接客販売に携わる以上、
「お客様が何を求めているのか」を
しっかりヒアリングするのは基本中の基本。
とくに仏事に関するものは
名前やら使い方やらお客様自身にも
よくわからないことも多いので聞き取りには注意が必要です。
わかっちゃいるけど・・・・・・
しばらく前のこと。
来店されたお客様のご要望は
「香合(お香を入れておくこういうもの↓)の
台が欲しい」というもの。
ところが・・・・通常香合に台は使わない・・・
一体どんなものを差していらっしゃるのか、皆目見当がつかない・・・
私の勉強不足?????
調べてお取り寄せ、ということにしようにも、
今日、これから必要、とのこと。
時間稼ぎは無理!!
まずは香合をお見せして、あれこれお尋ねして
「我が家では香合に蓋はなく、その台にのせていた」
「香合はあるのに、台だけ紛失してしまった」
「ほぼ同じ大きさの台だった」
というヒントから
当てはまりそうで、台、として使えそうなものをピックアップ。
結局、マルチに使える敷き台(青矢印)をお買い上げいただきました。
お客様が帰られてしばらく・・・・
本当のところ、どういうものだったのか???と悩むことしばし。
そして、はた、と思い当たる。
一般的に、香合を使うときはこんな感じ。
・・・・ひょっとして、お客様のお宅では
開けた香合の蓋をひっくり返して下に敷いていらっしゃったのでは?????
いつもこの状態だったために、
来店されたお客様は「香合」は上の部分で
下(実は蓋)は台、と思い込んでいらっしゃったのでは????
これですべての話のつじつまがぴったり合う!!!
コレだ!!
と気付いたときにはお客様の姿は見えず。
もう少し早くひらめいていたら・・・・・
痛恨のヒラメキ遅れ・・・・
頭の反射神経、なんとか上げられないものか・・・・
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