支援側の明日に向けて

支援側とは言え、我々も震災渦中に居る。
我々が参らないように。
あまりに肩を張らないこと。

揺れは怖いが、揺れの谷間を縫ったうまく外の空地に行くこと。
その際には、コートなどで首と頭を隠すこと。
ガラスが割れ破片が首・頭に刺さったら終わりだ。
首には神経が集まっているから。
仕事中マフラー巻いておくのも良い。

騒ぎの治まり後の注意は、阪神淡路大震災の時は、窓ガラス割れたビルにカケラがぶら下がっていたケース。
そういう視野を持つこと。

また、緊急経路のドアは半開き状態にしておくこと。
地震が起きてからではダメだ。
ひしゃげて開かないのを防ぐこと。

今後 3月13日 20時時点

夕刻、外に出ざるを得ず。
しかし街の平静が不気味だ。
何事も無いかのようなそぶりの街。
近い彼方で苦しみの人が居るのに。
女の子の笑い声が幻覚のようだ。

電池を買いに行くと、ごっそり無い。
買い占めか出し惜しみか物流理由か。

食事・睡眠をロクに取っていない自分自身がふらついている。
伝えるべき自分がこんなことではいかん。
四六時中の余震が平衡感覚を狂わせている。
パンとコーヒーを有難く食し、漢方薬服用。

つくばの自分の担当子会社社長からやっと電話が来る。
明日の話をしたが「大丈夫大丈夫」と前向きな口調だったが「まずは生命優先で現場の人の指示を。今日は休んで下さい。」と伝えて切る。

ポストに、東京電力からの支払督促状。
なんやかんや言っても、我々は東京電力の暴走を止められ無かったことを思い知る。
コンビニのバイトのお兄さんが事務的にはんこ押し、ぺりぺりと領収書を受け取る。

そのお金が原発に還流される皮肉。

そうは言っても時は止まらない。
ペシミスティックに染まるのはやめよう。
今からの事を考えよう。
アメリカの２人を入れた福島原発の最悪事態阻止、そして、東海の原発停止を決断させねばならない。
それはさらに電気供給を絞る事に繋がるがやらねばいけない。
今後数百年単位のレベルの事態なのだから。

我々が出来ること

我々が出来ること

●今、無用の電話をしない。
そのことによって、こちら支援側の不要な混乱を招かないこと。
電話が身内・肉親なら分かる。
しかし、相手が会社だと、向こう側に不用意な仕事が増えてしまう。

例えば、ライフラインであるガス会社。
自分も家に帰った際、ガスは地震で自動停止していた。
そのときよぎったのが、ガス会社に即電話している人が居るであろうこと。

ガスは、書いてある手順に従えば復旧する。
注意点としては、ガス漏れを臭いで感知すること。
それさえクリアになれば、手順に従う。
キャップを外して復旧ボタンを押す。
ガス漏れの臭い・復旧しない場合のみ、そこで初めて電話する。

被災者と支援側が電話して繋がるために全体で心がける。
出来るだけメールを最大活用する。

●無用なパニック行動を避ける。
阪神淡路大震災の際にも、大阪では買占めのパニックが起きた。
それは兵庫の人たちに物資を届けるためだった。
実際、それを積んで、粉塵の中、現地までバイクで送り届けた男気ある支店長が居た。
届けられる・手渡せる距離だったのだ。

しかし、今回の見聞きするパニックは違う。
今聞いている限りでは、ガソリンスタンドへの給油の行列。
その車でスーパーへの買い溜め。
そういう事が、被災地に行ける（途中まででも）陸路の阻害／混雑に拍車をかける。
とにかく、出来るだけクルマに乗るのはやめよう。

●エネルギーを集中させる。
震災への対応にエネルギーを集中させることを考えて、無用なノイズを発する行動は避けること。

自分が帰宅難民のパニックの人々を見ていたとき想ったのは、１日の短期的な事と長い被災者の苦が頭で天秤になっていた。

●声かけをすること。
阪神淡路大震災のとき、東京キーのフジテレビの安藤優子が、まるで他人事のようにキャーキャー起きていることに騒いでいた。
そこに、感覚のズレと放置されている疎外感を覚えた。
今、被災エリアに居て疎外感を味わっているであろう人にメールで「大丈夫だよ」と声かけをすること。
それだけでも、心は満たされる。

＊＊＊

追記：今、ＴＢＳラジオを聴いて思い出した。
阪神淡路大震災のとき、身体を動かさないことで、エコノミー症候群になり、突然死した人が居たこと。

被災エリアの人へ
室内でも＜無理の無い範疇で＞身体を少しでも動かしてください。
日々が進むたびに、次第に身体が緩慢になりがちですから。
少しでいいですから。
リラックスするつもりで、やってみてください。

心配するなと言いいません。
でも、肩の力をたまには抜いてもいいじゃないですか。
世界がみんなを忘れてはいないのですから。
糸は切れてなんかいないです。
それを想ってください。

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●テレビとラジオ
即応してＮＥＴでテレビを配信したのは「ニコニコ動画」。
テレビの内容は吟味すべきだが、その即対応に敬意。
ただ、テレビは、ひたすら同じような惨状だけを繰り返す意味無し部分がある。
これが、見る人を疲れさせる。
見るのも大事だが、そこに完全に見る側が縛られる。
被災者・支援側共に疲れてはいけない。

テレビの横並びの報道に無いのが、愛すべきラジオ。
ラジオは、色々な情報・知識と共に、疲れた者にも癒しになる。
人肌・呼吸のメディア。
まさに人と人の血をＣｈａｉｎで結ぶ。
東北の被災者は、今、ちりぢりな状況だろうが、もし数人で助け合う小さなコミュニティにラジオがあるならば、みんなで集まって聴いて欲しい。

●海外支援
『横須賀基地を母港とする原子力空母ジョージ・ワシントンに加え、軍事演習のため西太平洋海域に展開中だった原子力空母ロナルド・レーガンを、旗艦とする機動部隊の艦船３隻を、日本の自衛隊と連携のうえ三陸沖へ。
さらに、シンガポールに寄港中だった米国海軍第７艦隊旗艦「ブルーリッジ」や、
揚陸艦「エセックス」ほかドック型揚陸艦４隻も人道支援や救助物資輸送のため緊急配備に・・・。
巨大空母の緊急配備に伴い、地震発生からわずか6時間後には、上空を飛び交う１００機を超える米軍戦闘機が日本の太平洋沿岸各地で確認されている。
世界各国から支援が寄せられているが、まさに桁違いの規模。』（ニュースより引用）

世界からの被災者探索・支援活動の増強だ。
みんな頑張れ。

●輪番停電
今、放射能問題で揺れる独占企業＝東京電力の発電所の停止で電力供給が落ちる対策で、明日から関東も電力調整に入るようだ。

ここで重要なのは、気持ちとしてみんなが節電するのも大事だが、日本の国家方針として、大企業を電力カットさせないと、大規模な電力抑制にはならない。
ここは国家としてコントロールして欲しい。
その中で、あくまで国家全体で震災を救う事・人命優先を第一義とし、ライフラインと物資輸送に当たる企業のみに電力を集中させ中心に据える。

既に、トヨタ、日産は、明日の操業停止宣言をしたらしい。
上記に当たるライフライン・物資輸送・医療等に関係の無い企業は、国家存亡の危機と捉え、自主的に手を挙げて欲しい。

●放射能対策
隠蔽体質の東京電力には、任せておけない。
これは、地球レベルでの今後を左右する事態である。
アメリカが手をこまねいて、原発のプロフェッショナルが２人アメリカを発ったという。
何とか最悪の事態は避けねばならない。

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さくりんさんのご両親が無事で居られますように。
そして、被災した方々が生きて乗り越えられますように。

■地震関連
今回の地震がどこで終息するかは見えない。
ただ、阪神淡路大震災の時は、数ヶ月という長期間に及ぶ状況だった。
（追記：メディアが引いた後も、現地の現実は終わっては居なかった。）

阪神淡路はある程度密集したエリアで助け合いが成り立ったが（逆に被害が集中してしまったが）、今回の東北エリアは場所に拠り孤立してしまっている／何人かの連携での助け合える身近な仲間が居ない場合、家が名残惜しくても離れる交通路が使える状況なら一旦離れた方が良い。

さくりんさんへ
現地と見守る側と双方が心配し合って疲れてしまう事を避けましょう。
期間がどの程度か、見極めましょう、一緒に。
双方の心身が磨り減るのを、まずは避けましょう。
いつ来るか分からない不安下で居る疲労の度合いは通常と違いますから。
お父さん・お母さんの肉声から、一番身近な人がその具合を感覚で受け取りましょう。

私は、明日から仮設住宅の準備に入る事になると思います。
「４週間で４８００戸を作る資材がある」という回答を大手建築会社はした／させられたそうですが、４週間で出来る戸数は、被災者全員の受け皿には程遠い数しかない。
また、人命優先の中、そうやって頑張って助ける側（職人さんなど）で過労死した人が居た。
政府の提示しているほど現実は甘くはない。

追記：３月は建築の繁忙期で、材の供給元にまだ現場に持ち込んでいない材があれば、納品予定を「有事」延期して東北に回す事。（職人さん含めてでないと阪神淡路の二の舞になる）

阪神淡路の際は、抽選という残酷な形となり、そこに入れる人／入れなかった人が出てしまった。
気持ちの糸がそんな理由で切れないように、仮設住宅ではない道も考える事。
供給戸数より被災者の方が多いことを想定する事。
また、４週間で作ったとしても、その４週間さえ被災者には長い。
１日１日でさえ長い。
耐久戦でへたらないためには、お互いの励まし合いが絶対に必要。
そういう仲間が居る事が大事。

追記：日本は、阪神淡路、そして、新潟と震災で学んで来ている。
１９９５年の阪神淡路よりも、関係者の動作の流れは良くなっているはずです。


■放射能関連
福島原発地域の風向きをマピオンが掲載し出しました。・・・以下アドレスです。

http://www.mapion.co.jp/topics/genpatu/

２０ｋｍより外の人でも、注視してください。

備え

阪神淡路大震災の時、余震が控えめになった頃、風呂に浸かって・頭を洗っている時に、大きな余震が来て、あわてふためいたことを思い出した。

身体を温め、疲れを取るには風呂は大事。
しかし、迂闊なスキを作ってはいけない。

地震の際に即脱出するには、風呂入るなどは無防備なので注意要。

また、寝る時も、用意周到に準備したリュックを枕元に置く事。

しばらく余震が遠のいた時のスキは危ない。
即行動に出られるようにする事。

震災・放射能関連情報Chain

ＮＥＴで役に立てる事は少ないかもしれないが、地震に会われたエリアの方の安否確認の道筋の情報は以下の通り。

●グーグル安否確認サイト

①以下アドレスに行く。http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html

②右の枠にある「人を探している」「消息情報を提供する」 いずれかをクリックする。

③名前欄があるので、安否対象の方の名前を記入する。

●「災害用伝言板」・・・同様のサイトにある。携帯電話の電池が切れている場合もあるだろうが、糸口になる可能性がある。

ＮＴＴドコモ　http://dengon.docomo.ne.jp/inoticelist.cgi

ＫＤＤＩ（ＡＵ）　http://dengon.ezweb.ne.jp/service.do?p1=dmb221

ソフトバンク　http://dengon.softbank.ne.jp/

安否対象の方の電話番号を入れる。

●「伝言ダイヤル」・・・これはＮＴＴの固定電話対応だが、これも安否確認の一助になる可能性がある。

171 + 1 + 自宅の電話番号（市外局番からダイヤル）で伝言吹きこみ
171 + 2 + 自宅の電話番号（市外局番からダイヤル）で伝言再生

安否の分からない知人のいる方は不安とは思うが、自衛隊と共に、震災地に各国から緊急支援隊が東北地方に向かっている。地球レベルでの物資供給と震災支援は始まっている。最後の最後まで諦めてはいけない。

＊＊＊

■福島原発を中心とした周囲の方々へ

結論が見えない中だが、既に「レベル４」は事実。
今後に備えて放射能被爆は避けねばならない。
被爆量を少なくすべく予め回避するために（可能であれば）一旦土地を離れることも視野にしておく必要はある。
幸い東北地方の天気予報はこの１週間、現在のところ晴れか曇りだが、雨が降るようなことあれば雨には絶対に当たらないこと。
外には出来るだけ出ないように。
外出時は、皮膚が出る面積を減らすように衣類をまとうこと。

以下、ヤフーから部分引用する。

『被曝から身を守るには
１・放射線を遮る
２・放射線源から距離をとる
３・被曝する時間を少なくする

屋内退避と言われたら、放射性物質が飛散している外気が室内に入らぬよう、ドアと窓をしっかり閉める。エアコンや換気扇も切る。
避難のため外に出る時は、放射性物質が鼻や口から体内に入る「内部被曝」を防ぐことが重要だ。ぬれタオルで鼻や口を塞ぐと良い。
また、風向きにも気を配りたい。なるべく風下に入らないように注意する。
外から室内に入る際にも注意が必要。衣服には、放射性物質が付着している可能性がある。室内には汚染された衣服を持ち込まず、ドアの前（戸外）で脱ぎ、ただちにビニール袋に入れて口を縛る。体はすぐにシャワーで洗い流すのが良い。』引用終わり

また、これ以外の要素に、放射能を浴びた食品を飲食しての内部への取り込みは避けねばならない。

【補足】９時５２分
洗濯物は外に干さないこと。室内干しをすること。

＊＊＊

■震災時の注意

阪神淡路大震災時に起こったのが、物流停止に伴う供給減、今後も地震が続く事へのパニック。
そういう心理にはまらない事。

①食品の買占め・・・実名は避けるが、コンビニ軍団が水やパンの供給量を絞りながら、さらに値段を吊り上げ、あたかも市場に食品が少ないかのように思わせた例がある。そういう「あおり」に騙されない事。

②防災グッズ・・・ミニラジオ、手回し式懐中電灯、防止は必ず持っておいた方が良い。
阪神淡路大震災に日本橋からこの手の商品が消えるほど売れた。
用意するには、大したお金は掛からないが、ついでと言って余計なモノの便乗商売に引っかからない事。

③本棚等背丈高の物には注意・・まず、本棚等のガラスは外して置くこと。
阪神淡路大震災には、ガラス飛散防止シート、本棚等をカベに付ける金具が品切れになった。（本当の大地震では家具ごとスライドして飛んで来るので役に立つか否かは微妙）

④詐欺・強盗・訪問営業・・阪神淡路大震災は柔和な兵庫の方々だから助け合いが成り立ったが、震災に便乗し、安否不明者がどうのこうの・・と言いながら漬け込んでくるヤツが必ず現れる。変だな？と思ってもそこに誘導されてしまうケースがあるので注意。