。

折りしも魚津城の攻防が放映されている。能登の戦いで七尾城への観光客が増えたように魚津への関心も高まるに違いない。前田利家ら織田軍団が、篭城する上杉勢を攻め立てて陥落させるのが魚津城の戦いである。

が、落城の前日に信長は本能寺で死んでいたというドラマチックな攻防戦の跡だ。信長の死を知らずに玉砕した上杉勢に涙を流すには十分な舞台である。

裁判員

2009-05-06 08:43:48 | Weblog
農繁期の農家、患者から目を離せない医者、火を絶やせない窯業者、休むと減収になる派遣労働者等々。

裁判員制度への参加が困難な職業と状況が紙面に紹介されていた。裁判員辞退の是非を判断する参考になるという。が、自分の方がもっと忙しいと感じた人も多いだろう。

この事例をもって「あなたはこれより暇だ」と言われたらたまらない。最高裁に聞いてみたい。暇な人は、いくらでもいると思っていたのかと、開始の月になった今ごろ、後ろ向きのことを言いたくないが、開始直前に判断を混乱させるような発表をする司法当局に不安を覚えるのである。

犠牲を強いれば個人の生活はおろか、社会が混乱する。裁判員に選ばれる地域別確率も公表された。低い方から富山2位、石川3位だった。

犯罪数と人口比の問題があって大都市周辺の確率が高くなるが、人口80万人に満たない高知が上位3位にあった。

北陸の穏やかな風土をあらためて思った。が、日本中の勤め人も自営業者も、子育て中の主婦も、皆忙しい。

この極めて常識的な現実を分らないと、新システムはスムーズに進まないだろう。

木造家屋

2009-05-04 05:57:32 | Weblog
わらや丸太の家より、煉瓦や石でつくった家が丈夫だと思うのは西洋文化の反映であり、木と紙で快適な住まいを造る日本人が真似る必要はないという。

石はわらより本当に強いのかはどうか逆説的に問うているように読める。新型インフルエンザの侵入を防ぐには、渡航を止める欧州ふうの頑固な考えがある。

いわば石の家に閉じこもってオオカミの侵入を防ぐ作戦である。が、国際化の進んだ今日、人の交流を止めることが可能だろうか。

仮にできたとしても効果は十分だろうか。今回のウイルスは毎年流行するAソ連型インフルエンザと同型で、すでに日本人には免疫があるとの説もある。

風通しがよく湿気も少なく、清潔な木造家屋には石の家とは違った力がある。警戒水準が上がれば上がるほど、東西文化の違いが問われるに違いない。

才能

2009-05-02 06:57:02 | Weblog
音楽家として成功する方法を教えてあげよう、と指揮者の岩城宏之さんが言われた。「ユダヤ人に生まれること。だから私たちは失格だ」。

無論軽い冗談だが、芸術の世界はふだんの努力だけでなく、持って生まれた才能がモノを言う。

絵や音楽の才能の芽は、子どものころに既に見極めがつく。勉強したら追いつけるという話ではない。そんな才能に見放された者にとって、クラシック音楽や名画の鑑賞は、つい肩が凝る。

分ったような顔をしてうなずくのも、骨が折れる。食わず嫌いを押し通しているが、美空ひばりさんがオーケストラをバックに、歌劇のアリアがある。歌詞も物語の筋も分らないが、演歌の女王による時折コブシを利かせた熱唱は、異国で生まれた音楽を身近なものにしてくれる。

音楽が苦手はいても、はなから音楽嫌いは、そうはいないだろう。