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お仏壇の飾り方(荘厳)や仏具は各宗派によってさまざまです。
また、同じ宗派でも地方によって荘厳の仕方が違う場合もあります。
これはある程度仕方のないことなのですが、
どの宗派にも共通で、変らない事が一つ。
それはお仏壇の最上段、須弥壇の真ん中がご本尊様で、
その左右が両脇である、ということ。
もちろん、宗派によってそれぞれのご本尊様等は違いますが
この並び方の原則だけは同じです。
写真は浄土宗のご本尊様と両脇ですが、これが掛軸(絵像)になろうと
仏像であろうと、基本は同じです。
中にはより丁寧にご本尊様の脇侍の仏様を祀られるところもあるかも
知れませんが。
そこで、このご本尊様はいいとして、
「両脇の区別がつかなくなっちゃった!!!」
「どっちが右でどっちが左なの???」というご質問がちょくちょくあります。
浄土宗なら
「数珠を持っていらっしゃる方が法然上人で左側、
小さい仏様が描かれている方が善導大師で右側です」というのが
正しい答え。なのでしょうが・・・
電話なんかだとお客様にごちゃごちゃ説明しても始まらない。
まずは、「両方とも、お顔が真ん中のご本尊様の方を向くように
並べてください。」とお話します。
結論はなるべく早く、簡潔に述べないと、お客さまは混乱してしまいます。
これはほとんどの宗派の両脇にも応用できる見分け方です。
日蓮宗とか、たまに例外はありますが。
ところで、この、右側の善導大師。
善導大師が念仏を唱えるとそれが阿弥陀仏の姿となって現れた(応声即現)という
言い伝えを元に、口から出る仏が描かれています。
決して「雲を吐いてる」わけではありません。念のため。
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